2008/04/29

報道の自由がない日本

長野で行われたオリンピックの聖火リレーについて報道では「聖火リレーは歓迎ムードの中、なごやかに行われた」ということですが、実際の現場にいた人の話は違います。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=787996903&owner_id=2071143&comment_count=115

上のミクシィから少し引用します。

ここからーーーーー

長野のJPG

Mちゃんが1日かけて一生懸命書いたプラカードを、 中国人が叩き落とした。
拾おうとするMちゃん。踏みつける中国人。
「おい、てめー何やってんだよ!」と制止に入った。
2mくらいの距離に警察がいたが、何もしなかった。

街中いたるところで抗議合戦。
救急車が来たり大騒ぎ。
僕らはひたすら抗議活動をした。
(動画あり)

雨が降ってきた。
それでも誰も抗議を辞めなかった。
中国人がかたまってる交差点を、
Tさんと旗を振りながら渡った。
沿道の中国人は蹴りを入れてくる。
とても沿道に入れず、車道を歩いていた。
警察が来て言った。
「早く沿道に入りなさい!!」
は?今入ったらボコられるじゃん。
なんで日本人の安全を守ってくれないの?
「じゃあ、あいつらに蹴りいれるの辞めさせろよ!!」と僕は叫んだ。
警察は「ご協力お願いします」と言った。

雨の中、聖火リレーのゴール地点へ向かった。
何故か中国人とチベットサポーターに分けられた。
警察は、「後で聖火の方に誘導するから。」と言った。
嘘だった。
ゴールの公園の外の何も無いスペースにチベットサポーターは閉じ込められた。
聖火なんか、どこにもなかった。
目の前には警察が何十人も取り囲んでいた。
こんな場所じゃ、声すら届かない。
数百人のチベットサポーターは、泣きながら警察に向かって叫ぶだけだった。
国境無き記者団もこちら側に来させられていた。
代表がマスコミのインタビューに答えていた。
(裏から撮影した動画あり)

聖火リレーがいつ終わったのかも分からないまま、
土砂降りの中僕らは叫び続けた。
この声を、伝えることすら出来ないのかと思ったら涙が溢れてきた。
MちゃんもF君も泣いていた。
こんなのってあんまりだ。
せめて伝えて欲しいだけなのに。
この叫びを聞いていたのは目の前に並んだ警察だけだった。



チベット人の代表が弾圧の現状を訴えた。
涙が止まらなかった。
内モンゴルの代表が弾圧の現状を訴えた。
涙がとまらなかった。

伝えたい。ただ伝えたいだけなのに、国家権力によって封殺された。
悔しい。悔しい。

日本は最低な国だ。
平和だ、人権だと騒ぐ割には、
中国の圧力に負けて平気でこういう事をする。
警察を使って。

帰りに携帯でニュースを見た。
「聖火リレーは無事終了。沿道は大歓迎ムード。」
「聖火リレーで日本人5人逮捕。中国人留学生に怪我。」

僕は愕然とした。
この国のマスコミは終わったと感じた。

ーーー引用ここまで。

こちらのブログもぜひ読んでください。テレビ報道では伝わってきませんね。

報道そのもの、そして「歓迎ムード」というのも演出し、つくられるのですね。
イラク戦争が始まる直前にサンフランシスコで2003年2月に体験したことを思い出しました。

わたしたち家族は25万人が集まった反戦デモと集会に参加しました。そこでバーバラ・リーさんやジョン・バエーズさんと一緒にわたしもスピーチをしたのでその日のテレビ報道を注意深く観ていたのですが、報道されたのは同時に行われていた「戦争賛成集会」のほうでした。こちらは参加者2千人でしたが、それだけいれば、たくさんいるように見えます。

反戦デモに行かなかった人は、「ああ、アメリカ人はみんなこの戦争に賛成なのか」と思ってしまうことでしょう。

バグダッドのフセイン像が倒されたときのアメリカの(そして日本も!)テレビ報道もひどかったですよね。カメラをひいて広場全体を映すと、人が集まっているのは像の周辺だけで、広場全体にはほとんど誰もいない。あとでわかったのですが、彼らはイラク人ではなく、クウェートなどアメリカよりの周辺諸国などから連れて来られたサクラたち。でも、テレビ報道では、バグダッドの大衆がサダム・フセインが倒れたことをよろこび、アメリカを歓迎している「絵」がつくられ、報道されていました。

マスコミが権力の手先になって真実を報道してくれないなら(でも、そんなマスコミの中で頑張っている記者たちもいるので、そういう人たちは応援し、サポートしましょう)、わたしたち一人一人がメディアになって、1人からまた1人へと伝えていきましょうね。

911事件の真実も、そのようにして、いつか必ずみんなに伝わるとわたしは思っています。
長野からの報告をくださった人たちに感謝!

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