2012/02/29

ガレージセールで170ドル売れました!/出会いのハワイ

毎週土曜日の午前中、ハワイ島では各家庭の駐車場を利用した「ガレージセール」が行われることを、「アメリカのファンドレイジング:コミュニティの経済循環」というタイトルのブログに書きました。
http://kikuchiyumi.blogspot.com/2012/02/blog-post_25.html

今、我が家にある家具も食器も何もかも、このガレージセールで買ったものがほとんどです。私は新品のものはどうしても必要なときしか買いません(これは1990年に地球と約束をしたので)。ハワイ島で驚いたのは、生活に必要なものほぼ全てを、ガレージセールであっという間に調達できてしまった、ということ。コミュニティの中でモノとお金が見事に循環しているのです(引越をする人が多いせいもある)。

実は私は日本で1990年頃、その頃はまだほとんどやっている人がいなかった「ガレージセール」を、モンキーベイ自然保護基金の資金集め(ファンドレイジング)のためにやっています。あのときは、友人知人に「不要品を寄付してください」と呼びかけて、家の応接間がいっぱいになるほどのモノをいただき、それを売って30万円ほどの売り上げを、アースデイの日にベリーズ(中央アメリカ)まで持っていって、モンキーベイ自然保護区に寄付したのでした。

このときのワクワクした感じがたまらなくて、私はサラリーマンを辞めて、環境活動家への道を歩み始めたのです(自然豊かなベリーズにほれた、というのもあります)。

今回は、子どもたちのサッカーチームがオアフ島に遠征に行くためのファンドレイジングですが、我が家の乏しい不要品を売って得られたのは約170ドルでした。今のレートだと、1万3000円ぐらい。まあ、午前中だけでこの売り上げなら、良しとしましょう。でも、オアフ島への旅費には届きません。もっと他の方法で資金集めをしなくっちゃ。

私たちは日本からハワイ島に引越すときに何も持ってこなかったので、まだ不要品はあまりたまっていません。子どもたちの着れなくなった服や靴(今、特に娘の成長が早い)、クリスマスプレゼントにいただいた使わないものや、キッチンで使っていないモノなどを処分しました。

私たちが今、ハワイ島(アメリカ)に来ている理由はいくつかあるのですが、その最大のものは、この国がより平和で持続可能な方向へ向かうと、世界への良き影響が最も大きいと思うからです。私が望むような社会を実現するには、アメリカの投資がよりエコロジカルで持続可能なものに投資されることが特に重要と思っています。

そうしたらなんと、まさにアメリカでそういう投資をしている会社の社長と出会ってしまった!ハワイ島の他に、コロラド、カリフォルニア、オレゴン、ワシントンなどにオフィスがあり、彼と数名のビジネスパートナーがやっている環境投資アドバイスをする会社のようです。1992年には、Investing From the Heart(心に従った投資)、2000年にはInvesting with your Values(あなたの価値に基づく投資)という本も出しています。

戦争と平和、グローバリゼーションとローカリゼーション、原発や化石燃料から自然エネルギー、地元でモノやお金を循環させることの重要性、遺伝子組み換えとオーガニックフード、などの幅広いテーマで話が盛り上がり、価値観や世界観がとても似ていて、お互いに驚いたのでした(あまりそういう人はいないので)。明日はその人とお昼を食べよう、ということになりました。

今は亡き私の父は、実は8m映画を作るのが趣味で、彼の遺作の『出会いのハワイ』は8m映画の愛好会でグランプリを取った作品でした。ここハワイでは、天国の父が采配してくれているような面白い出会いに次々と恵まれています。

持続可能な社会の構築に向けて、ハワイ島でも私ができることがあるといいな(今はまず、我が家の庭を持続可能にしようと奮闘中)。


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2012/02/27

ハワイ島に来ませんか?DoingからBeingへ

日本(主に東京と千葉)とハワイ島と数ヶ月ごとに行き来していますが、日本、特に東京とハワイはまったく違います。

東京は超特急、ハワイ島はゆったり、ゆっくり
東京の空はどんより、ハワイ島の空は真っ青
東京湾の海は濁ているが、ハワイ島の海は透き通るブルー
東京では呼吸が浅くなりがちだけど(いつも急いでいるからだ)、ハワイ島では自然に呼吸が深くなる

田植のJPG

日本のレストランは私の知る限り、何料理であれ世界一おいしい。ハワイ島で出会った日本の味に匹敵するのは、タイ料理。果物が美味しいので、自分でローフードを作れば、食の満足は得られます。
日本は温泉が各地にある、ハワイ島はヒロ側だけに温泉がある
東京湾河口の高濃度(NHKで放映された番組によれば、一部は福島並の汚染)の放射能汚染は、そのうちハワイ島にも薄まって届くでしょう。来月3月には津波で壊れた家などの瓦礫がこちらに大量に届くだろうと言われています。そのときは、放射線量を測定しなくてはいけません。

田植のJPG

福島第一原発からの放射能はもちろん、ハワイ島にもアメリカ本土にも届いています。日本は今や世界を汚染し続けています。米国があまり何も言わないのは、自国に世界最大の原子力産業を抱えているからでしょう。

環境に放出された放射能に関しては、どうすることもできないので、日本がやるべきことは、これ以上放射能を漏らさない、です。

田植のJPG

それにしても、この島はやっぱり大自然の神さまが息づいています。(本来、日本も神世でしたね〜)
ここにいるだけで細胞がゆるみ、呼吸がふかまり、カラダがリラックスするのがわかります。
「なにかしなくては(doing)」というあせりのような意識から、「生きているだけでいい(being)」、という「いま・ここ」の意識に変わります。

日本で東京からアクアラインを渡って千葉に入り、君鴨トンネルを越えると、ホッとする感じがしますが、それと似ています。

ということで、お誘いです。

ハワイ島でただの観光ではない特別な体験をしたいという方は、私たちがここにいる間に訪問を計画して下さい。

私たちが空港でお出迎えします。私がハワイ島の新鮮なオーガニック野菜と果物でつくるローフードフルコースも食べることもできますし、玄さんと私の健康・人生相談も受けられます。一緒にこの島のお勧めスポットに行ったり、食事をしたり、島を巡るツアーも希望ならできます。宿泊先や現地のアクティビティの手配も承ります。どんなことをしたいか、あなたの希望を言ってくだされば、あなたの希望に添った滞在プランをご提案します。ホームステイもホテルやリゾートステイも可能です。

2人以上ご一緒であれば、滞在中にハーモニクス・ヒーリングを学ぶことも可能です。日程も自由に設定できますので、興味のある方は私にメールでご連絡下さい。ハワイ島は見所が多いので、1週間ぐらいは滞在した方がいいとは思います。が、仕事のお休みをそんなにとれない、という方は3、4日でもいいでしょう。オアフ島(ホノルル)とハワイ島は全然違うので、訪れる価値はあります。

私たちは今はコナの町中に近い住宅地に住んでいますが、庭が広めなので、野菜と豆と果物だけなら(お米や麦などは無理)自給も不可能ではないことがわかってきました。将来の夢は、ハワイ島の自給率アップですが(今は自給率がわずか15%です)、まず最初は自分の庭からです。芝生をはがし、観葉植物を切り、火山の瓦礫を一つ一つ取り除き、すこししかない土にコンポストでつくった堆肥を入れて、これまでバナナ、いちじく、パッションフルーツ、コーヒー、みかん、マンゴー、ドラゴンフルーツ、そしてたくさんの野菜を植えました。

田植のJPG

前にチャレンジしたお米は途中で分けつが止まり、成長が完全に止まり断念。やはり水が流れていないのが原因でしょうか。沖縄の友人から暖かいところに向いた種籾を分けてもらったので、それで苗床を作り、実は今日、2回目の田植えをしたところです。(あきらめていない)

本当は水がわいているところで、田植えをしたい〜。まだそのような場所は見つかっていません。ワイピオバレーなら可能だと思うのですが、ハワイ人の聖地でタロイモ専用なので、お米を植えさせていただくのは難しいかもしれません。

もちろん、我が家の庭にもタロイモは植えました。ドライタロといって、お米で言ったら「陸稲」にあたる栽培方法です。普通タロイモは水田のようなところで栽培するのですが、そちらのタロのほうが美味しい感じがします。

田植のJPG

「郷に入れば郷に従え」で、私たちも主食をコメからタロイモやブレッドフルーツ(ウル)にしていく必要があるのかもしれません。私たちは、2年ぐらいでほぼ自給できるようになることを目指しています。本当に自給するためには、食べるものや食べる量も変えていく必要があります。

「自給」を目指したハワイと鴨川の二つの試み。これから私たちの暮らしがどんな風に変化していくのか、楽しみです。

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2012/02/25

アメリカのファンドレイジング:コミュニティの経済循環

先日、ある学校のファンドレイジング(資金集め)のパーティーに演奏するために呼ばれました(私はフルート、玄さんはギターと歌)。ハワイ島のコナにあるフォーシーズンズ・ホテルという高級リゾートの外の屋外シアターを借り切って行われたパーティーには学校関係者や父兄などが200人ぐらい盛装して集い、ディナーを食べながら、「サイレントオークション」というのをやりました。

こんな華やかなパーティーは私に取って初体験です。

普通のオークションでは、絵画や宝石などに購入希望者(入札者)が値段をつけて、オークショナーが声をはりあげて、入札者たちを競り合わせて、一番高額の入札をした人が落札しますよね。あれを、無言で紙の上に書いてやるのが、「サイレント・オークション」です。私たちはそのサイレント・オークションの間のBGM係。出品されている品物は父兄が寄付したものや、地元のレストランのディナー券、クジラを観るツアー、ホテル宿泊券、果物詰め合わせ、宝石や絵やクラフト、などが数百点。その学校の生徒が提供する「ベビーシッターサービス」「家庭教師」「ダンスレッスン」なんていうのもありました。

市場価格が書いてあり、最高価格もあらかじめ決めてあります(最高金額を最初に書いた人のものになります)。入札価格が最高価格に達するまでは紙の上で競り合いますが、品物に人気がなければ、最高価格や市場価格より安い金額でその品物が手に入ります。私は幸運にも、市場価格が90ドルのククイナッツのネックレスを25ドルで落札しました。ディナー券とクジラを観るツアーも入札しましたが、こちらは手が届きませんんでした。

なにより驚いたのは、学校のファンドレイジングをこれほど大々的に、派手に、楽しんでやる(準備はさぞ大変だったと思う)ことです。こんなパーティーは日本では体験したことがありません。

ディナー券は100ドルだったので、それだけで2万ドルが集められ(もちろん、ホテルにディナーと場所代を支払うので、残る金額は数十ドル)、あのオークションでは総額いくら集まったのかわかりませんが、ざっとみたところ、全ての品物が入札されていたので、相当の資金集めができたのではないでしょうか。

一方、明日、私は初めてのガレージセールをやります。3月に子どもがサッカーの試合でオアフ島に行くので、その飛行機代を工面するためのファンドレイジングです。こちらでは毎週土曜日の午前中がガレージセールの日で、不要になったものをガレージを利用して、安価(洋服などは25セント=20円ぐらいから)で販売します。

フルーツの苗木を育てたので、それが売れるといいんだけど。とはいえ私の方は、あの学校のファンドレイジングとは桁違いに小さい、ささやかなファンドレイジングです。(明日、どれぐらい売れたか報告しますね。あまりに少なかったら、恥ずかしいからしないかも!)

もう新しい「もの」はいらない、って私は思っています。今、この地球上にあるものを、そのものが不必要な人から必要な人に、たくさんもっている人から、持っていない人にわたすことができれば、足りている、と。ここコナのコミュニティでは、ガレージセールという地元の人同士の交換の仕組みが定着していて、とてもうれしいです。

未来の経済は、コミュニティの中でモノとサービスが循環するこんな形がより持続可能でいいんじゃないか、と思っています。

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2012/02/24

自由報道協会での記者会見に注目!週刊文春の“「甲状腺がん」の疑い!”の記事に関して

Bay NVCのリーダーシッププログラムの合宿のときに、私が「このままでは日本の子どもたちが放射能で殺されてしまう」「日本の子どもたちを放射能から守りたい」、ということを主張したときに、守りたいという気持ちはわかるけど、本当に本当に殺されるの?あなたが守れるの?そんなこと、あなたができることなの?あなたが守らなくてはならないのは、あなた自身の子どもなんじゃないの?と、言われたことがあります。

私はそのとき、遠く離れた自分の子どもたちのことを思って、涙が出ました。

確かに私は、放射能汚染地域から妊婦と子ども連れ家族を疎開・避難させたくて、「つなぐ光」を立ち上げました。これまでたくさんのちびっ子たちを含む200人ぐらいの方に沖縄に行っていただくことができました。

でも、現実は厳しい。福島には200万人以上が今も暮らしているのです。避難解除された地域に、人々は戻っています。放射能は今も漏れ続けています。

できれば30万人の小中学生だけでも集団疎開してほしい。けれど、現実は・・・。
このギャップが私を打ちのめします。問題のあまりの大きさと自分のあまりの非力さに。

人は切羽詰まると余裕がなくなって、暴力的な言動になりがちです。そういうときは、自分のコントロールの利かない他人にむかって「あなたは〜すべきだ」を連発したりします。そんなことを言っても、その人が変わるわけがないのに!

私はずっと相手に無理な要求をつきつけてきました。それでは相手に伝わらないし、つながらない。だから、熱い思いだけはいっぱいあっても、いろいろやりたいことが実現できていないんだな〜。
(ちょっとは、実現できたこともあるけれど)

世界の原発はまだ止まってないし
プルトニウム輸送も止められなかったし
911の真実なんて、もう誰も興味ないし
森林破壊も止まっていないし
海の汚染は放射能も加わってますます深刻だし
戦争を止めるなんて夢のまた夢だし

大地震の来る前に日本の原発止めたかった。このことでは、私はずっと悲しみを抱えて生きていくのだと思う。
でも、生きている間は、自分ができることを続けようと思う。身の丈にあった活動を。

というわけで、2月25日の自由報道協会の記者会見を注視しています。

ーーーーー以下、転載:

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
自由報道協会主催記者会見情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
報道各位

2月25日(土)19時より、おしどりマコ氏・「週刊文春」編集部緊急記者会見を行ないます。
会見では、「週刊文春」3月1日春の特大号(2月23日発売)の“郡山4歳児と7歳児に「甲状腺がん」の疑い!”の記事に関する質疑応答を予定しています。
参加を希望される方は事前に下記注意事項をお読みになり、協会事務局までお申し込み下さい。

[日時]2012年2月25日(土)19時~(18時受付開始)
[会見者]おしどりマコ氏・「週刊文春」編集部
[会場]麹町報道会見場
    東京都千代田区麹町2-2-4麹町セントラルビル2F
    東京メトロ半蔵門線・半蔵門駅下車。3a出口より徒歩約1分。
    東京メトロ有楽町線・麹町駅より徒歩約4分。
[申込方法]「会見参加登録#1」(http://fpaj.jp/?page_id=17)より、件名を
「2月25日おしどりマコ氏・「週刊文春」編集部緊急記者会見」と
し、必要事項を記入の上、本人がお申し込み下さい。
      会場に余裕があれば当日参加も可能です。
[申込締切]2月25日(土)15時
[主催]社団法人自由報道協会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 社団法人自由報道協会( FPAJ )事務局
 〒102-0093 東京都千代田区平河町1-9-1メゾン平河町201号
 Tel.03-5213-4888 ◆ Fax.03-5213-4989
 http://fpaj.jpinfo@fpaj.jp
 自由報道協会の活動は皆様のご支援で支えられています
 寄付については http://fpaj.jp/?page_id=75 をご参照下さい。
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2012/02/23

子どもたちに甲状腺ガン発生か

3月1日号の週刊文春の電車中吊り広告がもう首都圏では出ているでしょう。
http://meme.yahoo.com/lilac/p/_9Kvo7V/
郡山4歳児と7歳児に「甲状腺がん」の疑い!
避難民11人に深刻な異常

とあります。

沖縄の矢ヶ崎勝馬氏はチェルノブイリの例をグラフで示し、5年後にはほぼ50度のカーブで甲状腺がんが発生するとおっしゃっています。
http://www.ustream.tv/recorded/20391810
もうがんが疑われている、ということは、チェルノブイリより進行が早いです。チェルノブイリより被曝線量が多い(安全キャンペーンばかりで、避難が必要な子どもや妊婦もちゃんと避難させていないので)のかもしれません。

いつかこうなることはわかってはいましたが、こうして実際に記事になっているのを知ると、胸が痛んでしかたありません。本人たち、そしてご両親は今どんな気持ちでいるのでしょう・・・。想像するのもつらいです。

しかもこれはまだ始まったばかりです。放射能漏れは止まらないし、毎日毎日大気中へ、海へと広がり続けています。

どうか、今からでもいいので、子どもたちと妊婦さんだけでも、東電と国の費用で避難させてあげてください(子どもと妊婦には除染より避難が有効)。キレイな空気と水と食べ物を子どもたちにあげてください。どうか・・・。

「つなぐ光」は福島第一原発200キロ圏内に在住の母子家庭を対象に、沖縄への移住支援を始めました。
http://tsunaguhikari.ti-da.net/e3780790.html
少ない枠ですので、すぐにいっぱいになってしまうと思いますが、ご縁の方、必要な方にこの支援が届きますように。

以下、はなゆーさんから:
ーーーーーーーーーーー

【スクープ】福島県4歳児と7歳児に「甲状腺がん」の疑い(週刊文春)
【小児2人に甲状腺がんの疑い、成人女性甲状腺がん確定】

本日発売の週刊文春(3月1日号)にスクープ記事が掲載されました。
福島県から北海道に避難した子供(郡山市など)に、甲状腺がんの疑いがある、というのです。

誌面によれば、4歳の男の子の甲状腺には10ミリ、7歳の女の子には8ミリの結節(かたまり)が見つかりました。

「今までにこんな例は見たことがありません」
超音波の画像を診た医師は、そうつぶやいたといいます。

小児性甲状腺がんは、チェルノブイリ原発事故で唯一公的に認められた被曝による健康被害です。
さらに驚くべきことに、成人女性一人は、すでに甲状腺癌が確定しています。


【福島県立医大 山下俊一氏、追加検査抑止のメール認める】

週刊文春の取材に対して、福島県立医大の山下俊一氏は、福島で行った甲状腺検査の追加検査を行わないようにというメールを出したことを認めた、と記事には記載されています。

(ソース)
・週刊文春2012年3月1日号(p.26~p.29)
====================================================

・福島から北海道に避難した子供120人を甲状腺検査したところ、11人に、「甲状腺がん」が疑われる深刻な所見がある。一人は「がん確定」で手術の予定。考えられているよりも早い進行。

・彼らは福島で「良性」と診断されたが、その診断では細胞診が行われていない。

・福島の検診は3年ごとで、その間にセカンドオピニオンを取ると思っても「福島医大に行け」と言われてしまう状況。

・文春は山下教授を直撃。三年間でガンを発症しても自分は責任を問われない旨の返事。

事故前の子供の甲状腺ガン発生率は1年で10万人に0.1~0.2人の割合ですから、これは異常です。

5月 31日 に、
「 甲状腺ガンの手術 」 をしていたことを、ポツポツと 語りました。

「 K さん 」 は、双葉町にお住まいの方でした。
【 原発 】 から、7.7 ㎞ に ご自宅がありました。

3月12日に、避難を開始したのですが、
大渋滞に 巻き込まれて、ガソリン不足との 闘いだったと言います。

その最中に、非情な 【 ベント作業 】 が 行われていたのです。

彼は、50代です。4月の下旬に、
「 物が 飲み込めない 」 という 異変に気づき、
病院に行きました。

結果は、【 悪性の 甲状腺ガン 】 でした。

幸い、気づいたのが早かったため、
初期 の 【 2㎝ 】 ほどの 腫瘍を、
手術で、全部 摘出してもらいました。

郡山市の 太田西ノ内病院です。

いまは、経過観察です。

彼が 言うには、
1日違いで、
同じ 【 甲状腺ガン 】 の手術をした 白河の方が いたそうです。


はなゆー

http://twitter.com/hanayuu

https://plus.google.com/105354765105306904175/posts

http://www.facebook.com/hanayuu
ーーーーーー

子どもたちのいのちが削られると、とても動揺します。自分がやりたいことに比べて、実際に出来ることはあまりに小さいので、落ち込みます。でも、一人でも多くの子どもたちが元気に育つことができる未来を描きながら、行動します。母子家庭の方はぜひ「つなぐ光」をご活用下さい。



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2012/02/22

マザー・テレサが広めた「逆説の10か条」はケント・キース作

昨日のブログにマザー・テレサの言葉として紹介した詩は、実は彼女のものではなく、それが書かれ、マザー・テレサに伝わった当時(1968年)、大学生だったケント・キースのものだった、ということをフランス在住の小林さんから教えていただきました。

ここにそのことが書いてあります。
http://www.myspiritual.jp/2009/07/post-277.php

ケント・M・キース氏が、高校生向けの小冊子に記したものが、マザー・テレサに伝わり、それに感動した彼女が「孤児の家」に書き写したことから、マザー・テレサの言葉として広まった、ということのようです。

マザー・テレサほどの人でも、この詩に感動するほど実際は悩み傷ついていたのですね。彼女のような偉業を成し遂げた人は、案外孤独だったのかもしれません。私のような凡人が悩むのは当たり前だな、と思えてなんかホッとしました。

昨日のブログに暖かいコメントを下さった方に、どうもありがとうございます。また、いつも読んで下さる方にも、感謝しています。読んで下さる方がいなければ、書いても意味がないですからね。もしご心配かけたなら、ごめんなさい。

現実は何も変化していませんが、あなたからいただいたコメントや応援で、私の心は今、昨日よりは穏やかでやすらいでいます。昨夜も良く眠れましたし(が、ぐっすり寝ている間に隣の家にドロボーが入った。続けて二件目。この辺りが狙われているみたい。幸い我が家は高価なものは何もないので、ドロボーに入られても取るものがないが、両隣がドロボーにやられた、というのは火事に続き物騒ではあります)、今日も家族一緒にご飯を食べることができました。

このことだけでも、どれほどありがたいことか、と思います。

大学生のときに、高校生のためにこんな詩を残したケント・キースという人がどういう人だったか、興味が湧きました。彼の本も日本語になっているようですので、読んでみようと思います。

ケント・キース著「それでもなお、人を愛しなさい

「辛い体験は全てその人を成長させるために起きている」、というのは時が経つと理解できます。その真っ最中は、つらくて悲しくてしんどいだけなんですけどね。きっと今回も学びと成長につながっていくのだ、ということを信頼しています。

すでに嬉しいことがありました。コメントやメールを下さったあなたの存在を知ったこと。存在と、ブログを通してつながっていることに感謝。昨日のブログを書かなかったら、存在を知り、つながりを感じることはありませんでした。ありがとうございます。

このこととは別に、新たに悲しいニュースがありました。昨年、ハワイ島までやってきてくれて、私たちと楽しいときを過ごしたフクヤンが、薬の副作用で亡くなった、ということを知りました。まだまだ若くて、あんなに元気だったのに、信じられないです。

いのちの不思議。

いのちが突然終わってしまうことのはかなさと悲しみ。
もう彼とは生きては会えません。

311以降肝に銘じていることは、自分のいのちもいつ突然に終わってしまうのかわからないのだ、ということ。確かなことは、肉体は有限で、私もあなたも必ずいつかこの世から去るということ。

生かされている一日一日を大切に生きて、悔いのないように旅立ちたいです。

今回、311原発震災でこれだけ多くの犠牲を払い続けているにもかかわらず、日本の原発を止められなかったら、私は安らかに旅立てないでしょう。今日本で稼働中の原発は残り二基(新潟の柏崎刈羽原発と北海道の泊原発)。

私の生きている間に、原発と戦争を減らし、できることならなくしたいです。そのために私ができることは、自分自身の内と周りから、争いとエネルギーの無駄使いを減らしていくことにします。

電気を消して、早く眠ります。



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2012/02/20

あなたの中の最良のものを世に与え続けなさい(マザー・テレサ)

今、私は悲しいです。

私にとって大切な「信頼」が損なわれています。私について事実無根のこと(スパイ、工作員、CIA、北朝鮮、統一教会、詐欺師、などなど)を言う人や信じる人がいます。発言者の中には私の知っている人も、知らない人もいますが、数名はかなり著名な人で、社会的影響力は私とは比べ物にならないほど大きいです。彼らに対して私にできることはありません。本人たちは自分の創り上げた私に関するストーリーをすっかり信じているからです。

2001年の911事件に関する米国政府の公式説は嘘や隠蔽が多いということ(今もそう思っています)を公言し、911真相究活動をしてきたことに対しては、「日本の平和運動を汚す」と言われました。311原発震災の後、私が発起人となっている、福島の妊婦さんと子連れ家族の沖縄への避難や移住を支援する「つなぐ光」の活動についても、事実ではないことを言われています。

ここで私が「目には目を、歯には歯を」、と反撃をしたら、元の木阿弥。私は黙々と自分ができることーー具体的には「これをやればより多くのいのちが助かる」と私が信じることーーをやりつづけるだけです。

振り返れば、90年に環境運動を始めたときからずっと、賛同してくれる人たちと同時に、私の信頼を損なうようなことを言う人は常にいました。脱原発活動では沢山の脅しに遭いましたし、「海岸のクリーンアップ」のような誰も反対できないような活動でも、「売名行為」と言われました。

権力を持つ人や多数派と違うことを言ったりやったりすれば、バッシングされるのは、ある意味、当然かもしれません。また、あちらは常に「分断して統治」しようとしていますから、活動する仲間を仲違いさせることは、いとも簡単なのでしょう。

悲しみを十分に味わい、私の根源的ニーズである「信頼」「平和」「愛」とつながろうと思います。

こんな日は、以前友人が手書きでプレゼントしてくれたマザー・テレサの一編の詩を読み直します。この詩は、悲しいときやつらいときに萎えてしまう私の心を支えてくれます。

あなたにとっても同じ効果があるかもしれないので、シェアします。
ーーーーーーー

人は不合理、非論理、利己的です。
気にすることなく、人を愛しなさい。

あなたが善を行うと、
利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。
気にすることなく、善を行いなさい。

目的を達しようとするとき、
邪魔立てする人に出会うでしょう。
気にすることなく、やり遂げなさい。

善い行いをしても、
おそらく次の日には忘れられるでしょう
気にすることなく、善を行い続けなさい。

あなたの正直さと誠実さとが、
あなたを傷つけるでしょう
気にすることなく正直で誠実であり続けないさい。

助けた相手から恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。
気にすることなく助け続けなさい。

あなたの中の最良のものを世に与え続けなさい。
けり返されるかもしれません。
気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。

気にすることなく、最良のものを与え続けなさい…。

  ーーーマザー・テレサ
ーーーーーー
このブログを読んで下さるあなたに、心から感謝します。
どうもありがとう。



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2012/02/18

今日は私の残りの人生の最初の日

毎日、朝起きると思うのですが、「今日は私の残りの人生の最初の日だ。さあ、何をしようか」と。

私はまだやりたいことや、やりかけのことが山のようにあります。同時に、あまりに広がっている興味や仕事の範囲を少しずつ整理して、続けることと、終わらせることを選び、もう少し活動をフォーカスしようとも思っています。

自分が得意なことで人の役に立てること、はだいたいこれまでの人生でわかりました。これからは、優先順位を間違えないようにして、自分を必要としている人たちとの関係により多くのエネルギーを使いたいです。

私個人の今年の課題は体力の回復、あるいは向上です。40代半ばからがくんと体力が落ちてきました。ローフードを取り入れてからしばらくエネルギーがアップしましたが、運動をずっとしていないことも手伝って、筋力が落ち、贅肉が増えた感じもします。

ハワイ島では一年中、薄着(袖無しか、半袖)なので、否応なしに体の線が丸出しになり、目につくのです。子どもたちは私の二の腕のたるみをひっぱって「ブヨブヨ」とからかいます。

この年齢になると、外見的美しさについては半ば諦めがあるのですが、やはり体力だけは維持したい、と思います。肉体を離れる瞬間まで、元気に動き回っていたいですからね!

それで誕生日に近くのスポーツジムの会員になりました。マシンは苦手なので、もっぱら無料で提供されているクラスに参加しています。目標は10年後も今と同じかそれ以上の体力を維持する、ということ。私の体力がどの程度向上したかの報告は、時折したいと思います。

被曝すると老化が進む」という情報をネット上で目にします。これは、ありえる、と思います。
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/867.html
チェルノブイリでも、被曝した人は年齢よりもずっと老けてしまうことが報告されています。311以降を日本や風下の国々で生きるには、汚染食品の摂取を極力減らして内部被曝を防ぐ必要があります。

放射能は目に見えないから確実なことはわからないですが、なるべくキノコ類を除くか減らしたベジタリアンにすることで被曝量はかなり抑制できると思います。

311原発震災は、私たちに「これまでの生き方ではうまくいかない」、と教えてくれています。原発を止めていくのはもちろんですが、すでに放射能汚染は北半球全体にうっすら広がっていますので、放射性物質は完全に避けることができません。それでも、影響を最小限にする方法はいろいろありますので、できることは、どんどん取り入れていきたいです。

日本で流行っている「塩麹」は私も毎日の食事に取り入れています。ローフードも取り入れていますが、もっと心がけているのが、発酵食品を毎日取ることです。今日もぬか漬けをたっぷり食べました。子どもたちはまだ発酵食品は苦手ですが、きゅうりの漬け物でしたら、食べてくれるので、毎日食卓にあげるようにしています。

私にとって一番大事なことは、子どもたちの健康、いのちです。自分の子どもも含め、より多くの子どもたちのいのちが守られるように、活動を続けます。


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2012/02/17

成長に必要な学び。私が欲する「平和」に必要なNVC(非暴力コミュニケーション)

<緊急アクションの呼びかけ>
あなたの選挙区の国会議員に、安易な原発運転再開に「ノー」と言うように伝えて下さい!
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/no-.html
現在、20日に提出すべく、「国会議員署名」を集めています。

本日で38名になったようですが、700人以上いる国会議員の中でこれしか再稼働ストップに賛同していない、って圧倒的に少ないと思います。それだけ、私たちの声が国会議員に届いていない、ってことなのでしょう。それにしても、有権者の5%強しか脱原発を望む人がいない、なんてことはないと思います。あなたの選挙区の国会議員にも、伝えて下さいね!
ーーーーーーーー
石原慎太郎都知事の「サル」発言について書いたブログに
「石原氏の発言、正直、またですか、、ってあきれかえります。しかし、この様な方が当選してしまう事が、いまもって信じられません。日本には沢山素晴らしい方も多くいるのも事実ですが、やっぱりヨーロッパ特に北欧の方等と比較してしまうと、民度の低さ、精神の成熟度の低さを感じてしまいます。日本の政治家達のレベルの低さも、そういった集合意識、民度の低さの現れに他ならない、と自分を含め、日本人はもっと成長しなければ、と思いました。 」
というコメントを書いて下さった方がいます。

この方と同感で、自分自身を含めて、もっと成長したい、と思います。

さて、成長に必要なことは、学びです。

私が今一番惹かれていて、学んでいる最中なのが、(もうこのブログの読者には知れている)非暴力コミュニケーション(NVC)です。

非暴力コミュニケーションはマーシャル・ローゼンバーグさんが体系化した、人や自分自身とのつながり(何とつながるかというと、ニーズという人類普遍の価値につながることで、自他とつながる)を強化するコミュニケーションのことです。(6月には彼の本が初めて日本語になります。待ち遠しい〜)

なんて書いても、NVCを体験をしてみないことには、何のことだかわかりにくいですよね。

それで、NVCを実際に体験してもらうためにワークショップが行われています。今ちょうど日本でロクシー・マニングさんとバーバラ・コーチャンさんがNVCを教えに来てくれています。今日でもう2日間が終わって、2月18=19日と2日間のワークショップが明治学園大学で行われます。

残席があといくつかあると聞いていますので、もしピンと来たら、参加してみて下さい。ロクシーさんから習ったら、理解がぐっと深まると思います。

詳細はこちら:
http://nvcworkshopsinjapan.blogspot.com/
日時:2012年2月18日(土)-19日(日) 10:00~17:00
会場:明治学院大学 白金キャンパス本館1351教室 (定員:40名)
講師:BayNVCトレーナー、トリニダード系アメリカ人のロクシー・マニング(Roxy Manning)
言語:講師は英語。安納 献による日本語←→英語の通訳つき。
アシスタント:鈴木 重子、中川 春野、水城ゆう他
テーマ:「共感的コミュニケーションが育てる組織・コミュニティ~トイレ掃除は誰がやる?」
参加費:20,000円

さて、今日も我が家では、家族の間で一悶着ありましたよ〜

夕飯のときサラダを残そうとした子どもたちに対して、有無を言わせない怖い顔と声で「これ、好きになったほうがいいよ。これから毎日、食べさせるからね」という夫。それまでふざけていた顔から笑顔が消えて、だまってサラダを食べる子どもたち。私はサラダは食べてほしいけど、あんな風に言われちゃったら食事の喜びがなくなってしまう、とがっかり。一緒に食事をすることの喜びが満たされない私。それを指摘したら、「君がやったことは、ジャッジメントだ。共感してほしかったのに」とがっかりする夫。それに対して「あなたに共感するまえに、私ががっかりで悲しくてそれどこころじゃなかった。そういうときはどうすればいいの?」と私。

「ああ、だまって自己共感だけしていればよかった」、としまいには吐き出すように言う私・・・。(これも相手へのあてつけに聞こえたかもしれない)

だめじゃん、NVC習っているのに。実践ではぜんぜんできていない!

さあ、こういう場合、あなたならどう対応しますか?ロクシーやバーバラにも聞いてみたいな、って思います。

何かを言って、より気まずくなるぐらいなら、黙ってひたすら自己共感しているほうが、お互いに嫌な気持ちにならずに済んだかもしれません。でも、争いを避けるために黙っている、ってNVCではどうなのかしら?

今ももやもやしているので、これから寝る前に、夫ともう一度、ポストハーサル(リハーサルの逆で、すでに終わったことを、やり直してみること)してみようと思います。幸い、夫もNVCを学んでいる最中なので、私の試みには応じてくれるでしょう。


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2012/02/15

きくちゆみのブログとポッドキャスト: 自分が好きなこと=事実を調べて伝えること

きくちゆみのブログとポッドキャスト: 自分が好きなこと=事実を調べて伝えること: 今日は好きな人に愛を告白するバレンタインデー(なのかな?)。日本ではたくさんのチョコレートが送られたことでしょう。我が娘も、ガトーショコラをインターネットで調べて手作りしていました。 私は今日、ハワイ島のコナから反対側のヒロまで出かけたのですが、サドルロードという島を横断する道...

自分が好きなこと=事実を調べて伝えること

今日は好きな人に愛を告白するバレンタインデー(なのかな?)。日本ではたくさんのチョコレートが送られたことでしょう。我が娘も、ガトーショコラをインターネットで調べて手作りしていました。

私は今日、ハワイ島のコナから反対側のヒロまで出かけたのですが、サドルロードという島を横断する道路で突然、車が次々と止まり動かなくなりました。私たちも車を止めてしばらく待っていましたが、ちっとも動く様子がありません。反対側の車線も止められているようで、一台も車がきません。そのうち、私たちの前で止まっている車から人々が出てきて、何が起きたのか様子を見ようとしています。

私たちの車からは延々と停止した車が見えるだけで、最前列で何が起きているのかわかりません。私はすこし前に歩いて行きながら、車から降りた人たちに「何が起きたのですか」と聞いていきました。

最初は「わからない」という返事だったのが、途中から「犯人を警察が捕まえようとしている」という話になりました。でも、もちろん確証はありません。それは、ある人が言ったことが、噂のように伝わっていただけでした。

それで、私は何が起きているか見えるところまで歩いていくことにしました。何十台もの車の列を超えて一番前まで行くと、最前列に止まっている車の百メートルぐらい前方に消防車が見えて、炎上した車に消火活動をしていました。

一台のジープがオーバーヒートして炎上したのです。それを消防車が消している間、道路を通行止めにした、というのが起きたことでした。私は最前列の車を止めている警官らしき人に、あとどれぐらいで通行できるようになるか、聞きました。「たぶん30分ぐらい、と消防士が言っていた」という返事でした。

それで、戻りながら、そのことを一台一台の車に伝えて、自分のところまで歩い行きました。戻ると、私たちの車の後ろにも列ができていたので、最後列まで伝えて、一番最後の人に「あなたの後ろの車に伝えて下さい」とお願いして、自分の車に戻りました。

私がやったことは、報道記者の仕事の基本です。「何が起きているか、自分の目で確かめて、伝える」ということ。それまで実際起きたこととは違う話(犯人を捕まえようとしている)があり、また、あとどれぐらい待たなくてはならないかわからなくて、心配だったり、イライラしている人たちがいました。「一台の車が炎上して消火活動中で、あと30分ぐらいで終わるらしい」と伝えたら、みんなホッとした顔になりました。沢山の人から感謝され、もちろん自分も何が起きているかわかって安心したし、情報を伝えることでみんなの安心に貢献できて、とてもうれしかったです。

ああ、私って本当にこういうことをするのが好きなんだな、って思いました。大勢の人がそこにはいましたが、一番前まで歩いていって観て、話を聞いて、確認して、みんなに伝えたのは、私一人でした。私は地元の人間ではなく、英語もネイティブではありません。でも、私は事実を調べて伝えることが、楽しくて好きなのです。

大好きなことをしている自分が好きです。ということで、このブログは私が生きている限り、続いていくでしょう。


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2012/02/13

風船はどこへ?/藤波心さんのスピーチ♡

若者の活躍にエールを送ります。

一つ目はグリーンピースユースから。
https://p3-admin.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/200/blog/39014/

伊方原発上空に風船200個、飛ばしました。出力調整(チェルノブイリ原発事故が起きるきっかけとなった)が予定されている伊方原発で事故がもし起きたら、放射能汚染はどのように広がるのかを調べるためです。企画・実行したのは、「国際環境保護NGOグリーンピース」のユース(若者)。

「住民の声に耳を傾けてほしい。電力会社の経済性よりも市民の安全性を優先し、いまの「原発フリーの四国」を守りとおしてほしい」と語っています。

そして、14歳のアイドル・藤波心さん。2月11日の「さよなら原発1000万人アクション」での感動のスピーチ。リオの12歳のときのセヴァーン・鈴木を思い出しました。

http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1508.html
「今日本は歴史上、大変な危機に面していると私は思います。
この狭い国土に、この地震が多い国土に、気が付いたら、原発を54基も建ててしまっていた。

これは、繁栄の象徴でも無く、ただの時限爆弾です。

もし、またどこかで大地震が起きて、別の原発が爆発するような事があったら、今度こそ、日本は終わりだと思います。
いつ爆発するか分からない爆弾と一緒に生活するなんて、私は絶対に嫌です。

美しい山や川、海
歴史ある町
美味しい山の幸や海の幸

もう、私たちの国土に第二の福島を作っては絶対にいけません。

私たちは所詮ちっぽけな生き物です。
どうやったって地球の自然には勝てません。
科学が発達したからといって、人類が何でもコントロールできると思ったら、大間違いです。

自然の中に生きる私たちは、絶対に自然を超えることはできません。

こんな、地震の多い国に、原発を造りまくるというのも、
自然をバカにした人類のおごりだと思います。

私たちは原発によって支えられていたのではなく
何も知らない私達が、原発を支えていたのだと思います。

よく、「経済がダメになるから原発は必要だ」と言う人がいます。
でも、今の日本は、原発があるから経済がダメになってしまっているように私には思えます。

ーーーーーーここまで。

藤波心さん、こんな状況を作ってしまって、ごめんなさい。日本を動かす素晴らしいスピーチをありがとう。

2011年3月11日からまもなく1年。全国各地で大規模な集会やイベントが企画されています。

「バイバイ原発3・10京都」への参加と賛同の呼びかけ
http://d.hatena.ne.jp/byebyegenpatsukyoto/20120213/1329115392
要予約:【「バイバイ原発3・10京都」/小出裕章氏講演会】 「福島原発事故の真実 事故が突きつけた原発の危険」

【3・11大阪】 さよなら原発 3.11 関西1万人行動(中之島一帯)
http://d.hatena.ne.jp/byebyegenpatsukyoto/20120213/1329116942
【3・11大阪】 なくそう原発 3.11府民1万人集会~すすめよう自然エネルギー、震災復興支援(扇町公園)

再稼働の手続きを着々と進める経産省。なんとか歯止めをかけるためにも私たちの代理人である議員に呼び掛けましょう!今、国会議員30名が署名してくれています。あなたの選挙区の議員は、すでに署名していますか?
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-b534.html

そして、最後に。再稼働をさせないために、これもグリーンピースが「みんなで止めよう再稼働」リツイートキャンペーンを始めました。やり方は簡単です。このページにいって、Tweetをクリックするだけです。2月20日に高浜原発が止まるとあと2基になります。いよいよ原発ゼロがそこまで見えてきました

<現在稼働中の原発3基の停止予定日>
関電高浜3号(2月20日)
東電刈羽6号(3月26日)
北電泊3号(4月末)


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2012/02/11

「原発に反対するのはサルと同じ」

2月10日、東京都原発投票署名が集まったことで、石原慎太郎都知事が記者会見をしました。

ここにその会見を文字起こししたブログがあります。
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1505.html

私はたまたまネット放送を聞いていました。耳を疑ったのは、この部分です。

「こんなのは吉本隆明の人までがね、
とにかくね、「原発に反対するのはサルと同じだ」と。

人間の進歩っていうのはね、
この近代精神っていうのは、とにかく、人間はね、技術を開発することで進歩してきたと。

それを容認するのがね、歴史の原理だという事を言っててね、
その原発をとにかく反対って言う人は、代案も出さずに言っているからセンチメントで言ってるから、
これは結局人間の進歩というのを認めない
ま、人間がサルに戻る事です。

えらいはっきりした事言ったけど、
私も同感ですな。」

ーーー引用ここまで。

「閉経して子どもの産めない女が生きているのは無駄」という発言で女性たちから告訴された人だから、それほど驚くようなことではないかもしれません。それでも、これを聞いたときは、「サルのほうが石原慎太郎よりましかも」と思った。サルは、放射能をばらまいて空気、水、大地を汚染し、生命全てを蝕むようなことはしないもの。

前回の都知事選挙で石原さんを選んだ人は、次はよく考えて投票してほしいです。

石原さんに私が聞きたいこと:
「技術の進歩は、こどもの生命や環境を守ることより大事ですか?」

いまだにこの地震国の日本で原発を推進しようとする政治家を明らかにして、情報を共有し、次の選挙では選ばないようにしたいです。なぜなら、地震国で原発を推進する政治家は、国民(市民)の生命と財産を守ることを自分の仕事と思っていないからです。

政治家の一番大事な仕事は、「国民の生命と財産を守ること」。地震国で原発を動かし続けTていたら、国民の健康も財産も守れません。今回は福島だったので、多くの放射性物質は偏西風で太平洋方向に流れて行きました(海外に拡散した放射性物質のほうが国内に落ちたものより多いだろう)。

メルトダウンが日本の西側にある佐賀や島根や福井の原発で起きたら、原発周辺はもちろん、関西圏から関東圏までに放射能汚染が広がり、人的・経済的損失は計り知れないでしょう。

今、日本で原発に反対している人たちは誰も「原始時代に戻れ」とは言っていません。映画『第4の革命』などで明らかなように、ウランにも化石燃料にも頼らない生き方を提案し、それが可能であることも示しています。

処理できない放射性廃棄物を生み続ける原子力や、大気汚染や戦争を引き起こす化石燃料依存からの脱却もまた進歩です。私たちが人のいのちを自分のいのちと同じように大事にするようになった証拠です。原発の運転には、事故がなくても被曝労働がつきものですからね。

自然の恵みを生かして豊かに生きることも、人間としての進歩・成長だと私は思います。そういう人をサルと呼ぶなら、それでもいいでしょう。

私は決意しています。すべての原発が廃炉になるまで、できることはすべてやります。


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2012/02/10

すべての原発をハイロ(廃炉)に

2011年9月19日の明治公園で行われた脱原発集会での武藤類子さんの「さよなら原発」のスピーチは感動を呼んで、ネットで世界中を駆け巡り、ついに本にもなりましたが、何度聞いても、涙が出てきます。


同じく、2月4日に福島で行われた広瀬隆さんの「福島の子どもたちを救おう!汚染地帯で生きる私たちは、今、何をすればよいのか」というテーマの講演も「渾身の」という表現がピッタリのものでした。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/3474

あの細い体に秘められたパワーは、何としても子どもだけは救いたい(広瀬さんにはかわいいお孫さんがいます)、という並々ならぬ決意からくるのでしょうか。

米国では先日、イリノイ州の原発で事故がありましたが、ハワイ島の人々はまったく気にしていません(ニュースにもなっていない)。
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20120131k0000e030148000c.html

それどころか、今日飛び込んできたのは「米国で34年ぶりに原発建設」のニュース。なんと東芝子会社のウエスチングハウス製の原子炉が採用されることに。ああああ・・・。これでまた原子力産業が延命される・・・。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120210-00000017-reut-int

今、山本義隆著『福島の原発事故をめぐって いくつか学び考えたこと』を読んでいますが、ページをめくる度にハッとさせられます。「原発周辺に住む何万・何十万という人たちに対して、原発という未完成技術のために捨石になれという権利は誰にもない。そもそも福島原発周辺の人たちは、その受益者ですらないのだ。」 には、全く同感。

武藤さんや広瀬さんの話を聞き、この本を読むと、東京に生まれ育った者として、ずっと知らないで福島や新潟の人々を押しつぶしてきたことに気づきます。私が物心ついたときにはすでに日本には原発があったけれど、私が原発の問題に気づくには、チェルノブイリ原発事故とそれに続く伊方原発の出力調整実験を待たなくてはなりませんでした。

そして、今、311の福島第一原発事故が起きて、日本中で「原発いらない」「再稼働を阻止しよう」の声が野火のように広がっています。

武藤さんが呼びかけているように、私たちはつながりあい、横に広がって、原発を止めるのです。あと3基。この夏はみんなで協力して助けあって、原発なしで乗り越えましょう。そして、このまま廃炉へ。

グリーンピースがまた素敵なアクションを始めてくれました。私も早速、Twitterで呼びかけました。LOVEハイロ作戦。
http://www.love-hairo.org/join/

私のTweetはこれ:
https://twitter.com/#!/kikuchiyumi/status/167523273368801280
子どもたちにこれ以上放射性物質を残したくないし、いつくるかわからない大地震と第2の原発震災を心配したくないし、誰にも被曝しながら働いてほしくないし、何よりこの地球の生きとし生けるものものたちが生き続けてほしいから、すべての原発を廃炉にしたいです。

本当に、原発ってダメだと思う。地震国にあるなんて、全然だめだ〜。早く止めましょう。ね。なくても電気足りているし、実はとっても割高だし。核兵器の材料と核廃棄物を作る「湯沸かし」装置でわざわざ電気を作らなくていいです。いのちがけの電気はいりません。


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2012/02/09

生きている、家がある、ご飯を食べられる、ありがたいこと

昨日は山火事(こちらではBush Fireといいます。「やぶ火事」ですね、直訳すれば)であわや我が家も燃えるかも、という一日でしたが、今日はもう日常に戻りました。朝、現場を見に行くと、一体が黒こげでまだ少しだけ炎が残っていました。でも、もう周囲に燃えるものがないため、消火活動はしていませんでした。

それにしても、避難命令が出て、家をあとにしたときは、もうダメかもしれない、と一瞬思いました。警察から「5分で退避するよう」と言われたときに、まとめた荷物が今でもおかしいです。私が何を大事にしているかがよくわかる内容でした(玄さんにも笑われた。恥ずかしいので秘密)。

今日は一日ぶりに家族でご飯です。私が出張のときは、子どもたちは父親の作ったご飯を食べています。が、私がいるときは、私が作ります。家族にご飯を作ってあげられる、ってとても幸せなことです。毎日毎日作っていると、ときどき嫌になってしまったり、面倒になるときもあるけれど、こういうことを体験してしまうと、ご飯を作れることがありがたいです。

311以降、ずっとそうなのですが、「生きていること」がありがたい、とつくづく思います。
そして、家があり、こうしてブログを書けることも、読んで下さる方がいることも、家族でご飯を食べることができることも、ありがたいです。

いやあ、何もかもがありがたいという心境ですね、最近は。

今日の月がきれい。
山がきれい。

遠くのみなさんから、お見舞いのお言葉をいただきました。どうもありがとうございます。
心配をおかけしました。私はもう大丈夫です。

家族全員元気です。

今回の火事による死人もケガ人もなく、燃えてしまったのは樹々と草だけで、家は一軒も燃えなかったようです。本当に奇跡。我が家の前の家の庭と、裏庭に隣接した牧場にまで延焼したものの、家はどこも大丈夫でした。本当に良かったです!消火活動にあたったハワイの消防士のみなさん、ありがとうございました。

火災発生中、フラをやっている友達が電話をしてきて、「これから雨乞いのお祈りをするから」と言ってくれました。すると、まさしくそのとおりになり、昨夜は一晩中、久しぶりの雨が降りました。フラの祈りがハワイの神さまに通じたのでしょうか。

偶然の一致かもしれないけれど、「ここは神さまが宿る島だ」、とつくづく感じた出来事でした。


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2012/02/08

♪ 緊急速報:ハワイ島カイルアコナで火災発生 ♪ - 4分25秒 - 1.5 MB

PodCast GIF
私の住む家のすぐ側で現地時間午後2時過ぎに火災が発生しました。ここに少し写真があります。
http://www.hawaiinewsnow.com/slideshow?widgetid=45469


息子が学校から戻って、「黒い煙を吸わないように、窓を閉めて」、と言われて初めて気づきました。黒い雲は隣の家のすぐ向こうから出ているように見えます。そのとき風は北方向へ。我が家は東側なので、直接雲は来ないだろうと思いつつも、全ての窓を閉め屋内退避していました。
火災のJPG
火災のJPG
ところがその後、黒い雲がどんどん大きくなり、雲の中に真っ赤な火がメラメラと燃えているのが見えるようになりました。そして、その燃えた火の玉が風であちこちに飛び始めました。火災は幹線道路(クイーンKとみんなが呼ぶハイウェイ)の海側ですが、コナは今、とても乾燥しているので、風向き次第では飛び火の可能性があると思い、息子に最低限の荷物をまとめるように言いました。
火災のJPG
火災のJPG
そのとき、玄さん(夫)は娘を迎えに学校へ。一度外に出ると、異臭が満ちていました。そのときの様子をカメラ(動画)におさめてありますので、あとでアップします。
movie

一旦家に戻って、とりあえずパスポートとコンピュータ、楽器(来週、コナで演奏する機会がある)などをまとめている最中に、ついに我が家にも消防署と警察が到着。退避命令が出たのが15:20分ぐらい。まだ火は燃えていて、風と共に火の粉があちこちの木に飛び移っている危険な状態が続いています。

黒い雲がこちらに迫ってくるとき、ついこの間みたばかりのドイツ映画の「みえない雲」(原発事故を描いた映画)を思い出してしまいました。風向きが少し東向きに変わると、我が家はあっという間に黒い雲に包まれました。今も私の体には火災のにおいが染み付いています(シャワーを浴びて着替えたい)。

今は、おかげさまで近所の友人宅に退避して、このようにコンピュータにもつながり、このブログを書けるぐらい落ち着いています。家族は全員無事です。現地のニュースがまだないので、第一報をこのブログで送ります。

避難命令が解除されるまで、ここにいます。我が家は今、近づくことができません。

今コナはとても乾燥していて、どんどん芝生や樹々に燃え広がってしまっています。我が家にも大きなパインの木やヤシの木があるので、庭の木々に燃え移ったときは、覚悟をしないといけません。

火災が沈静化し、誰も傷ついていないことをイメージしながら、ブログをアップします。

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今、福島で起きていること

以下は、今日、私が京都の諸留(モロトメ)能興(ヨシオキ)さんから受け取ったものです。広く共有したいので、そのままブログに流します。私が沖縄でお会いした避難して来たお母さんたちを苦しめているのも、まさにここに書かれていることでした。

苦しいです。

**転送/転載/拡散歓迎**
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 放射線を避けて、福島市から山形へ非難した
ある福島市民の声を、お聴き下さい・・・

 こういう状況は、いずれは、早晩やってくるだろう・・とは
事故発生直後から、僕も予想して。覚悟はしてましたけど・・・
でも、いざ実際に、こうした状況が現実になると、
不気味な感じです・・・

これが事実なら、もう、狂ってるとしか
他に言いようがないですね・・

ナチ時代に、絶滅収容所(KZ)で
ユダヤ人の大量殺戮がいよいよ始まってるらしい・・
との情報が伝わってきても
ユダヤ人たちは、自分たちは安全だ・・と
思い込み続けていた・・あの当時のユダヤ人たちの
状況と酷似していませんか?

安心したいが故に、自分たちを取り巻いている
今の現状は安全なのだ・・と
思い込むほうが、楽ですからね・・

以下、ある福島市民の報告を転送します。

----------------------------------

 現在福島市から山形に夏から避難し、現在福島と山形をたびたび往復している者です。

 最近、福島に流れる異様な雰囲気に恐怖を感じます。これは最近益々強くなったと感じています。医者や病院、役所や学校あらゆるところで福島は安全だとのメッセージが流れ、同じ方向に進まないと生きていけない空気を感じます。

 放射能を気にする発言をすると、放射能を気にし過ぎることで子供の健全な成長が阻害される、母子避難することで家族崩壊が招かれる、との情報で「もう子供の心の健康と家族を思い、放射能の事はもう考えません」と言い出す方達があちこちででてくるようになりました。

 国や自治体からの発表に疑問を持つと過激な反体制と疑われ、避難を口にしようものなら、地元を見捨てるエゴの塊と見なされる。狭い狭い偏狭な方向へと導かれているように感じるのです。

 今この場がどんな状況で、何が起こっているかを何の偏りもなく、ただ冷静に知りたい、過去の事実から学んで活かしたいとの思いは、危険と見なされる不思議さ。肌で感じ取り、目で見て、情報を分析して考えること、異なった考えを議論することその全てを一切禁止されているような感覚があります。
 福島を襲った災難を県民一致団結して乗り越えようとの思いは分かるのですが、ただその方法が正しいのか?との疑問の声を上げられない空気を感じます。

 私はこの異常な雰囲気に対し、放射能汚染以上に恐怖を感じます。ある人々はこの恐怖に屈して、これに同調しているか、または全く疑問を感ずることなく、これと一体となり生活しているように思われます。

--------転送オワリ-----------

 帰村宣言をした福島県川内村のミミズ1kgに2万ベクレルのセシウム(Cs)が検出されています!
京都大学原子炉研究所の小出裕章先生も、以下のようにおしゃってます。

 「1kgあたり何万ベクレルなんていう超高濃度の放射能は、小出先生が使う測定器でも使えず、「すごい」ことなのです。食物連鎖が心配で、鳥やイノシシが食べて、ミミズも大地が汚れたから汚染され、他の生き物も汚れるのです。
 政府は食物連鎖に指針を出しておらず、こうした事態に、今後、何年何十年付き合わざるを得ない。指針は要るのです。ミミズも、人間に関係のあるもので、このミミズ、川内村、帰村宣言した村であり、こうした中で帰れというのは、大変痛ましい、みんな帰りたい、今まで通り自分の家に行きたいのに、村長の決断はあるものの、膨大な汚染で管理区域にしないといけない。
 そこに帰るには、子供を持っていたら帰れない、町が分断されて崩壊する、痛ましい事態なのです。どうしたらいいか、分からないのです・・・」

 こんな状況であるにもかかわらず
 冷温停止状態と言う言葉は技術的には存在しません。
炉心の状況がどうなっているかも全く解らないのに、「事故は収束している」と言う東電や政府が、間違っているのです・・・

 ビキニ水爆で第五福竜丸が被曝したときは3000万人(当時の有権者の約半数)もの核実験反対署名が集まりました!
福島第一原発事故では、ビキニの時の数百倍以上も被曝しながら原発反対は、1000万人にも達していません・・・

放射能の安全神話に60年間洗脳され続けてきた日本国民の行き着いた先がこの現状です・・・

**転送/転載/拡散歓迎**

安全と
いってほしいよ
そうすれば
安心だからと
ほんねがチラリ (諸留能興)

真の文明は
山を荒らさず
海を荒らさず
村を荒らさず
人を殺さざるべし (田中正造)

*******************
《パレスチナに平和を京都の会》
"Peace for Palestine" in Kyoto Movement(PPKM)
当会(PPKM)に連絡希望の方はこのメールの差出人のアドレス宛へ連絡下さい。
ーーーーーーーー
私は今朝、ある小学校の先生の授業をYou Tubeで観て、涙が止まりませんんでした。
http://www.youtube.com/watch?v=armP8TfS9Is&feature=youtu.be

この先生はNVC(非暴力コミュニケーション)についてはとくに何も言っていませんが、彼が生徒たちに伝えようとしていることは、まさにNVCが伝えていることと同じです。「つながり」の中に解決の鍵があるように思えてなりません。


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2012/02/07

日本の地震と原発/瓦礫のこと

以前、昨年10月まで日本の地震を可視化した映像を紹介しました。3月11日の音は迫力があって、コワいぐらいです(あのときの体験がよみがえってきます)。

こちらは同じ方が作った2011年丸々一年分(2011年1月1日〜12月31日まで)の映像:
http://www.youtube.com/user/tokyobrowntabby?feature=watch#p/u/0/TCM2DexwxkI

こちらは別のサイトですが、やはり日本の地震地図です。上記のものとの大きな違いは、震源の深さが50KM以下で細かく分類されていて、虹色になっているところです。ほとんどの地震が40キロ以下の浅いところで起きているのがわかります。
http://www.japanquakemap.com/?lang=jp

こんなに大きな地震の多発する国で原発は無理です。福島第一原発の事故だけでもこれだけの大きな損失があるのですから、もう再稼働は許せません。政治家の最大の仕事は、国民のいのちと財産を守ることですが、原発が事故を起こせばいのちも財産も守れないのです。

日本は原発を卒業しましょう。今も原発なしで電気は足りているし、人口は減っていますので、今後需要が伸びることはまずあり得ません。

さて、瓦礫問題について、私と同じ意見を見つけましたので、引用します。「品川宣言」を起草したお一人の前迫さんという方です。
ーーーー
例えば関東の焼却灰や下水汚泥で高い数値の放射性物質が回収された。その行き先は福島第一の敷地以外にはないのです。放散された物が濃縮されて回収されたのです。元あったところに戻して、閉じ込め直すのが、唯一正しい方策です。

私は昨年4月頃から、フクシマから放射性物質を出してはいけない。それが農産物の形をしていようが、震災ガレキの形をしていようが、放射性物質を余所に移動させることは、汚染の拡散である。

フクシマから出して良い、出さなければいけないのはそこに生きている「人」だけだ!と言い続けています。
ーーーー

とくに最後の「フクシマから出して良い、出さなければいけないのはそこに生きている「人」だけだ!と言い続けています。」には同感です。

引き続き、東日本大震災被災者支援プロジェクト・一般社団法人「つなぐ光」では、沖縄にて福島第一原発200キロ圏内の妊婦、子連れ家族の支援を続けています。今後は移住に力を入れます。


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2012/02/06

ハーモニクス・ライフセンターの企画

玄さんと私(と子どもたち)がハーモニクスライフ・ハワイの創設に向けてハワイ島に移住した後、千葉県鴨川の家(リモ農場/ハーモニクス・ライフセンター)はどうなっているの?という問い合わせが時々あります。ご安心を。ハーモニクス・ライフセンター鴨川は自給農を目指す若者たちに引き継がれて健在です。

彼らは農業経験こそありませんが、個性豊かなバックグラウンドを持つ3人。これまでハーモニクス・ライフセンターでご縁をいただいた方とのつながりで、私たちが目指してきたことが引き継がれていて、とてもうれしいです。

私の部屋とオフィスはそのまま(3ヶ月に一度ぐらい帰国しています)で、なんと、今年の誕生日プレゼントに、鴨川の友人が「こんまり先生のときめきのお片づけ」をプレゼントしてくれることになったのです!

ああ、私の一番苦手だったお片づけ(「もったいない」という気持ちが強すぎて何も捨てられない。せっかく「ガラクタ」のワークまで受けたのに・・)をプレゼントしてもらうことになり、うれしくて、うれしくて。

さて、そのお片づけにも関わっている若者たちの企画をご案内します。

「なるべく自給して暮らす」ことに向けたやる気と意欲満点の企画です。はっきり言って、鴨川の家は今とっても寒いです(北海道より寒い)。薪割りも、薪集めもみんなでやる必要があります。ここでの暮らしは、何でも自分たちでまかない、なんでも手作り。覚悟してご参加くださいね!
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2月25日(土)~26日(日)
山の中での味噌作り第二弾とお米づくりはじまりのオーガニック食1泊3食付きツアー!
http://ameblo.jp/awalife2011/entry-11144641142.html

3月10日(土)~11日(日)
3・11 awalife special retreet
311キャンドルナイト&魅惑の週末断食パーティ&311ビデオ上映会【食べるということ、生きるということ、あなたが隣にいること】
http://ameblo.jp/awalife2011/entry-11153504447.html
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あなたにとって必要な出会いに恵まれますように。


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2012/02/05

日本がもし脱原発したら、世界が真似します

日本は世界有数の経済大国です。この小さな島国に、1億3千万人が54基の原発と共に生きてきました。確かに経済的繁栄に原発は寄与したかもしれません。でも、それはいのちや健康と引き換えであることは、今じわじわと認識されつつあります。

福島からで続ける放射性物質は、土を水を汚染し、じわじわ食べ物の中に入り込み、食を通じて子どもたちの体の中に入っています。福島の子どもたちの甲状腺にはもう1/3の割合で異常が見つかってしまいました。チェルノブイリ以上の汚染地に人々がまだ暮らし続けている日本。逃げる場所がないから?お金がないから?そんなわけがない。ソ連でもできた避難がこの国ではできないのは、なぜ?

311原発震災で福島は広島、長崎と並んで世界の「フクシマ」となりました。ドイツで、イタリアで、スイスで脱原発が決定しました。しかし、それはまだまだ何十年も先のことです。

この4月末に泊原発を最後に全ての日本の原発が一時停止します(現在、残るは3基です)。それは高レベル廃棄物の生産(増産)が初めて止まる、ということを意味します。この日をどんなに待ち望んでいたでしょう。

もちろん原子力産業会は存続をかけて、再稼働をしようとするでしょう。でも、再稼働は許さない。

もうやめましょう。地震が多発する国に原発は合いません。日本という自然豊かな国を、これ以上汚さず、壊さず、子どもたちに手渡しましょうよ。

日本はこの事故を教訓にして、いち早く脱原発を実現し、地域分散型の食とエネルギーを自給する社会を達成できるのです。それは助け合いながら、つながりながら、みんなで汗を流したり、笑い合って生きていく社会です。江戸時代に日本に来た西洋人が驚いた『逝きし世の面影』に描かれたような、美しい完全循環のシンプルライフが徹底した日本社会です。

日本が世界に先駆けて脱原発をしたら、私は世界中(とくに、日本を見ているアジアやアフリカ諸国)が真似すると思います。この7月にはリオで地球環境サミットから20年の国際会議がありますが、そこでも福島の教訓を分かち合えたらいいですね。

日本人は元来、地球と一緒に、自然と共に生きてきた民族です。西洋に追いつけ追い越せと、大切なものを置き去りにしてきましたが、私たちのDNAには、自然を愛で、地球と共に生きる術が刻まれています。

都会暮らしの私でも、野菜や米を育てて収穫するとワクワクするのです。あなたにもできると思いますよ。私たちは14年鴨川でそんな風に暮らしたのですが、とってもとっても充実して楽しかったです。

どこでも自給的な暮らしができる自信ができたので、今はハワイ島の住宅街で自給ライフに挑戦しています。ハワイとはいえ、アメリカですからね、ここは。アメリカの住宅街で野菜や果物を自給するなんて、まるでアメリカの中にキューバを創るみたいで超面白いです。私たちのような暮らしを真似してくれる人が増えるといいな!と思っています。

2012年、このまま日本がめでたく脱原発して、日本と世界にとって最高の年になりますように!


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2012/02/04

誕生日は「おかあさん、私を産んでくれてありがとう」の日

2月3日で私がこの世に生まれて、半世紀が経ちました。あっという間の50年です。お祝いのメールを下さったみなさま、ありがとうございます。

子どもの頃は誕生会などをしてもらいましたが、自分が子どもを持ってからは、この日は母に電話して、「お母さん、私を産んでくれてありがとう」と伝える日になりました。

昨年、母が肉体を離れ、もう直接「ありがとう」と言うことができないのは、なんともさみしいです。でも、私の心の中で生きている母に伝えます。

「お母さん、私を産んでくれてありがとう」

あっ!母は今も私の体の中でも生きている、ということに改めて気づきました。私の体のDNAの半分は母からもらったのでした。

いのちって、不思議です。私は母から生まれましたが、私の母も父もその母から生まれました。また私の祖父母もまたその母から生まれました。当たり前のことですが、考えるととても不思議なんです。母から子へと延々といのちがつながれてきたことって。

父の種が母の子宮に宿り十月十日育まれて誕生する、いのちの不思議。
初めて子を宿し、産んだときのあの驚きと喜び。
この地球の始まりからずっとつながっているいのち。

私を動かしているものは、このいのちを守り、つなぎたい、という思いです。

だから私は心から、全身全霊で原子力を止めたいのです。それが商業利用(原発)であれ、軍事利用(核兵器)であれ。放射線はいのちの元であるDNAを壊してしまうから。年老いたものより、より若きもののいのちを損なってしまうから。

だから核のない未来を目指します。Nuclear Free Worldです。

処理できない放射性廃棄物をこれ以上増やしてはいけない。
もうこれ以上、この地球に人工放射能を増やしたくない。
幼いものたちのいのちを損ないたくない。

とはいえ、現実は厳しく、世界中でまだまだ原子炉は作られようとしています(現在約440基、ほとんどが北半球にある)。福島を経験してもなお、日本政府や企業は原発輸出に必死です。今年の4月末には一度全停止する日本の原発は、再稼働に向かって着実に準備を進めています。

<現在稼働中の3基原発が停止する予定日>*51基は停止中
関西電力   高浜3号 2012年2月20日
東京電力   刈羽6号 2012年3月末までに
北海道電力  泊3号  2012年4月末までに

原発再稼働の問題は、エネルギー問題(電気が足りなくなるから)ではありません。経営、経済の問題なのです。

そのことを、金子勝さんが脱原発世界会議でお話してくれました(NHKの「ラジオ深夜便」でご一緒したことがあります)。「原発の即時廃止」を主張する経済学者の存在に勇気づけられます。

以下に、金子勝さんのお話の冒頭を記します。
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脱原発世界会議 A-3:「問題だらけの原子力」
2012年1月15日 金子勝氏発言

日本の現状を説明しながら脱原発のシナリオを考えてみたい。

原発の利権構造 日本的文脈

日本は原発を民間の電力会社がやっている。10社が地域独占をし、コストアップで必ず利益が保障される総括原価方式がこれを支えている。大量に国民から電気料金で引き上げたお金が、自民党への政治献金、電力総連から民主党へと流れている。経済産業省からは天下りで事務次官が副社長になる経路が確立している。電力会社は財界の中心を占めていて、それが研究費として学会へ、広告費としてメディアに流れる。その周辺に様々な国の機関が群がり、原子力村が形成されている。

原発再稼動の問題は日本の電力供給力不足ではなく、電力会社の経営問題に深く関わっている。それゆえに激しい抵抗が発生する。

ーーーーここまで。

金子さんに同感です。このテーマを扱った彼の新著『「脱原発」成長論』(筑摩書房)はぜひ読みたい一冊です。


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2012/02/02

ハワイ島に無事戻りました:日本でお世話になったみなさまに感謝!

MBS(毎日放送)ラジオの「たね蒔きジャーナル」2月1日
【4号機倒壊で放出する放射性物質の量】 最大の場合10倍を超えるby小出裕章(京都大学)
http://hiroakikoide.wordpress.com/

地震予知と地震雲について、宇田進一さんの興味深い報告がありますので、こちらもご覧下さい(備えを)。
http://www.interq.or.jp/japan/jishinlb/
ーーーーー
1月31日の鴨川の我が家は、朝起きると温度計がマイナス4℃で、びっくりしました。北海道よりもずっと鴨川の山の中の我が家の方が寒いのです。まあ、築200年の古民家だから仕方ないですが、冬の山の暮らしは大変です。

今、鴨川のハーモニクス・ライフセンターでは若いカップルともう一人の若者がコーハウジング(共同生活)をしています。もう1カップルぐらい暮らせるかもしれないので、興味のある方は私にメールでご連絡下さい。自給自足やシンプルライフを目指し、それが楽しめる人限定です。

こちらハワイ島のハーモニクスライフ・ハワイで田植えをしたことを以前書きましたが、残念ながら分けつせずに、そのまま背丈だけ伸びている状態です。これではお米は収穫できないので、また最初からやり直しです。たぶん、種籾が合わない(ハワイ島は暖かすぎ?)ので、今回は沖縄の種籾を友人から譲り受け、さっそく浸水しました。早ければ1週間ぐらいで種まきが、来月には田植えができるでしょう。いろいろ試行錯誤してみます。

本当は、水が流れているタロイモ畑を借りられたら最高です。そこで田植えができたら、言うことありません。

当面、我が家はバナナやパイナップルなど、ここの気候にあったものを育てます。家の垣根は全部ハイビスカスなのですが、これはお茶にしかならないので、何本か残して、全部バナナとパパイヤとココナッツにしてしまう予定です。まあ、ここは農地ではなくて町中の住宅街なので、あまりやり過ぎないようにご近所との景観のバランスにも配慮する必要があります。

今回、全国各地でNVCを取り入れた共感のコミュニケーションのワークショップをやりましたが、なんだかスゴかったです。参加者のみなさんのおかげで、私の学びも深まり、つながりや希望のニーズが満たされました。これまでやってきた様々な平和活動(主に情報を伝える、ということ)より、もっと深いところで手応えを感じています。

次回帰国できるタイミングで、またやりたいなあ、と思うと、昨夜戻ったばかりなのにもう日本が恋しいです。

食べ物はやっぱり日本が一番美味しいし、何と言っても寒いときの温泉は最高です。今回は予定がびっしりだったけれど、それでも長野と北海道では温泉に浸かりましたよ!我が家も、とっても寒かったですが、お風呂(薪でわかしています)に入ればぐっすり眠れます。

放射能汚染がどこまで広がるのか(実質的に、ほとんどの放射性物質は偏西風と海流で、ハワイを含む風下諸国にきています)、内部被曝の影響がどのように出るのか、まだ未知数ですが、今回教えてもらった免疫を高める「モリンガ」や、日本古来の発酵食品(三五八などの塩麹)を日々の生活に取り入れて、放射性物質が体に入っても排出できる体を目指そうと思います。


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