2011/03/11

チキン・アラカルト/第8回東京平和映画祭、開催決定!

ご飯を食べる前に、子どもたちと一緒に「チキン・アラカルト」という短編ドキュメントを観ました。海外の映画祭で複数の賞を受賞している小作品で、まだ日本語版はありません。
http://www.cultureunplugged.com/play/1081/Chicken-a-la-Carte

これを観て感じることは人によって違うと思いますが、私は何が本当に幸せなのかな、と自分自身と日本の一般的暮らしぶりを振り返ることになりました。

映画『ありあまるごちそう』を観たときは、日本は世界一の食料廃棄率(25%というデータもあり)で残飯大国あることが紹介されていました。日本では一日2〜3千万食に相当するたべものが廃棄されている、と聞いたこともあります(ネットワーク地球村は1日3千万食、と言っています)。

この数字が正確かどうか、もっと多いのが少ないのか私には確認する術はありませんが、もし人間が1日3食食べるとした場合、日本の廃棄食料だけで、毎日餓死している人(4〜5万人)は死ななくて済むかもしれない、ということは想像できます。この地球上でアジアやアフリカやラテンアメリカ諸国を中心に1日5万人の餓死者が出ていると想定しても、1日たったの15万食で足りる計算ですからね(2千万食にははるか及びません)。

恐るべし、日本の残飯。

日本が食料を自給できていない、第三世界を含む海外からの輸入に頼っている、ということが私は大きな問題だと思います。いわゆる「先進国」(という言葉は好まないですが、便宜上使います)のほとんどは、食料自給率が100%以上か過半数に達しています。日本の食料自給率はカロリーベースで40%と先進国中最低です。それでいて、食料廃棄率が世界一という現状を変えていきたいと思っています。

植草一秀さんは、「コンビニ食品の廃棄率をゼロにする方策」と題して、ブログでこんな主張をしています。

変えていく第一歩はまず事実を知ること、と常々私は思っています。このことを知った人が周りに伝えていく、という地道なことの繰り返しです。なかなかマスコミでは取り上げられないですから、一人からまた一人と伝えていくことが重要です。このブログの役割は何か、と聞かれたら、それ(私やあなたがメディアになり、伝えていく)につきます。

環境を守るにも、平和を創るにも、より公正な社会を実現するにも、まずは事実を知ることから始まると思います。

「知ることが平和を創る始めの一歩」、という合い言葉で始まった東京平和映画祭が、今年も6月26日(日)にオリンピックセンター大ホールで開催されることが決まりました。

昨年から実行委員会を重ね、試写をして、今上映作品を選んでいるところですが、最近は本当に素晴らしいドキュメンタリー映画が多くて、スタッフ一同選定に苦労しています。今年は1日の開催になったので、例年より上映する本数が少なくなりますので、候補作を絞るのがなおさら大変です。

なお、東京平和映画祭では第8回東京平和映画祭の実行委員、および当日ボランティアを募集しています。一緒に映画祭を作り上げるところから参加したいという方は実行委員に、当日だけでも何かお手伝いしたい人は当日ボランティアにぜひご応募ください。

応募はメールでこちらに応募の動機、お名前、連絡先(電話番号)、得意なこと(東京平和映画祭のためにできること)を書いて送ってください。

3月の実行委員会は3月13日(午後)と23日(夜)が予定されています。私は本番まですべての実行委員会に参加するつもりです。


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