2010/10/11

NVCリトート3日目:KDとNVCの教え方

東京からのうれしい報告。『ZERO』上映中のイメージフォーラムでは3日間連続でが満席になったそうです。レイトショー(9pm〜)でこんな数字がでるのは珍しいそう。

自分にとって映画の劇場上映は初体験なので、「レイトショーが満員になるのはスゴい」と言われてもあまり実感はないのですが、3日連続の満席で日本の観客動員数が2千人を越えました。私たちの当面の目標は1万人。日本の人口の1%(100万人)のさらに100分の1。そこから1%ずつつみあげていきたいです。

さて、Ben Lomond滞在3日目の私は何をやっているでしょうか。

今日はKD=KEY DIFFERENTIATION を学びました。日本語では何ていうのでしょうね?重要な違い、鍵となる差異、が今日のテーマでした。

NVCのJPG

NVCのコンセプトの中に良くでてくるいろいろな言葉の中で、たとえば共感と同情の違いは?たとえば、お願い(リクエスト)と要求(デマンド)の違いは?「キリンである」ことと、「キリンをやる」ことの違いは?シフティング(エネルギーが変わる/転換)と妥協の違いは?、などなど、全部で26項目についてそれぞれの回答を出し合い、グループに別れて一つのKDについて寸劇で表現し、ロールプレイでやってみる、というのが今日の授業でした。

私は宿題をまだ終えてないのですが・・・(寝る前に26項目の違いを自分の言葉と事例で書かなくてはなりません)。

そして夜のセッションはNVCを教えるさまざまな方法について。授業、ワークショップ、リトリート、練習会、コーチング、コンサルティング、カウンセリング、メディアワーク(ブログ、記事、ラジオ、テレビ)、講演、などなど、さまざまな教え方、伝え方、広め方があることを共有しました。

NVCのJPG

私はまだNVCを教えたことはない、と思い込んでいましたが、こうやってブログで書いたり、自分の講演やワークショップの中でNVCについて紹介したり、実際に交渉の場でNVCを使う、ということがすでに「教え広め」ていることになるのだ、とみんなに言われました。

そう言われた私は「へ〜、そうなの?びっくり!」

非暴力コミュニケーションは身近な人ほどやりにくいですが(夫とか子どもとか)、でも自分に十分な共感を与え(その瞬間どんな気持ちかを認識し、それを十全に感じる)、その奥にあるニーズに気づくだけでも、次に相手に言う言葉や相手にとる態度が違ってきます。

実は今回(も)米国の入国の際に別室に呼ばれて2時間ぐらい質問を受けたのですが(最初はまるで容疑者扱いで、私の入国を禁じようとしていました)、ずっと私が入国審査官に共感し続けていたので、最後はまるで友達のようになってしまいました(その入国審査官は親切にも空港の外まで私をエスコートしてくれました)。

NVCを知っているといろいろな場面で役立ちます。

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