オーストラリアといえば、パーマカルチャー(持続可能な農的暮らしのデザイン)のメッカ。その中でもコミュニティーとしてパーマカルチャーに取り組んでいることで有名な
クリスタルウォーターズを訪ねました。
http://www.ecologicalsolutions.com.au/venue/cw_intro.htmlここに来るのは1999年以来10年ぶり。前回来たときは、最初の結婚のときの子どもたちと一緒でした。彼らはもうティーンエイジャーになっています。時の立つのは早いです。
クリスタルウォーターズは相変わらずのどかで、あちこちに野生のカンガルーが寝そべっています。ここがいかに自然が豊かなのかが伺えます。
インフォメーションセンターの奥には新しくパン屋さんとチャイ屋さんができていて、若いお母さんたちが子ども連れでお茶をしていました。「ハロー」と声をかけると、「コンニチハ」とカタコトの日本語で親しげな声が返ってきました。ここでは、パーマカルチャーの講座が定期的に行われていて、日本からも毎年ツアーが組まれ、ここでワークショップを受けているようです。
パン屋さんのレスはとても親切で、彼のとっておきのパン種といろいろな種類の小麦やライ麦(すべてオーガニック)をやはりパン作りが好きな玄さんに分けてくれました。
クリスタルウォーターズの住人で古い友人のピーターを突然訪ねると、いきなり訪ねていったにも関わらず大歓迎を受け、「今日は泊まって行け」と一晩泊まらせていただくことになりました。ピーターはもう70歳になったのに、相変わらず元気で自転車の旅を続けていて、私たちが訪ねた日にちょうどメルボルンへの旅から戻ってきたところでした。どうりで何度電話をしてもつながらないわけです。
彼は環境意識がとても高く、シンプルな暮らしぶりは徹底しています。節電にしてもゴミになるものを家に持ち込まないことにしても、トイレや生ゴミをコンポストすることや極力手づくりで何でも作ることなど、我が家と共通している部分もあります。でも、彼の意識の高さはさらに一歩進んでいて、一緒にいるだけで学ぶことが多いです。
ピーターさんが出すゴミは本当に少ないし、牛乳パックをつかった苗作りなど、廃品の再利用は見事でした。
ここで米作りができたら、移り住みたいぐらい!そんな話をしていたら、このコミュニティーの米を作りを志す若者が私たちの訪問を聞きつけて、訪ねてきました。早速、米作りのノウハウをアドバイスしました。
夜は満点の星。鴨川も星はキレイですが、ここは本当に満点の星です。天の川も南十字星もばっちり見えましたよ。野生動物の多さも半端じゃありません。大蛇(パイソン)がポッサムを食べた写真もピーターから見せてもらいました。3メートルの大蛇に出くわしたら、ちょっと怖いですね(毒はないけど)。
帰りは、コープ(生協)運動で有名なマレーニ(Maleny)の自然食生協でローフードの食材をどっさり買い物をして、一路ブリスベンへ。大都会で泊まるのはあまり気が進まないのでそのまま通り過ぎて、今晩は郊外のTweed Headsという海沿いの町に宿を取りました。
明日はやはりオルターナティブコミュニティーとして有名なByron Bayを訪ねます。毎日2回子どもたちに電話をしていますが、留守番を頼んだ友人がとてもよくやってくれているので助かっています。次回は子どもたちも連れてゆっくり滞在したいです。
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