2010/06/01

ネイティブアメリカンの7つの教え@ポートランド

ポートランドに来ています。「マシュー」のお母さんのスザンヌ・ワードさんにお会いするために(玄さんの次の訳本のことで)来たのですが、夫のボブさんの緊急入院でお会いすることができなくなりました。

スザンヌさんにお会いできないのは残念ですが、平和活動家のブライアン・ウィルソンとお会いすることができました。ブライアンはニカラグアへの武器密輸を止めるために武器輸送の列車の前に立ちはだかり、両足を切断した人です。

彼は今、持続可能なコミュニティの創造に関わっていて、今日はその関係のイベントに参加してきました。アラスカのネイティブアメリカンで「Wisdom of Elders」というNPOを設立した女性のお話を聞きました。

彼女は7つのcommandments (戒め、という意味ですが、「教え」のほうがピンときます)をシェアしてくれました。

「ネイティブアメリカンの7つの教え」をメモってきたので、忘れないうちに書きます。

1、健康に生きる
2、世代から世代へと受け継いで生きる
3、静寂をもって生きる
4、幸せに生きる
5、助け合って生きる
6、力をもって生きる(力とはあなたの才能、受け継いだもののこと)
7、尊敬と誠実さと慈悲をもって生きる

3は直訳ですが、とくに自分と意見が違う人と出会ったとき、言い負かすのではなく、良く聞くこと、そして自分の心の内を見て、それでまた別の機会に自分のことを伝える、というようにする、と説明していました。そうすることで、争いを避けることができるのだ、すぐに議論をしないで、静寂を守り、自分の心を探ることをするように、ということでした。

シンプルだけど深いです。

うれしかったのは、彼女の話を聞きに大勢の人がホールいっぱいに集まっていたことです。アメリカ人がネイティブアメリカンの話をあのように興味を持って聞いていること、とくに若い世代が多かったことに希望を持ちました。

ポートランドはコミュニティービルディング、パーマカルチャー、自転車通勤・通学が盛んで、アメリカでも特にエコロジカルな町です。こういうところで暮らすのも面白いだろうな、と思いました。

サンフランシスコやオークランドでは庭で野菜を作っている人はあまりいませんでしたが、ここでは多くの人が野菜を庭で育てていて、ほっとしました。ローカルのベジタリアンレストランは若い人でいっぱいでした。

都会でも土さえあれば野菜は作れます!どんな小さな土地でもいいので、空き地があったら、果物の木を植えたり、野菜の種をまいたりして、食べられるものを育てましょう。野菜の花だってきれいですよ。

*読んでくれてありがとう。人気Blog Rankingに参加しています。クリックしてくださると、メディアからは伝わりにくい大事なことが伝わる助けになります。

0 件のコメント: