母の告別式と初七日の法要を終えた足でそのまま羽田空港からサンフランシスコへ飛びました。
米国入国のときはまた別室に呼ばれました。「ああ、またか!」と一瞬思いましたが、今回は10分で面接は終わり、無事入国。これも天の計らいかもしれません。
空港からは公共交通がないので、民間のシャトル便を呼んで、カリストガの「Mountain Home Ranch」まで真っ暗の道を3時間半。「本当にこの道であっているのかしら?」と心細い思いで何度も運転手さんと道を聞いたり、探したりしながら、やっと到着しました。
もう夜9時近くでしたが、非暴力コミュニケーションのセッションは続いていて、その部屋に入ると40名ぐらいの参加者から暖かく迎え入れられました。みんなが私の母のことを祈ってくれていたそうです。
さて、私にとって初日、みんなにとっては3日目(24日)のワークは、まず自己共感(Self Empathy)から始まりました。まずは自分の気持ちとその奥にあるニーズにつながることが、NVCの第一歩であり、土台。いつも他人のことばかり気にしている人にとっては、難しい作業です。
それからリクエストの練習。NVCを実際に日常で使うときに、リクエスト(お願い)とディマンド(命令)の違いについて明確に理解していることが大事です。相手の「NO」を受け取れない時、受け取ってもそれをジャッジ(判断)してしまうときは、リクエストではなくディマンド(命令)している証拠です。
そして午後は「共感のグループ」の時間。この合宿中、4名のグループで互いに共感を与え合います。その後、共感を与え合うとことを先生に見てもらい、コーチングを受けました。
夕飯の後は、私の尊敬するジョアンナ・メイシーの「真実の曼荼羅」のワークを若いリーダーがリードし、恐れ・怒り・嘆き・喪失の感情に関するそれぞれの真実を吐露し、最後に希望を分かち合いました。私にとってはこのセッションが大事で、終わってからさらに1時間延長して曼荼羅に留まり、みんなの真実を聞き、自分の真実を分かち合いました。
明日からはいよいよ、NVCの導入(イントロ)をリードする練習です。NVCを教えたり、分かち合えるようになるためのもっとも基本的技術を学び、練習します。
今日の午後の共感グループでは、母のことをたくさん聞いてもらえたので、ありがたかったです。このグループと一緒なら、どんな大変なことでも乗り越えられる気がします。
*あなたの応援が励みになります。ありがとうございます。クリックしてくださるとメディアからは伝わりにくい大切なことが伝わる助けになります。
0 件のコメント:
コメントを投稿