2011/12/18

まだ「原発止めると電気が足りなくなる」と信じている人がいる!

二日前に、「2012年を脱原発の年に」というブログを書きました。
http://kikuchiyumi.blogspot.com/2011/12/blog-post_16.html

すると、匿名の方から以下のようなコメントをいただきました。読んでいない方もいると思うので、そのまま引用します:
ーーーーーー
頼みますので、再稼働阻止など電気を止めるようなことをしないでください。病院など人の命がかかっています。
冷静に考えれば、一般家庭がいくら節電しても原子力分を賄えないのはお分かりでしょ?
(私も節電は大切だとは思っています)
たとえ原子力を止めて化石燃料で賄ったとしても、電気料金の値上げは目に見えていますし、貧しい家庭は、これ以上電気料金が上がるのも困ります。
また、放射能も恐ろしいかもしれませんが、二酸化炭素による温暖化のほうが、世界規模でもっと恐ろしいのではないですか?
不安な思いも十分わかりますが、もっと現実を客観的に直視してみてください。
ーーーーーー

ちょっとびっくりしました。

なぜなら、日本はすべての原発を止めても電気は足りているからです。

私はこのコメントに対して、以下のようにお返事しました。

-----ここから転載:
あなたが本気で「再稼働阻止な=電気を止めるようなこと」と信じている、と仮定してコメントします(もしかしたら、そうじゃない可能性もあるので)。

日本は原発がなくても電気は止まらないのです。これまでも、これからも。「原発止めたら電気が止まる」と言って脅してきたのは、原発を推進したい人たち(それで潤っている人たち)だけです。

「えっ!足りてたの?」のキャンペーンなど、今では多くの市民が今ではそのことに気づいていますので、どうぞ匿名さんもご自分で日本で必要な最大電力と、火力、原子力、水力、再生可能エネルギー、自家発電の設備容量を調べてみて下さい。節電しなくても足りてます。

参考サイトをあげておきます:
「原発なしでも電気足りてる:小出裕章」
えっ!足りてたの?http://sunaga.org/works/311t.htm
-----転載ここまで。

やはりマスコミの力は絶大ですね。
日本の市民運動、独立系メディアの力ではまだまだ太刀打ちできません。

それでも、このブログとかメルマガとかTwitterなどのネットメディアを使って、一人また一人と「原発なくても電気は足りる」ことを理解する人を増やしたいです。どうかあなたも力を貸して下さい。

*読んでくださって、ありがとうございます。下の緑のボタンをクリックしてくださるとうれしいです。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

この話は、電気が足りている足りていないという話ではないのではないですか?
もし化石燃料などで全量賄った場合、二酸化炭素を膨大に排出しますし、当面は電気料金も大幅に値上げされる結果となるのではないですか?
極論すれば、あなたたちが言っていることは、自分たちさえよければ二酸化炭素で全世界の人が困ってもそれは関係ないと言っているように見えてしまいます。

Yumi Kikuchi さんのコメント...

化石燃料の中でも石油に頼るのはだめです。今の日本なら、火力を石油から天然ガス・コンバインドサイクルにするだけで、二酸化炭素の排出量がぐんと減ります。「自分たちさえよければ二酸化炭素で全世界の人が困ってもそれは関係ない」なんて人がいるでしょうか。すべてのいのちはつながっており、自他共に生かすことでしか、誰も生きることはできないです。二酸化炭素も減らし、放射性物質も減らす道を選びましょう。今、原発につぎ込まれている私たちの税金を自然エネルギーに投資するだけでも、まったく違う未来が可能ですよ。