人は話を聞いてもらえないと、ますます相手への不信感や不満や怒りが高まるからです。そして、その感情の奥には、人間が共有するニーズがあります。「調停者は相手のニーズにつながること」を心に留めて再度練習を積みました。
最後のロールプレイのとき、私の事情を全く知らないロールプレイの役を演じたメグとエリーが、まるで私の話を何もかも知っているかのようなアクトをしたので、本当にびっくりしました。そして、その問題を相手の気持ちに寄り添うことで 、互いの意見を聞き合い、理解できるところまで導いたトレーナーのミキ・カシュタンのNVCの高度な技と大きな人間性に感動しています。
学んだことはたくさんあり、私のノートはまっくろ(読めないぐらい)です。
結局、私も元夫も子どもの安全、幸せを願っていて、私たち2人にも平和が訪れることを待ちこがれていることに気づきました。彼が抱えている心の痛み、恐れもよく理解したし、私の価値観を共有できないこともよくわかりました。私の心の中には深い所で彼への感謝の気持ちがあることにも気づきました。
ロールプレイが終わるまで気づいたことをメモしながら、わりと冷静に観ていたのですが、終わったとき「ゆみにとって、どうだった?」と聞かれたとき、急に涙があふれてきました。
私はトレーナーのミキとロールプレイの役者の2人と抱き合い、感謝を伝えました。自分の感情につながり、安心して表現できる仲間たちの前だから、このようなリアルな体験が得られたのだと思います。
NVC合宿はあと2日。ここの仲間たちと別れるのは本当に寂しいけれど、日本の家族や東京平和映画祭の仲間たちとの再会が待ち遠しいです。東京平和映画祭まであと9日。このブログを読んでいるあなたとお会いできることも、楽しみにしています。
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