2008/09/14

『闇の子供たち』を観ました:明日、山水人(やまうと)でお話します

闇の子供たちのJPG

大阪行きの飛行機に乗る前に有楽町のスバル座で『闇の子供たち』を観てきました。911真相究明仲間たち5人と一緒。キップ売り場は長蛇の列で、場内は満席でした。

わたしは飛行機に乗り遅れないように、最後の20分は観られなかったので、空の上でまた、小説『闇の子供たち』を読み直し始めました。

一度目に読んだ時よりも、より深い闇が見えます。最初は辛くて読めなかったところも、今度は目をそらさずにしっかり読んでいます。買春は一番古くからある商売の一つであり、貧富の格差が日本の中でも、そしてグローバルにも広がっている今、より弱い者、幼い者が蹂躙されていきます。いのちに値段がついて売買される現実は、ますます深刻。

あまりにも過酷で、非道で、凶悪で、その闇の深さと大きさに、たじろぐばかり。小説の結末は知っているけど、映画はまた違う脚本なので、どんな結末だったのか。もう一度、最後の20分のために観に行くつもり。

今日は、監督の坂本順治さんと、人気俳優の妻夫木聡さんが舞台あいさつをしました。坂本監督はこの作品を映画化しようとしたとき、いろいろな人から、「このテーマじゃ絶対無理」「客は来ない」と否定的な言葉を浴びせられ続けたそうです。

しかし完成してみると、最初全国7館での上映館だったのが今では100館を越える、というすごいことに!配給会社のGo!CINEMAの坂上さんは、「活字の力と口コミの力」と言っていました。ダミアンから千葉の劇場がガラガラだったと聞いていたので、ちょっとホッとしました。それに若い人が多かったのもうれしかった。

何でもまずは知ることが最初の一歩だから。
この現実を創っているのは、自分だから。

しっかり見据えて、しっかり伝えていきたいと思います。

明日から、山水人(やまうと)にいきます!今、これは心斎橋の『若松』で出そうとしているところ!

堀越由美子(いのち抱きしめて お産セミナー主宰)さんと朴 保(在日二世の国際的シンガーソングライター)とわたしの対談です。お近くの方はぜひ。(といっても、どこだかわかっていないのだけどね。滋賀県の朽木というところ)

1桁から3桁にいくってことは、大ヒットになる可能性もあります。すでに10万人以上が観たことになるそうです。彼はこの映画を外国の遠い話とはしたくなかった。「映画館を出るとき、町の風景がちょっと違って見えたらいいと思っています」と話してくれました。

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