2012/02/09

生きている、家がある、ご飯を食べられる、ありがたいこと

昨日は山火事(こちらではBush Fireといいます。「やぶ火事」ですね、直訳すれば)であわや我が家も燃えるかも、という一日でしたが、今日はもう日常に戻りました。朝、現場を見に行くと、一体が黒こげでまだ少しだけ炎が残っていました。でも、もう周囲に燃えるものがないため、消火活動はしていませんでした。

それにしても、避難命令が出て、家をあとにしたときは、もうダメかもしれない、と一瞬思いました。警察から「5分で退避するよう」と言われたときに、まとめた荷物が今でもおかしいです。私が何を大事にしているかがよくわかる内容でした(玄さんにも笑われた。恥ずかしいので秘密)。

今日は一日ぶりに家族でご飯です。私が出張のときは、子どもたちは父親の作ったご飯を食べています。が、私がいるときは、私が作ります。家族にご飯を作ってあげられる、ってとても幸せなことです。毎日毎日作っていると、ときどき嫌になってしまったり、面倒になるときもあるけれど、こういうことを体験してしまうと、ご飯を作れることがありがたいです。

311以降、ずっとそうなのですが、「生きていること」がありがたい、とつくづく思います。
そして、家があり、こうしてブログを書けることも、読んで下さる方がいることも、家族でご飯を食べることができることも、ありがたいです。

いやあ、何もかもがありがたいという心境ですね、最近は。

今日の月がきれい。
山がきれい。

遠くのみなさんから、お見舞いのお言葉をいただきました。どうもありがとうございます。
心配をおかけしました。私はもう大丈夫です。

家族全員元気です。

今回の火事による死人もケガ人もなく、燃えてしまったのは樹々と草だけで、家は一軒も燃えなかったようです。本当に奇跡。我が家の前の家の庭と、裏庭に隣接した牧場にまで延焼したものの、家はどこも大丈夫でした。本当に良かったです!消火活動にあたったハワイの消防士のみなさん、ありがとうございました。

火災発生中、フラをやっている友達が電話をしてきて、「これから雨乞いのお祈りをするから」と言ってくれました。すると、まさしくそのとおりになり、昨夜は一晩中、久しぶりの雨が降りました。フラの祈りがハワイの神さまに通じたのでしょうか。

偶然の一致かもしれないけれど、「ここは神さまが宿る島だ」、とつくづく感じた出来事でした。


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