2007/08/15

911事件から6年ー続く対テロ戦争とあなたにできること

また、悲しい出来事がおきてしまいました。

アフガニスタンにて2007年7月27日からタリバンの人質になっていた韓国人ボランティアが2人殺害されてしまいました。これが彼らが人質になる前に写された最後の写真です。

Kidnapped Koreans JPG



タリバン側はアフガニスタン政権に彼らの仲間の釈放を要求しており、それが適わなければ残りの人質も殺す、ということです。なんと私たちと似ているのでしょう。「これは日本人の写真」と言われたら、信じてしまうことでしょう。もちろん、いのちに国境はないですが。

私は解放を嘆願する署名をしてきましたが、なんと虚しいことでしょう。彼らのいのちを救うのに、署名しかできないなんて!
http://www.mypress.jp/v2_writers/wallaby97/story/?story_id=1644262

911の後、アメリカがアフガニスタンを攻撃していなければ、この悲劇は起きませんでした。今のアフガニスタンは、首都のカブールをのぞけば対テロ戦争以前と同じかそれ以上に軍閥が闊歩する治安の悪い状態に逆戻りしてしまいました。アフガニスタンの人々はどれほど苦しみ続ければいいのでしょう。

アメリカがアフガニスタンを攻撃した表の理由は、オサマ・ビンラディンが911の首謀者であり(いまだに証拠はありません)、彼がアフガニスタンにいたから、というものですが、あのときタリバン政府は、「ビンラディンが911の犯人だという証拠があれば、身柄を引き渡す」と言っていたのです。それを蹴っての問答無用の攻撃でした。これを許してしまった日本を始め国際社会の責任は大きいです。

こんなことが許されるなら、たとえばペルーで虐殺の非を問われているフジモリ元大統領(そういえば、この間の参議院選挙に立候補したのには驚きました)の身柄を渡せと日本政府に要求していたペルー政府は、身柄の引き渡しを拒んだ日本を空爆して、一般市民も殺してもいい、ということになりますね。

殺されてしまった2人の韓国人ボランティアの冥福を祈ります。

こんなことが繰り返されないためにも、私たちは911事件の真実を明かにする必要があります。そのためにいくつかのお知らせと提案があります。

911事件から6年目の2007年9月11日には、六本木の「スーパーデラックス」(六本木ヒルズのすぐそば)で、911のスペシャル企画があります。出演はベンジャミン・フルフォードさんと私。おしゃれな場所での市民運動とは違う人たちの企画を、ぜひ堪能してください。私は映像を多用して発表をさせていただきます。

そして、出版。こちらはどちらも硬派の出版社から、まじめな、内容の濃い911関連の本が続けて2冊でます。1冊目はディビッド・レイ・グリフィンのThe New Pearl Harborの翻訳本です。タイトルは『9.11事件は謀略か 「21世紀の真珠湾攻撃」とブッシュ政権』(緑風出版)になりました。分厚くて、2800円(+税)です。でも、これを読んでいただければ、911事件について流布している公式説がいかにうそで塗り固められているかは、わかっていただけると思います。書店に並ぶのは8月28日。

もう1冊が『9・11事件の省察』(凱風社)。これは日本の研究者(主に大学教授や助教授)が中心となって執筆し、なぜか私が執筆者の1人として参加している本ですが、これも力作です。表紙は私の親友のフジワラトシカズさんがやってくれました!こちらは2700円(+税)で、上記の本と共に話題になってほしいです。

両方買うと5500円(+税)となってしまいますが、これらの本が広く読まれて911事件の真相が広まることが、対テロ戦争を終わらせる(たった今起きている悲劇を食い止める)ことにつながります。どうぞ、お近くの書店に、この2冊をリクエストしてください。ありがとうございます。

上記2冊の本は、発売次第グローバルピースキャンペーンストアでも扱います。

*あなたの応援が私に勇気をくれます。クリックをありがとう。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

毎日楽しく読ませていただいております。
もうあの事件から6年目ですね。
アメリカ人も911テロの謎に気付き始めた人もたくさんいるようなのでブッシュたちも自由気ままに戦争などできないと思う(そう願いたい)
もしよろしかったら911事件特集をしていただいたら嬉しいです。
読んでいただき光栄です。

Yumi Kikuchi さんのコメント...

はい、911事件特集!やらなくてはね。今は第3回平和省地球会議のことで手一杯なのです。でも911関連で9月にはあちこちで講演します。