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さて、第6回国際平和博物館会議の3日目の朝、わたしはまた素晴らしい日本の経営者に出会いました。山梨日立建機で地雷除去の機械を開発し、戦争の終わった国々に納入し、現地で自ら技術を伝え、地雷除去活動を日本の学校などでも講演して伝えている雨宮清さん。この方は行った先々で感動を巻き起こしているに違いありません。
雨宮さんは「物作り」にいのちをかけている技術者で、これまで地雷除去に取り組んできたのは、カンボジア、アフガニスタン、ベトナム、ニカラグア、コソボなど(スライドを一度見ただけなので、記憶違いの可能性あり)5カ国。
「わたしが地雷ゼロをめざすのは、子どもたちの笑顔と豊かで平和で大地をつくるため。物づくりの基本は、ユーザーが何を望んでいるか、ということ。技術者は物づくりの挑戦者」と話してくれました。
日立といえば、わたしのイメージでは「原発産業」。原子力と原爆は切っても切れないし、被曝労働者を生み出さないと動かすことができない原子力発電所を止めたいと思っているわたしは、基本的に日立・東芝・三菱の電気製品は買わないようにしてきました。
でも、雨宮清さんの行動力と彼の真摯な心には、心底感動しました。彼がカンボジアで取り組む、地雷原を豊かな農地に復興する計画は着実に実を結び、村人の暮らしを豊かにし、子どもたちの笑顔を増やしています。こういう実践者に出会うと胸が躍ります。
今わたしは東京に向かう新幹線に飛び乗ったところですが、国際平和博物館会議ではすばらしい再会と新しい出会いがありました。数分前に京都駅で抱き合って再会を約束したのは、ニュージーランドのケイト・デュースさん。世界法定運動の創始者の1人で、その指導者であった類い稀な女性は、わたしの魂の姉です。彼女と私は同じミッションでこの地球を平和で持続可能な星にするために今回出会っていることを確認しました。
カナダからやってきた乗松聡子さん。今年の2月にバンクーバーでわたしと玄さんの講演会を企画してくれた女性とも再会し、昨日は遅くまで飲みました。そしてわたしをこの会議に招待してくれた立命館大学の安斎育郎さんと藤岡惇さん。彼らの計らいで、我が家(ハーモニクスライフセンター)が、小さな平和博物館の仲間入りをしました(博物館というより、平和で持続可能な暮らしの場)。ネパールから帰国したばかりの鎌田陽一さんともうれしい再会をしました。
憲法9条メッセージプロジェクトの柴野徹夫さんも、最新作『怒れ!自由の女神よ』(アン・ライト著、300円)を持ってブース参加。イラク戦争に参加した米兵で、戦争のトラウマを抱えながらも平和を求めるアッシュ・ウールソンくんと過酷な全国行脚をやり遂げた難病を抱える古ジャーナリストは健在です。日本にもまだ彼のような人がいることが奇跡。そして、その裏方をしっかり支える井上さんやいずぶちさん。わたしの発表中や通訳中、ブースをみてくださいました。ありがとう♡
新しい出会いもありました。第五福竜丸展示館の安田和也さん、れきみちの家の小川久雄さん、アウシュビッツ平和博物館の小渕真理さん、平和学博士の山根和代さん、ナヌムの家の研究員の村山一兵さん、東京の戦争遺跡を歩く会の長谷川順一さん、わたしに著書をくださった池尾靖志さん、などなど。アメリカのWebster大学のロイ・タマシロ(沖縄系三世)さんとはこれから交流が始まりそう。
もう1人、わたしの尊敬する企業人で、人間自然科学研究所所長であり、小松電気産業株式会社(島根県)社長の小松昭夫さんとも再会しました(お電話をくれた方へ:小松製作所と書いたのはわたしの誤りです。ごめんなさい)。
相変わらず、環日本海諸国との平和交流を積極的にすすめ、「和譲」精神の出雲から平和の発信を続けています。この会議で再会するとは思いもよらなかったので、嬉しかったです。「いよいよ平和省のときがきましたね」と言われました。
立命館大学国際平和ミュージアムにはわたしの手がけた作品を寄贈し、ボランティアで頑張る学生たちにも本やDVDをプレゼントしてきました。たくさんもってきた本やDVDは、ご縁の人たちに渡りました。真実と平和の種をまき続けます。さあ、今晩は東京で、911真相究明国際会議のスタッフ会議だ!
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