2010/11/15

今晩、辺野古キャラバン/過去の嘘の例から学ぶことが、戦争を防ぐ必須条件

今晩、我が家で辺野古キャラバンです。夜7時頃から上映開始。どうぞお集りください(参加費無料、カンパ歓迎)

 <「辺野古キャラバン」(『アメリカばんざい!』など映画6本)が鴨川にやってくる!>  
http://america-banzai.blogspot.com/

映画監督の藤本幸久さんが沖縄や米軍のことを知る映画6本を持ち、鴨川市民のために上映をし、お話をしてくれます。このキャラバンは北海道を出発して、各地で映画を上映しながら本州を走り、沖縄まで行きます。

沖縄について、基地のこと、辺野古の海のこと、米兵たちのこと、海兵隊の訓練、など、いろいろなテーマの映画6本を持って、藤本監督は日本を南下中。ごく普通の高校生がどのように戦場で役立つ海兵隊員になれるのか、日本のカメラが初めて捉えた過酷なBoots Camp(ブーツキャンプ)の訓練の様子を描いた『One Shot One Kill』は必見です。

日時:11月15日午後7〜9時ぐらい(希望者は夜明けまで?)
場所:ハーモニクスライフセンター(鴨川市仲1407 森田・きくち宅)
   問合せ・予約電話:04-7097-1011
参加費:無料(カンパ歓迎。映画1本につき千円程度を「辺野古キャラバン」にご寄付を願います)

さて、タイムリーな童子丸さんからのメールを転載します。イランとの戦争が画策されていますが、今こそ、嘘を見抜かないとね。
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「戦争の第1の犠牲者は真実である」という言葉がありますが、実際に戦争は大きな嘘から始まります。
国家指導者は嘘で国と世界を戦争に引きずっていくのです。
戦争を食い止めるためには嘘を見抜くしかありません。
そのためには、過去の嘘の例を学ぶしかないのです。

私は世界中で(奇妙なことに日本だけではない)「反戦」とか「平和」を叫んでいる人たちが、どうして過去の嘘の例を必死に学ぼうとしないのか、非常に不思議に思っています。

多くの人たちにはなかなか多くの情報が届かないわけですから、これはリーダー的な働きをする人たちの責任でしょう。
積極的に「反戦」や「平和」を唱えてリーダーシップをとって動く人たちが、どうして嘘に対して鈍感なのか?
これが、現在の世界の危機を深めていく要因の一つになっているように思われます。

私の文章に書いている「ダウニングストリート・メモ」は2005年に英国の大手新聞がすっぱ抜いたもので、そのときには多少は騒がれたのですが、「人の噂も75日」でいつしか話題に上らなくなりました。というよりも、その暴露の2ヵ月後に起こったロンドンの交通機関爆破テロ事件で、「イスラムテロの恐怖」が「英国政府の嘘」を吹き飛ばしてしまったのです。

非常によく似たことが、私の住むスペインで起こりました。2004年の1月に、イラクに大量破壊兵器が無かったことが発覚し、世界中が大騒ぎになりました。そしてその2ヵ月後に起きたのが、マドリッドの列車爆破テロ事件です。これで、世界は「イスラムテロの恐怖」で凝り固まり、「米英政府の開戦の嘘」なんか吹っ飛んでしまいました。
(参照)
まやかしの「イスラム・テロ」メニュー:
http://doujibar.ganriki.net/falseterrorism/falseterrorism_menu.html

本当に恐ろしい世界なのです。みんながこういった嘘を知らないままに過ごすなら、必ず同じことが何度も繰り返されるでしょう。

そして実際に、人々が国家指導者の嘘から目をそらされつづけ、その嘘によって起こされた戦争が続けられています。近いうちに日本を本格的に巻き込む戦争が、イランか極東で発生する可能性が高まっているのです。

「911陰謀論」なんかの、本当に取るに足らないくだらない話題に、意識とエネルギーを奪われる時間は無いのです。

少なくとも「911陰謀論」は人を殺していません。街を破壊していません。しかし、大国の政府の嘘は何十万人を殺し多くの地域を破壊し、数億人を貧困に追いやります。

いま、何が大切なのか?
過去の「国家指導者による開戦理由の大嘘」の例を、詳しく調べることではないのか?

積極的に「反戦」や「平和」を唱えてリーダーシップをとって動く人たちの、「国家指導者による開戦理由の大嘘」に対する鈍感さをみるにつけ、そのような人々に対して疑いをいだきたくもなってきます。

私が、「反戦」や「平和」を語る人たちに対して用いる「試金石」は、『何が真実か』ではありません。逆です。
『何が嘘なのか』に対して、その人がどれほどの関心を持っているのか、ということです。
「911陰謀論」の追及に血道をあげる人たちが、この「国家指導者による開戦理由の大嘘」に対して、何を、どれほど語ってきたのでしょうか?人々の注意を、どれほど必死になってこの「国家指導者による開戦理由の大嘘」に対して向けようとしてきたでしょうか?

私が、いかに過去の「誠実さ」を見せられても決してその種の人たちを信用できない理由がここにあります。
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以下、略。

嘘から戦争が始まるのは、世の常。嘘を見抜ける人になるには、ジャック&ベティでまず『ZERO:9/11の虚構』をご覧下さい。26日まで毎朝モーニングショーです。今、この映画を日本で上映しているのは、横浜ジャック&ベティとプレビ伊勢崎だけです。

 
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2 件のコメント:

fin_e さんのコメント...

大嘘には大倫理、小嘘には小倫理、つまり嘘を嘘たらしめているのは、嘘の程度に応じた倫理の欠如によります。
多くの人が、面従腹背とか建て前と本音とか二枚舌とかが横溢する、小嘘大嘘でいっぱいの夜郎自大の世界で、大波に揺られながら、職を得るのに、職を維持するのに、ポストを維持するのに、あるいは生きること自体に汲汲としてやっと生きています。
情報は多すぎて選択できないのではなく、多すぎて人間としての感性、悟性が疲弊し、消耗し、摩滅させられ、良心とエネルギー失調症に貶められています。
それは、野菜は高くて買えない、有機無農薬野菜はもっと高いし第一あまり見かけない、偶々購入できたとしても調理する時間と心の余裕がないということと通底しています。

ローフードを嗜み、6000円のカンパをできる人はそうはいません。
ユミさんを非難しているのではありません。
このサイトにも来れない、関心もない多くの人達を思えば、頭が下がりますが、心を置いたもの、忘れたもの、放擲したものをどう動かしていくか、でありましょうか。

Yumi Kikuchi さんのコメント...

fin_e さん、「良心とエネルギー失調症に貶められています。それは、野菜は高くて買えない、有機無農薬野菜はもっと高いし第一あまり見かけない、偶々購入できたとしても調理する時間と心の余裕がないということと通底しています。」に、そのとおりだなあ、と思いました。心にも生活(金銭的にも)余裕がないですよね。不安と恐れだけはたくさんあります。

私の場合、不安(収入がなくて、子どもを食べさせられない、教育を受けさせられない、というのが一番困る)を安心に変えたいので、なるべく自分の足で立って「自然に依存して生きる」ことを目指しています。東京からここに引越して、米や野菜や麦を自給する道は、お金はそんなにかからないけど、無限の労働があります。でも楽しいから続いています。そんな暮らしがあるから、いろいろな活動が自由にできていますし、私たちのような暮らしを選ぶ若い仲間たちもどんどん増えていますよ。