2008/05/02

私たちの預貯金が人殺しに使われているー田中優/今年の田植え

田中優さんのことはこのブログでしばしば紹介していますが、タイトルの言葉はヒューマンネットワーク『虹』の2008年2−3月号の「21世紀の生き方メッセージ特集」から取りました。

こういう発言を日本で最も頻繁にしているのは、おそらく田中優さんとわたしではないでしょうか。戦争に反対の多くの人たちも、郵便貯金や銀行預金と米国債の関係を知らずに、預けている場合があります。わたしもクラスター爆弾製造企業に融資している三菱東京UBS銀行にまだ口座があります(振込などに使っていて、便利なのでなかなか手放せないが、最低の預金額にしてキープしている)。

以下、『虹』に特集された田中優さんの言葉から引用しますーーーー

こんなに軍事費を出せるほどアメリカは金がないはずです。貿易赤字で財政赤字、いったいどこに金があるんでしょうか。実はこのお金、国債で集めています。そのアメリカ国債を買ってくれているのが日本。これはみなさんの郵便貯金、銀行預金が使われています。その資金で日本政府の発行する短期国債が変われ、それによって集められたお金で日本政府はアメリカ国債を買って貢ぐ。アメリア国債の4割近くを買っています。

この購入額は、イラクでアメリカが使ったお金とほぼパラレルになっていますから、私たちの預貯金の陰で、約5年の間に100万人のイラクの人たちを殺すことができたのです。みなさんの預貯金のおかげでイラクの人たちの頭の上にミサイルをプレゼントした、という構造になっています。

ーーー引用ここまで。

第5回東京平和映画祭のJPG

もっと知りたい方は、田中優さんの講演会に出かけるか、彼の著作か『虹』をゲットして読んでくださいね。ちなみに、第5回東京平和映画祭でも7月18日の夜、田中優さんによるスペシャルトークが『Iraq for Sale』の上映会のあとにありますので、お楽しみに。

さて今日はしとしとの雨ですが、田んぼにやっと水がたまって、苗床作りを玄さんと研修生の伊藤雅司くんがやりました。美しいですよ。このまま種籾が芽を出して、順調に苗が育てば、今年の田植えは6月中旬ごろになります。裸足で田んぼに入るのは、最高の解毒にもなるので(そして大地ともつながります)、ご参加をおすすめします。

日程が決まり次第、このブログで発表しますので要チェックね!

今、我が家の改装はオフィスをやっています。昨日、今日は「樹の住まい舎」の佐藤さんと伊藤くんとあんなちゃんとわたしが壁塗りに挑戦しています。伊藤くんはめちゃくちゃ壁塗りがうまい!土佐漆喰の壁はすごく気持ちがいいです。早く完成しないかなあ。

昨日発表した「図書館ビデオ寄贈大作戦」は、うてば響くような反響で、さっそく5名から申込みがありました。ありがとうございます。あと45名です。お早めにね。今日のメルマガでも配信しました。

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