でも現実をしっかりみましょう。わたしたちが9条世界会議の成功を喜んでいる間も、世界各地で戦争は続き、人々は殺され続け、そして我が国の自衛隊(航空自衛隊)は相変わらずイラクにいきっぱなしで米兵と武器を空輸しているのです。
9条はまだ生きているけれど、まだ生かしきれていません。
9条を本当に現実にするのは、これからです。
そして、それには私たち一人一人の不断の努力がいるのです。
昨日の9条シネマのコーナーも本当にたくさんの人に来ていただいて、200人の会場に立ち見がきっしり。最後には前の方にきて地べたにみんな座ってもらい(こういうことは、2006年の「911真相究明国際会議」のときもありましたね)、すごい熱気の中で『テロリスとは誰?』を観ていただきました。
おかげさまで持っていった『テロリスとは誰?』のDVDや本は完売で、多くの人がわたしの名刺を持ってかえって、あとから注文する、ということになりました。サイン会も殺到しました。こんな過酷な戦争映画にサインをするというのも、なんかなあ・・(もう少し温かくて、やさしくて、麗しい作品を手がけたいものです)。でも、ま、いっか。
あの映画を日本中の人が観たら(わたしは与党の議員にこそ、観てほしいのですよね)、アメリカの戦争や外交政策に協力することに賛成する人はほとんどいなくなるという確信が、わたしにはあります。だから右も左も関係なく、あの映画を日本中通津浦々に広げたいのです。
そこで、今図書館に寄贈大作戦を始めましたが、図書館に勤務している方から、アドバイスをいただきました。今全国の図書館ではビデオは受け付けていないところが多く、寄贈されても捨てられてしまう可能性があるので、確かめてから寄贈したほうがいい、ということです。
となると、一般の図書館より、卒業した母校の図書館とかに持参したほうが確実かもしれませんね(高校以上じゃないとちょっと難しいかも)。これまでご応募下さった方も、ぜひ図書館に確認してからわたしたちの作品を寄贈していただけるとうれしいです。ありがとうございます。
9条世界会議に来ていた森田ゆりさんが、せっかく関東まできたので、そのまま我が家に寄って、ゆっくり泊まっていきました。いろいろなお話がゆっくりできて本当に有意義でした。
ゆりさんは、わたしと玄さんがこの一年ぐらい実践しているホ・オポノポノに、ずいぶん興味をもってくれました。社会的な活動をして、忙しい人こそ、ホ・オポノポノを知っているとすごくいいと思います(燃え尽きないためにも)。
ゴールデンウィークも終わって、あさってはデニス・カインを空港で出迎えます。いよいよ、彼の全国行脚が始まります。まずは5月9日の東京を皮切りに、日本全国で講演します。お近くの講演会へぜひ。日程、開催都市、主催者
名の順です。
5月9日(金)東京 GPC(きくちゆみ)、たんぽぽ舎 6時半/東京学院にて
5月10日(土)大阪 保団連近畿ブロック、反核医師の会
5月11日(日)奈良 反核医師の会
5月13、14日(火)徳島・高知保険医協会、民医連
5月15日(木)高松 反核医師の会、保険医協会
5月16日(金)にいはま 9条の会
5月17日(土)松山(午後)愛媛反核医師の会・9条守る愛媛県民の会、
今治(18時半〜)9条の会
5月18日(日)広島 保険医協会
5月19日(月)京都 佛教大学学生サークル ピースアクション
5月24日(土)和歌山 反核医師の会
◇◇◆5/9「俺は劣化ウランを見てしまった」◆◇◇
−デニス・カイン東京講演・演奏会−
日 時:5月9日(金)18:30〜21:15 終了後、懇談会(別途)あり
会 場:東京学院会議室(TEL 03-3261-0017)
JR水道橋駅西口下車2分
資料代:1000円
出店ブース歓迎・出店料(机-180センチ-の半分)500円(乞う連絡)
主 催:グローバルピースキャンペーン、たんぽぽ舎
共 催:東京反核医師の会
協 力:劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワーク
TEL 03-3238-0056(午前中)
連絡先:きくち ゆみ(04-7097-1011)、たんぽぽ舎・柳田(090-6029-5511)
※デニス・カイン(湾岸戦争より帰還した元アメリカ兵・ロック歌手)
デニスは、米軍空挺部隊の衛生士官として1991年湾岸戦争「砂漠の嵐」作戦に
従軍。劣化ウランの威力と恐ろしさを目撃し写真に収めた。ウランが人間の体を
長期にわたり蝕んでゆく怖さを被害者として経験し証言する。
彼のことばから——
「軍隊でわれわれは民主主義を守ることを教えられるが、行うのではない。
民主主義では戦争に勝てないから、力で勝つのだ。
想像してみたまえ「人の命」を奪うことを!
俺たちみんな殺したかったから殺したのではなく、
殺せと言われたから殺したのだ。
誰が「人の命」を奪うことを支持するだろうか?
それならそんな無理強いに従うのはやめよう!
最後に弔いの国旗に包まれるのは市民なのだ」———デニス・カイン
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3 件のコメント:
連日ご苦労様です。
憲法九条については、以前はリベラルな方と保守派の方では意見が分かれましたね。私も、リベラルの方から保守に傾いたときに、憲法改正を考えたこともありました。しかし、今は、保守派の方も「親米保守」と「独立志向派」に分かれてきている気がします。後者は、現実的判断として、九条改正には反対の立場を取っているようです。
そのあたりに関連する記事が、【ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報】にありました。
《憲法九条を護持して戦略的安全保障の実現を》
http://amesei.exblog.jp/7845667/
私も、それを引用などして書かせていただきました。
《《憲法九条を護持して戦略的安全保障の実現》へのコメント/アルル氏の同趣旨の他の記事も紹介》
http://d.hatena.ne.jp/SeaMount/20080507/1210122716
こちらの記事にもリンクを張らせていただいています。
こんにちは。
9条世界会議、大成功だったようで、おめでとうございます。世界に誇れる日本国憲法第9条の精神が世界に広がるといいですね。
ちょっと残念なのは、天木さんもブログでご指摘のとおり、マスコミの反応が異常に鈍かったこと。都心で2万人集まる大イベントなのに、映像を伴った報道はほとんど皆無。もっと大々的に報道して欲しいところです。
“空き缶拾い”さんこんにちは
9・11テロのことのように、マスコミが伝えないことの中に重要な問題があるかもしれないと考える私としては、なぜ報道されないかを考えてしまいます。「今まで、互いに利用しあってきた既存の護憲勢力の利益と反するからか」などと想像してしまいます。
と書いてから、天木氏のブログを読みました。
http://www.amakiblog.com/archives/2008/05/09/#000865
>日米軍事同盟を推し進めるために、国民の中に護憲の動きが広がる事を恐れる権力側の、作為的な報道抑制があるに違いない。
>さもなければ、権力に従順な昨今のメディアの報道自粛があるに違いない。
ということですね。
>もしそうであるならば、それに抵抗して行こうではないか。
きくちさんのおっしゃるように、「ひとりひとりがメデイアになればいい」なんて思います。なれる範囲でということで(*^_^*)
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