前日の14日11時半に河口湖口5合目に集合。お昼を食べて出発し、高山病を防ぐためにゆっくり6時間かけて本8合目の「むなつき江戸屋」に到着しました。7合目から8合目がちょっと長くてきつかったですが、ここまでは割とあっさり登りました。子どもたちも元気いっぱいでした。
カレーライスの夕飯の後、1人30センチというスペースで雑魚寝の仮眠をしました。こういう体験は初めて。1泊2食で大人も子どもも7500円。この日は172名が宿泊していました。真夜中に起きて、12時半に江戸屋を後にして頂上をめざします。
昨日まで一番元気だったこどもたちも、8合目半ぐらいから眠さと寒さと疲れで足取りが重くなり始め、やがて酸素不足からか「頭が痛い」と言い出しました。高山病は怖いですから、無理をさせずに9合目の鳥井の直前でパパに子どもたちを頼んで下山させ、本8合目の江戸屋であとで落ち合うことに。よくここまでがんばりました。
真っ暗の中、急勾配で岩だらけの山道を子どもたちが無事降りられるか心配でしたが、3人の影はすぐに暗闇に消えて見えなくなりました。
わたしは研修生の雅史くんと頂上を目指し、午前3時ちょっと前に無事到着。わたしは登山靴を持ってなかったので町用のシューズで登ったのですが、底がずるずる滑って大変でした。特に最後の8合目半から9合目の途中にかけて細かい火山岩の急勾配はきつかった!
気温は2、3度でしょうが、体感温度は風が強くて零下。日の出までまだ2時間弱ありましたから、凍えてしまうのでは、と思いました。
頂上から、真っ暗闇の中をライトをともして登ってくる人々の列が視界の続く限り見えます。まるで巡礼団のようで、幻想的な光景でした。若い人ばかりの団体ツアーが多くて驚きました。この日は7千人もが登山したとのこと。山小屋や頂上の混雑ぶりが予想できるでしょう。8合目を越えてから山頂までは「渋滞」でした。
富士山頂では「ご来光」を一目見ようと早朝に登山をする人々を相手に、3時半ぐらいに山小屋(軽食と飲み物サービスあり)が開きます。扉があくと、寒さから逃れようと一斉に狭い入り口に殺到する人々の様子は、まるでラッシュアワーの山手線。寒さは半端じゃなかったので無理もないですが・・・。そして、山頂のゴミの多さも(登山道はゴミはほとんどありませんでした)がっかり。富士山、ごめんなさい。
でもあまりの寒さに、ゴミを拾おうという気持ちが起きませんでした。ゴミを拾い始めたのは、あとで本8合目で子どもたちと合流して余裕がでてから。「宝探し」といいながら、子どもたちと一緒にゴミ拾いをしながら、下山しました。
下界では100円程度の缶コーヒーやペットボトルの水などが山頂では500円、ラーメンやトン汁は800円。トイレは有料で100円から200円。それもそのはず水から何からここまで運ぶのは容易ではありません。わたしはお腹はすいていなかったけれど、冷えきった体を温めるために味噌ラーメンを頼み、雅史くんと半分こ。冷えきったつま先をマッサージしながら日の出を待ちます。
4時40分ぐらいに小屋から出て、ガタガタ震えながらしばらく待っていると、明るくなった東の空から真っ赤な太陽が昇ってきました。いろいろなところで日の出は何度も見ていますが、富士山初登頂の感激もあり、格別でした。
そのときの雲の様子がまるでキノコ雲のようでした。今回の登山は終戦記念日に富士山頂で平和を祈ることが目的でしたから、この雲の出現には心底驚きました。「もう戦争を卒業します」と心の中で誓いました。山頂を目指す間中、わたしは「ごめんなさい」「ありがとう」「I'm sorry」「I love you」と繰り返し、余裕があるとホ・オポノポノソングを歌っていたのですが、それに対する回答がこの雲だったのでしょうか。
しばらくすると、ミネハハとギターのくまひげさんが、風の弱い場所を探して、『ありがとう』を演奏してくれました。風が冷たく強すぎて、指がかじかんでギターの演奏は本当に大変だったと思います。それでもこんな重たいものを持って富士山登頂を果たした仲間たちに感謝。ミネハハさんの歌が素晴らしかったのは言うまでもありません。
わたしは子どもたちのことが心配だったので、雅史くんと一足先に下山しました。登りは2時間半もかかった本8合目まで、たった30分で到着。子どもたちはすっかり元気になっていて、わたしの顔をみつけるとパッと顔が輝きました。子どもたちもパパと一緒に江戸屋から素晴らしい朝日と不思議な雲を見ることができたそうです。「一緒に見れてよかったね。よくがんばったね」と子どもたちを抱きしめました。
次回はもう少し準備をきちんとして、家族全員で富士山頂に登ってみたいです。
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3 件のコメント:
富士山、初登頂、おめでとう (*'-'*)♪
私も、カラダを整えて、さ来年のマヤ暦新年あたりに、富士山での「初日の出」にチャレンジしてみよう♪
「ホ。オポノポノソング」いいよね~。
ユーチューブにある映像がとってもよくて、一時、よく聴いていました。いまも、また久しぶりに聴いてみて、つい一緒に口ずさんでいました。
スーザン・オズボーンの声だったんだ。
ナルホド (*'-'*)♪
そうなの。
スーザン・オズボーンと瀬戸さん親子(父娘)。花世ちゃんの声も天使みたいでしょう?いいよねー。今、アマゾンでこの曲がずっと一位みたいよ。うちのストアでも買えるから、よかったらCDもどうぞー。
ゆみさん
メールニュースをいつもありがとうございます。
私たちも74歳の母を含む仲間27人で富士登山しました。21日早朝24人が登頂できました。
私の末娘も8合5勺の山小屋までひきかえし他の2人の仲間と待機していましたので、
私も山小屋に戻って
ゆみさんと同じように思わず 娘を抱きしめました。
4月にはスーザンも銀河のほとりにきてくださいました。(私たちがコンサートを主催したため)
たくさんのシンクロがあって、とてもはげまされています。
みんなのための ゆみさんのご活動
本当に本当にありがとうございます。
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