2009/06/30

プルサーマル:「安全と分からないものを使って、ぼくらの未来をなくさないでください」

愛媛県に住む11歳の鷲野天音くんが、プルサーマル(原発のウラン燃料にプルトニウムを混ぜて燃やすこと)に反対する子ども署名を始めました。

新聞記事のJPG


私はこの文章を読んで、涙がでました。と同時に、大人として本当に恥ずかしく、申し訳なく思いました。

彼の言葉はまっすぐに訴えます。

「安全と分からないものを使って、ぼくらの未来をなくさないでください。
ぼくら子どもや、生き物が安心してくらせるような未来を考えてください。」

プルトニウムをウランに混ぜて燃やすのは危険です。もちろん、ウランだけでも危険がないわけではありませんが、さらに危険が増すのがプルトニウム混合燃料のプルサーマルです。

鷲野天音くんは11歳の誕生日に「プルサーマルを止めるための子ども署名」活動をはじめたそうです。もともと、科学や発電ということについて強い関心のある子で、自然の中で畑や草木染めなどをするご両親に育てられたためか、生き物との共生を当たり前のこととして育ちました。

あさって30日に愛媛県議会に請願書を提出するそうです。
11歳の子どもが署名を始めるなんて、すごい勇気と行動力です。

彼の書いた請願書の文章です。
請願署名用紙 http://www.tentsuki.asia/ikatakodomosyomei.pdf
愛媛新聞記事6/27 

四国で子どもたちが動きはじめました。
大人の私たちに何ができるでしょう。

署名は30日の提出後も集め続け、あさってに間に合わない分は次回の議会に提出する予定です。

皆さんのネットワークで、どんな形でもいいので、広めてください。
署名は自分の意志で署名をする20歳未満の子どもたちが対象です。

どうもありがとう。

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4 件のコメント:

can さんのコメント...

こどもたちの声を大事にする大人でありたいですね。未来にツケを残すような生き方は、したくないですから。
 当方のブログでも紹介しておきました。

Yumi Kikuchi さんのコメント...

どうもありがとう!子どもたちにいっぱいいっぱいツケを遺していますよね。私たちの今の暮らし方、生き方。すこしずつでも環境に負荷のない、未来につけを遺さない生き方を選択したいです。

mii さんのコメント...

はじめまして。miiといいます。
記事を読んでとても心が動かされました。
私は20歳を過ぎているので、署名の代わりにブログに記事を書きました。
署名が広がりますように!

Yumi Kikuchi さんのコメント...

ブログに書いてくださってありがとうございます。私がいつも言っていることは、「一人一人がメディアになる」です。メディアになる、ということは、ブログでも井戸端会議でもできますからね。口コミパワー、ブログなどのパワーで伝えていきましょうね。