2009/02/06

どうして戦争で人を殺してもつかまらないの?

テロリストは誰?のJPG

毎朝、子どもたちは私の布団の中に入ってきて、いろいろなことを聞きます。パジャマから着替える前のほんの数分から10分ぐらいなのですが、こんなスキンシップができるのはあと何年かなあ、なんて思っています。

今朝は小学校2年生の娘がドキッとする質問をしてきました。
「ママ、人を殺したら警察につかまるでしょう?
でも、どうして戦争で人を殺してもつかまらないの?」

本当ですね。どうしてでしょう。
私にもわかりません。

アメリカは宣戦布告なしに、度々他国にミサイルなどを打ち込み、無実の人々を多数死傷させていますが、誰かがつかまった、というのは聞いたことがありません。

そんなことをしたのはブッシュ大統領だけではありません。オバマ大統領も就任早々、アフガン・パキスタン国境地帯を無人戦闘機で攻撃して少なくとも子ども4人を含む22人のパキスタン人を殺しました。その前のクリントンもその前のブッシュパパも、その前のレーガンもその前の・・・・。延々とそんなことが繰り返されています。

ウィリアム・ブルム著『アメリカの国家犯罪全書』には私たちの知らない「カバード・オペレーション(秘密作戦)」で攻撃した国のリストがずらりと出てきます。第二次世界大戦以降、アメリカによる他国(第三世界ばかりです)への軍事攻撃回数は200回以上。そのうち私が知っていたのは10回ぐらいで、あとは聞いたこともありません。アメリカ人ももちろん知りません。知っているのは実際に殺されてしまった人たちの家族です。

私たちが翻訳した『テロリスとは誰?』というDVDにはその様子が生々しい映像で現地の被害を受けた人々の証言と共に描かれています。CIAの秘密作戦で少なくとも600万人の第三世界の人々を殺してしまった、と元CIA高官が言っているのですから、何とも酷い話です。

今日は2004年8月号の「Days Japan」に私が書いた記事を読んだという人から『テロリストは誰?』(DVD、3150円)の注文がありました。この作品こそ、私が日本人全員に観てほしいものです。映画と本を積んで、全国キャラバンをやりたいぐらい(誰かやりませんか?)。

さて、昨日は東京・四ツ谷のエイトスターダイヤモンドで開催された『生き方は星空が教えてくれる』の著者・木内鶴彦さんの講演会に行ってきました。

木内さんは彗星の発見者として世界的に有名ですが、私が興味があるのは彼の環境問題の解決や病気の治癒につながる発明の数々です。彼は臨死体験をしたときに過去や未来に実際にいって、いろいろなことを学んできたようです。ユニークな発明はその体験から来るのかもしれません。

その講演会に一緒に行ったのは、兵庫県から来た秋田和美さんと、ニューヨークから来日中の菊川征司さん。菊川さんからはその日発行されたばかりの『世界恐慌という仕組みを操るロックフェラー』をサイン入りでいただいちゃいました。彼の本は面白すぎ。

これは『闇の世界金融の超不都合な真実』『9・11テロの超不都合な真実』に続く3作目。これらの作品を書くまでは全く本を書いたことはなかったそうです。それが立て続けに大ヒットしていますから、スゴいです。

安部芳裕さんのロスチャイルドの本と菊川征司さんのロックフェラーの本を合わせてよめば、これまでわからなかったいろいろなことの謎が解けますので、おすすめします。いずれも徳間書店から。

それにしても、娘の朝の質問には回答に窮してしまいましたよ。

「大人ってだめだね、本当にごめんね。戦争のときはいっぱい人を殺した人が褒められたりするの。でもママは戦争のときだって人を殺してはいけないって思う。ママは戦争そのものをなくしたいの。そのために働いているんだよ」としか言えませんでした。

大人の争いの犠牲になって殺される子どもたち。ごめんなさい。

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

本当にそう思いますね。沢山の子供が戦争で夢や未来を奪われてしまっている。そんなに簡単に子供の夢や希望を奪ってしまっていいのか、戦争を起こしている人達にきいてみたいです。

ポプラ さんのコメント...

ごめんなさい、「どうして人を殺してはいけないの」 という質問にも私たちは答えることが出来ないのです・・・。

悲しい事実ですが、人の命は誰も保障していなく、何故人を殺してはイケナイのか・・の問いに 「自分が殺されるのが嫌だから、他人を殺すのは悪いこと」というような答え方をする人が大半です。この論理からは 人の命を大切にしない人は殺しても構わない・・という理屈になり、戦争で人を殺すことと、死刑制度が肯定されてしまうのです。

人を殺してはイケナイのは相互保障の関係ではありません。私たちが互いに人間であることを全く理由もなしに認め合うならば 戦争も死刑も無くなると思います。