暴力の根本原因／スーザン・ジョージさん来日！

すばらしいものを、昨年、日本で開催された「平和省地球会議」にいらしてくれたマギーさんが教えてくれました。

２００５年にロンドンで行われた平和省地球会議（当時は、国際平和省会議と訳していた）と２００６年にカナダで行われた平和省地球会議のファシリテーターをしてくれたトランセンドのカイさんが暴力の根本原因についてお話されている映像です。たった５分ですから、ぜひご覧になってください（英語です）。
http://www.thiswayupezine.com/index.php?option=com_content&task=view&id=362&Itemid=85

わたしたちが認識できる直接的暴力（戦争を含む）は暴力の氷山の一角であって、暴力の根っこは構造的暴力（社会的、文化的、経済的、などなど）にあることを見事に簡潔にお話しされています。カイさん、やっぱりすばらしいです。この若さで、この落ち着き、包容力、博識、叡智、実行力、実現力、リーダー性、人間愛などを兼ね備えています。また、彼のトレーニングを受け たいなあ、そういうチャンスをつくりたいなあ、と思います。

そうそう。これも今日知ったのですが、『なぜ世界の半分が飢えるのか』（これも構造的暴力。きれいな水や食糧がないことでいのちを奪われる人のほうが、戦争で亡くなる人よりずっと多い）を書いたスーザン・ジョージさんが来日されることを今日知りました。この本は本当に大切なことが書いてあるので、繰り返し読んでいる愛読書。『債務ブーメラン』もすばらしい。その著者に会えるなんて、夢みたい。

最新著作は『オルター・グローバリゼーション宣言：もう一つの世界は可能だ』『WTO徹底批判』です。こちらも読んでおかないとね。コリン・小林さんと杉村昌昭さんが訳された『徹底批判　G8サミット』も良さそう。すべて作品社です。

スーザン・ジョージは６月２８日、G8サミット直前東京行動集会で講演します（文京区民センター）。６月３０日は明治大学白金キャンパス、７月１日は東京大学駒場キャンパスでも夜に講演されます。東京近郊の方は、ぜひご参加を！わたしもどれかに参加します。スーザン・ジョージの大ファンとしては、このチャンスは見逃せません。

「G８サミットを問う連絡会」の企画をご覧ください。ブース出展などもできます。

追伸：昨日ブログに書いたカナダのCODEXの法案C-51は可決されずにすみました（カナダの友人が教えてくれました）。ちょっとだけホッとしました。次は日本にもやってくるかもしれないので、みなさん、しっかり学んでおきましょうね。

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