2010/10/27

ロケットストーブの魅力(1)

私のメンターで女神の画家の小田まゆみさんと、現代のブッダと小田さんが呼ぶ鈴木惣士郎くんの対談座談会が開催されます。お見逃しなく。
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業務連絡:『ロケットストーブ 日本実例集付き』という本が素晴らしいので、ハーモニクスライフセンターでも扱うことにしました。1冊1500円+送料200円(1700円)でお分けします。必要な方は、前払い制(郵便振替:ハーモニクスライフセンター 00110-1-144224)で1冊につき1700円を振込み、通信欄に「ロケットストーブ本」と冊数を書いてください。
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我が家の冬の暖房は薪ストーブです。高級なバーモントキャスティング社の薪ストーブならば熱効率も良く、煙もあまり出ませんが、値段が100万円近くします。我が家愛用のホームセンターなどで売っている薪ストーブは3〜4万円代で買えますが、煙も出るし、熱効率もいまいち。冬になると、薪ストーブの煙でのどをやられて、ぜんそくのようになってしまうのが悩みでした。

ロケットストーブのJPG

このロケットストーブは従来のボックス型薪ストーブとはまったく考え方が違います。普通のストーブは金属の箱に排気口(煙突)をつけただけで、このデザインはこの100年もほとんど進化していません。ストーブの熱は周囲から天井に上り、やがて部屋を循環しますが、煙突が垂直なのでどんどん熱が煙突から失われます。これでは空を暖めているようなもので効率が悪いのです。

薪ストーブは、薪をストーブの中で完全に燃やすことを目指したデザインです。薪はフィードチューブから縦にいれて、バーントンネル(燃焼トンネル)を経て、ヒートライザーを通って熱が上昇し、水平のダクト(排気管、薪ストーブの煙突に相当する)から熱と煙が出ます。このダクトは室内で10メートル以上伸ばせるので、その上を土で覆ってベンチにすると、お尻の暖かい幸せベンチになります。

ロケットストーブのJPG

このあたりのデザインと作り方は、『ロケットストーブ』(自費出版なので本屋さんでは買えません。全国で唯一買えるのが、西荻窪の「ほびっと村」)の本に詳しいです。

ドラム缶の上では十分調理もできるし、煙はほとんど出ない(らしい)。薪は格段に節約できるので、二酸化炭素の排出も減らせ、なおかつドラム缶などの廃物利用で安価に自作できる、というのも魅力です。(友人の家のロケットストーブと隣の家の従来のストーブでは薪の減り方は1/4、との例もあり)

ロケットストーブのJPG

私がロケットストーブを広めたいのは、自分たちの快適さのために化石燃料(石炭・石油)、原子力に頼りたくないからです。今の戦争はエネルギー資源の奪い合いが主な原因ですからね。しかもロケットストーブなら、環境も室内の空気もほとんど汚さないで済みます。

というわけで、昨夜から大の大人が集まって、嬉々としてロケットストーブの製作に励んでいます。あとで写真で様子をお届けします。

ロケットストーブ普及協会の石岡敬三(keke)さんは、私の20年来の古い友人でこの偶然にもびっくり。まさか彼が直接指導してくれることになるとは!

ロケットストーブのJPG

広島からの往復交通費、滞在費、食費+講師料(応相談)でワークショップにも応じてくれますので、あなたの地域でもロケットストーブワークショップをやってみてはいかがでしょうか。

日本の各地でロケットストーブが普及して、いつのまにか化石燃料の使用量を減らせたら(最終的にはいらなくなったら)すてきですね。トランジションタウンでもバイオニアーズでも、これはおすすめ。

p。s。
ワークショップ中の我が家の食事は半分ローのオーガニックベジタリアンで、参加者のみなさんは大喜びです。お風呂は山の沢水を薪でわかすので、お肌はすべすべ、からだぽかぽかになります。

ロケットストーブのJPG


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1 件のコメント:

ピース さんのコメント...

そうです!戦争なんて無駄ですわ~!