赤字になったらどうする?(自分が企画した場合は、たいてい自腹を切ります)
黒字になったらどうする?(どこかに寄付する?寄付先はどう決める?誰にいくら払う?それは誰がどう決める?)
そんなことで悩んでいるときに、今私が2年続けて通っているカリフォルニアのBay NVCリーダーシッププログラムでアシスタントを務める(そもそも、このプログラムに私を推薦してくれたのも彼だ)安納献さんが、以下のマーシャルのお話をシェアしてくれました。
こんな風にお金をやりとりできたらすごく素敵だなあ、と思ったので、共有させてください。
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今日はいい一日で気分がとってもよくて、このいい気分を誰かにおすそ分けしたいので、マーシャルがするお話の中から気に入っているものをシェアしたいとおもいます。
「お金に関して」
マーシャルはMaking life wonderfulのDVDのなかで、お金についてこんなお話をしています。あなたがわたしの本を買うとき、お金を払う(Pay)のではなく、贈ってくれる(Give)といいな。引き換えとして渡すのではなく、わたしがしている活動をサポートしたいから、と。
その部分を見たのは少し前だったのだけど、そう言っていた記憶があります。それが印象に残っているのは、6年前にワークショップを経験した時の体験から。そのワークショップをオーガナイズしていて、ワークショップの値段をつける時に気づいたのが、お金のやり取りが相手の価値の評価になる場合があること。「値する」って言い回しがあるけど、お金のやり取りをする時、お給料をあげたりもらう時、無意識に「あなたの価値はこれだけですよ」ということを伝えてしまったり、その価値評価を受け入れてしまっている可能性があるっていうことについて、自分は悲しみをもっていることに気づいたのです。その悲しみは、きっと一人一人の命を尊重したり、その価値を大事にしたいから。
まだまだ身につける途中だけど、お金を渡す時、自分がどういう動機で渡すのか、そして相手から受け取る時にどういう意図で渡して、自分がどういう意識で受け取るのかを大事にしようと思っています。特に、決まりだからと思ってお金を「払う」のと、誰のなんのニーズに貢献したいから贈るのとでは気分が全然違うから。後者でお金のやりとりができたとき、とてもエンパワーされた気分になります。
このお話が誰かの何かの命に貢献することを期待しつつ、
ケン
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最後の「このお話が誰かの何かの命に貢献することを期待しつつ」というのが、実にケンさんらしいのだけど、確実に私の命に貢献し、私の人生を豊かにしてくれています。こうして、このことをテーマにブログを書きたくなったぐらいだから。
こう書いたからには、私が扱うお金は払うときも、受け取るときも、このような方法に近づけたい、って心から思います。今はまだぜんぜんできてないけれど、これから近づいていきますよ〜。
ケンさん、ケンさんに多大な影響を与えたマーシャル・ローゼンバーグ、NVCのコミュニティーで「ギフト・エコノミー」を実践しているみなさん、どうもありがとう。
*ギフト・エコノミーについて、何か文献がないかと検索していたら、これを見つけました。ご参考までに。まだ日本ではあまり普及していないみたいです。
http://www.mindreading.jp/blog/archives/200802/2008-02-04T0453.html
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