2012/02/10

すべての原発をハイロ(廃炉)に

2011年9月19日の明治公園で行われた脱原発集会での武藤類子さんの「さよなら原発」のスピーチは感動を呼んで、ネットで世界中を駆け巡り、ついに本にもなりましたが、何度聞いても、涙が出てきます。


同じく、2月4日に福島で行われた広瀬隆さんの「福島の子どもたちを救おう!汚染地帯で生きる私たちは、今、何をすればよいのか」というテーマの講演も「渾身の」という表現がピッタリのものでした。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/3474

あの細い体に秘められたパワーは、何としても子どもだけは救いたい(広瀬さんにはかわいいお孫さんがいます)、という並々ならぬ決意からくるのでしょうか。

米国では先日、イリノイ州の原発で事故がありましたが、ハワイ島の人々はまったく気にしていません(ニュースにもなっていない)。
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20120131k0000e030148000c.html

それどころか、今日飛び込んできたのは「米国で34年ぶりに原発建設」のニュース。なんと東芝子会社のウエスチングハウス製の原子炉が採用されることに。ああああ・・・。これでまた原子力産業が延命される・・・。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120210-00000017-reut-int

今、山本義隆著『福島の原発事故をめぐって いくつか学び考えたこと』を読んでいますが、ページをめくる度にハッとさせられます。「原発周辺に住む何万・何十万という人たちに対して、原発という未完成技術のために捨石になれという権利は誰にもない。そもそも福島原発周辺の人たちは、その受益者ですらないのだ。」 には、全く同感。

武藤さんや広瀬さんの話を聞き、この本を読むと、東京に生まれ育った者として、ずっと知らないで福島や新潟の人々を押しつぶしてきたことに気づきます。私が物心ついたときにはすでに日本には原発があったけれど、私が原発の問題に気づくには、チェルノブイリ原発事故とそれに続く伊方原発の出力調整実験を待たなくてはなりませんでした。

そして、今、311の福島第一原発事故が起きて、日本中で「原発いらない」「再稼働を阻止しよう」の声が野火のように広がっています。

武藤さんが呼びかけているように、私たちはつながりあい、横に広がって、原発を止めるのです。あと3基。この夏はみんなで協力して助けあって、原発なしで乗り越えましょう。そして、このまま廃炉へ。

グリーンピースがまた素敵なアクションを始めてくれました。私も早速、Twitterで呼びかけました。LOVEハイロ作戦。
http://www.love-hairo.org/join/

私のTweetはこれ:
https://twitter.com/#!/kikuchiyumi/status/167523273368801280
子どもたちにこれ以上放射性物質を残したくないし、いつくるかわからない大地震と第2の原発震災を心配したくないし、誰にも被曝しながら働いてほしくないし、何よりこの地球の生きとし生けるものものたちが生き続けてほしいから、すべての原発を廃炉にしたいです。

本当に、原発ってダメだと思う。地震国にあるなんて、全然だめだ〜。早く止めましょう。ね。なくても電気足りているし、実はとっても割高だし。核兵器の材料と核廃棄物を作る「湯沸かし」装置でわざわざ電気を作らなくていいです。いのちがけの電気はいりません。


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1 件のコメント:

Reiko さんのコメント...

ゆみちゃん、どこのおうちも燃えなくてよかった。きっと、ハワイの神々が守ってくださったんだね。

私もこの頃つくづくありがたいな~って思うよ。いま、生かされている命を活かして生きたいと思う。