2011/10/31

言うは易し、行うは難し

NVC(非暴力コミュニケーション)リーダーシッププログラムの強化合宿が終わり、無事ハワイ島の我が家にたどり着きました。たくさんの書ききれない学びを体験したので、整理して少しずつ書いていきたいと思っています。

NVCについて話すことは誰でも(私でも)できますが、「言うは易し、行うは難し」です。

特に一番親しい家族や子どもには、トリガーされやすい(腹が立ちやすい)ものです。だから、あなたにとって大切な人との間で緊張が高まったときには、少し距離や時間をおく、その間にサポートをもらう、ということもときには必要です。

でも、いつも一緒にいる家族の場合はどうしたらいいのでしょうね!私にとって一生の課題になりそうです。

今日はオークランド空港に行くまでにたくさんの出来事と気づきがあり、それを観察の言葉(観察するときは、自分の価値判断を入れない)で英語で書いてみました。英語を読まれる方は、私の英語ブログに明日までにはアップしておきますので、ぜひ読んで下さい。私の書く英作文は、まだネイティブチェックが必要です(チェックしないで、アップしてしまうことも多いですが)。
http://yumikikuchi.blogspot.com/

「観察」ができるようになるだけでも、これまでの頑な自分自身(と自分が信じていたこと、価値判断)から自由になり、意識が変化します。たくさんの信念やモットーをもっている人(まさに私がその一人です!)ほど、その信念によって自分に対していも、周りに対しても苦しみを産むのだ、ということにようやく気づきました。また、「信念」が暴力を誘発することにもあります(その代表的な例は、いわゆる「宗教戦争」でしょう。ただ、宗教戦争の陰には、もっと根本的な経済格差や人権の不平等さの問題などが隠れています)。

もうクタクタなので私の休息のニーズを満たすために寝ますが、一つだけ速報を。

鴨川や日本各地で非暴力コミュニケーションのワークショップの講師をしたことのあるフランソワ・ボーソレイユ(リーダーシッププログラムのファシリテーターでした)が来年2月にハワイ島で日本人ためのNVC強化合宿をすることが決まりました。定員は8名。NVCのスキルを磨き、NVCの意識で生きられるようになりたい人、NVCを教えたい人、そして、ハワイ島を訪ねたい人はぜひ。

日程は、2月2、3、4、5日の3泊4日で、場所はハワイ島のコナ、応募者数にもよりますが、リトリートの場所は我が家になると思います。今から航空券を予約すれば、かなり安く買えます。ピンと来た方は、来年のカレンダーに書き込みをしておいてください。詳細はこのブログでお伝えします。

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2011/10/30

NVC LP(リーダーシップ・プログラム)リトリート8日目(最終日)

リーダーシッププログラムが終わりました。参加者はそれぞれの学びと成長と経験を得て、それぞれの所属するコミュニティに戻って行きます。最後のお別れのときに、参加者の声を少しだけ拾うことができたので、興味のある方はご覧下さい。

ここのリトリートに参加しているメンバーの中では、共感を与え合うこと(つまり、自分や相手の気持ちやその奥にあるニーズにつながること)は当たり前ですが、一歩外に出たら、そうはいきません。

普通の世界は、正しい/間違っているという判断によって運営されています。

誰が正しくても、誰が間違っていても、それをいくら指摘し合っても平和は作れません。正しい/間違っているという価値判断から自由になって、その奥に隠れているニーズにたどり着くと、まったく違う場所にたどり着きます。

間違いに対して罰則を与える、良いことをしたらご褒美や報賞を与えるという、普通の世界では当たり前の行為も、平和を作れません。人は本当の自分のニーズをつながったときに、人から認められたいためとか、人から嫌われないための行動から自由になれます。

NVCはまったく違う方法でまず自分自身の本当のニーズに気づき、自分の行動を変え、一人一人の人間関係を深めることで、世界を少しずつ平和にしようとしているように思えます。

何度も繰り返します。
NVCでは「あらゆる人間の行為は、ニーズを満たすために行われている」と考えます。
そのことに気づくと、相手を評価したり判断するのではなくて、ニーズを満たそうとしている人間として、好奇心を持ったり、共感を寄せることが可能になります。

正しいことをしたときも、間違ったことをしたときも、私たちはニーズを満たそうとしています。ニーズは奥に隠れているので、なかなか見つけにくいのですが、見つけることができると、自分、あるいは相手との新しいつながりを発見します。そのとき、体が緩む(あるいは意識が広がる)感じがします。

リトリート中も、自分の意識がどんどん広がるのを感じました。この心が開き、意識が広がった感覚を、日常の世界でどれだけ保つことができるでしょうか。約束の時間を超えてもコンピュータゲームをやめない子どもたちを前にして、その意識を保ち続けることは可能でしょうか。放射能が漏れ続けているのに、まだ原発を推進しようとする人に共感を寄せることができるでしょうか(これまでは、ことごとく失敗しています)?

いよいよ明日は帰路につきます。フライトが早い(そして、今はもう真夜中を過ぎている)のでおやすみなさい。


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2011/10/29

♪ NVC LP(リーダーシップ・プログラム)リトリート7日目:教えることとリーダーシップ ♪ - 41分22秒 - 10.6 MB

PodCast GIF

NVCのリーダーシップ・プログラムもいよいよ佳境に入りました。今日は丸一日、NVCを教えているときに直面するチャレンジについて実際に参加者からその場面を再現してもらいながら、ロールプレイやコーチングをしてもらいました。

そして、最後にLP恒例のKnow Talent Show(隠し芸大会)がありました。今年の参加者は音楽、踊り、マジック(手品)、詩、演劇など様々な分野で才能を持った人が集まっていて、最高に楽しめました。トレーナーの一人でカナダから来たフランソワは元シルク・ド・ソレイユのパーカッショニストで、ニューヨークから来たタリーはプロのダンサーで、日本から来た鈴木重子さんはボーカリスト、スリランカから来たチャマスはピアニスト、という具合に。

NVCのJPG

NVCの教えの一つは、あなたの中の才能を輝かせることは、みんなに貢献するというものです。あなたが本物のあなたであるとき(他人を喜ばせるために本当でないことを言ったりやったりするのではなく)一番人と人はつながれるのです。そのことを英語ではAuthenticとかauthenticity(本物であること、真贋)と言います。自分の持ち物がなんであれ、恥じることなく惜しみなく分かち合うことが歓迎されます。

今日の私は今回の3人のトレーナーがなぜNVCを教えることに情熱を持っているのかをインタビューで聞きました。それをみんなの前で番組のようにやりました(いつものポッドキャストのビデオ版)。コンピュータを使ったPhotoboothでの撮影は失敗してしまいましたが、別のカメラでビデオ撮影しましたので、あとで可能ならアップします。通訳はケンさんで、ロクシー、フランソワ、アニーナ、私が出演者です。

NVCの魅力がぎゅっと詰まっています。

NVCのJPG


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2011/10/28

NVC LP(リーダーシップ・プログラム)リトリート6日目:責任

原発いらない福島の女たちのサイトです。毎日アップデートされているので、注目してください。
http://onna100nin.seesaa.net/
初日はなんと702名が集まったようです。女たちの連帯は続きます。

私もここベンロモンド(カリフォルニア)のクエイカーセンターで、福島の女たちに連帯するサークルを持ちました。原発が止まり、日本の子どもたちの健康が守られるように、LPに参加してくれているみんながエネルギーを送ってくれました。

さて、今日のテーマは責任。何の責任かというと、自分にわき起こる感情は自分のものであり、自分の信じている物語によって起きている、感情の持ち主は自分自身であって、誰か他の人のせいにはできない、ということを学びました。

例をあげます。息子が1日1時間しかコンピュータゲームをしないという約束を守らないとき、何回もやめるように注意(リクエストではないですね!)します。やがて私は頭にきて、「コンピュータを取り上げる」と脅します。過去にこれは何度か繰り返したシナリオです。でも、この手段(罰を与える)ではうまくいきません。しばらくは約束を守ってくれますがすぐにまた、破られます。

同じことが起こる度に私は怒っていますが、息子は平気です。隠れてまたゲームをします。この繰り返し。

私の怒りは何のニーズからくるのでしょうか?

この質問を自分にするかしないかが、暴力に発展するかしないか(その暴力が自分に向かう時と相手に向かう時があります)の分かれ目です。

私のニーズは、協力、約束を守ること(誠実さ)、そして休息や健やかさなどです。自分が何を大事にしているかが、わかります。

では息子のニーズは何でしょう?もちろん、遊び、楽しみ、もしかしたら、仲間に入りたい、帰属意識(友達と話を合わせる)などもあるかもしれません。

自分と相手のニーズに気づいたら、そこから相手にリクエストをします。

たとえば、真夜中過ぎに、布団の中に隠れてゲームをやっていたのを見つけたとしましょう。どんな風に声をかけますか?NVCの基本にそってやってみます。観察、気持ち、ニーズ、リクエスト、です。

「あれ、まだゲームやってるの?もう約束の時間は過ぎているよ。」→観察(良い悪いの判断を入れないこと)
「こんなに遅くまで起きていると心配だし、約束が守られないと悲しいよ」→気持ち
「マナブは遊びたいし、ゲームを途中でやめたくないんだね。ママは約束を守ってほしいし、ちゃんと寝て元気に朝起きてほしいよ。」→ニーズ
「もしこの約束ではうまくいかないなら、守れる約束を一緒に考えようか」→リクエスト

NVCは自分の大切なことをがまんして、相手に合わせるのではありません。あくまでも自分のニーズと相手のニーズを明らかにして、どちらのニーズも満たせるような手段が見つかるまで、なんどでも話し合いを続けるのです。

時間はかかりますが、相手とのつながりは深くなります。そして、つながりが深くなればなるほど、人生は豊かになります。今度、息子が同じことをしたときに、ここに書いたときのような静かな気持ちでコミュニケーションができるでしょうか?


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2011/10/27

NVC LP(リーダーシップ・プログラム)リトリート5日目:教えること

今日から3日間、福島の女性たちの経産省前での座り込みが始まりましたね。
http://onna100nin.seesaa.net/
ここカリフォルニアでも、NVCのリトリートに参加している仲間たちが、日本時間の朝10時(座り込みが始まった時間、こちらでは前日の午後6時)に全ての原発が安全に止まり、子どもたちが元気に健康でいられることを祈ってくれました。つながりやサポート、現実の共有のニーズが満たされて、ありがたかったです。

さて〜
いよいよリトリートは後半に入りました。今日のテーマは、NVCを教えることです。私はまさにこれを学ぶためにここまで来ています。

NVCを教えるスタイルはいろいろあります。これまでいろいろなトレーナーのワークショップやリトリートに参加し、9人のトレーナーから直接教えを受けていますが、一人ずつスタイルが違います。

そんな中で今日は、NVCの原則に基づいた教えと、フランソワが確立したスタイル、そしてNVCのアクティビティ(活動)について学び、たくさん練習をしました。

終わった後は、ずっとドラムやピアノやギターの演奏を楽しみました(すごくミュージシャンが多いのです。面白いメンバー)ので、また夜中になってしまった!!

NVCの原則の中で私が一番大事にしていることは、「すべての言動はニーズを満たそうとする試みである」ということです。私たちが普通にとっている言動では、そのニーズを満たせない場合が多いのですが・・・!(最も悲劇的な言動は、大切な人に精神的、肉体的な暴力をふるってしまうことです)。

後半は、参加者がトレーナーになって、NVC入門講座をやり、それをアシスタントや他の参加者に見てもらい、フィードバックを与える、という時間を持ちました。今回で3回目の集中合宿ですから、参加者もだいぶスキルが上達していて、教え方もそれぞれ工夫があって、面白かったです。

私の参加したセッションの映像を撮りましたので、あとでアップしておきます。
video 

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2011/10/26

NVC LP(リーダーシップ・プログラム)リトリート4日目:KD(Key Differentiations)

今日は夜のセッションがお休みだったので、バークレイまで足を伸ばして、カシュタン三姉妹の末娘のインバル・カシュタンのパフォーマンス(ストーリー・テリング)を観に行きました。片道2時間半だったので、今はもう真夜中です。

NVCでは、あらゆる人のどんな行動も、その人のニーズを満たすために行われている、と考えます。今、私がこうしてブログを書くのも、私が私のニーズを満たすためにやっているわけです。一体何のニーズでしょう?

学び
成長
貢献
喜び

などが思い当たります。

自分自身の学びのために、一日を振り返り、何を学んだかを書いておきたい。それがもし、読んでくれた人の参考になったり、役に立てたら、こんなにうれしいことはありません。私の貢献や希望のニーズ(NVCの意識で生きる人が増えると、暴力が減るので)が満たされます。

同時に今の私のもう一つの大切なニーズは休息です。寝不足が続くと、学びにくくなるし、健康も損ないます。そのあたりのバランスの取り方が難しいです。

さて〜

KD(Key Differenciations:主な違い)の中で一番私にとって明らかに課題であるものは、リクエスト(お願い)とデマンド(要求、命令)の違いです。リクエスト(お願い)が本当にリクエストであるかどうかは、相手の返事が「ノー」であるときにわかります。「ノー」と言われて頭に来たり、怒ったりしたときは、リクエストではなく、要求(命令)をしています。その言い方がどんなに丁寧でも、です。

そういうときは、何のニーズを満たすためにリクエストをしているのか、再検討します。

親子の関係の中では、親は子どもに命令(要求)をしていることが多いです。NVCの考え方を知ったおかげで、私もお願い(リクエスト)のふりをした命令(デマンド)をしていることが多い、ということに気づきました。

命令と服従あるいは命令と反抗の関係では、人生はつまらなく、惨めなものになります。そんな人間関係は楽しくないから、心は離れます。命令と服従/反抗の人間関係は、サバイバル(生き残ること)のニーズがなくなったら、すぐに疎遠になるでしょう。たとえば、子どもは親がいないとサバイバルできないので、自立できるまでは親の命令にに服従せざるを得ませんが、やがて耐えられなくなり、飛び出していくでしょう。

命令と服従/反抗ではなくて、いつも自分のニーズから選択するという人生を歩みたいものです。

まだまだ学びは続きます。

午後のセッションは、二日目にも学んだバイロン・ケイティーの「The Work」の応用でした。絶対に本当だと信じていることがある人は参加するように言われたので、私は嬉々として参加しました。このセッションの中で私が

私の信念は「すべての原発はすぐ停止されるべきだ」です。私の考えを言うと、なぜ全ての原発は止まるべきなのかと聞かれたので、「子どもが死んでしまうから」と答えました。

「それは本当か」と聞かれたので、「何人かの子どもが死ぬかもしれない」ともう少し正確に答えました。

「子どもが毎日、餓えや予防可能な病気で何人死んでいるか知っているのか」と聞かれ、「4万人ぐらい」と答え、「あなたは神でもないのにその子どもたちを救えると思うのか」「救えない」「もちろん、子どもが死んでいい、と言っているのではない。今はそれが現実であり、それを変えることはすぐにできない、という現実を認めるか」と言われました。

確かに、現実にできること、できないことがあります。どんなに戦争がない世界を願ってもなかなか戦争がなくならないように、どんなに原発に反対しても、そして日本で大事故があっても、なかなか原発は止まりません(でも実際、54基中44基は止まっていますね!)。

やがて私は「福島の子どもたちは放射能汚染のないところに移住し、安心して生活できる権利をもつべきだ。その選択ができないのはおかしい」というところがどうしても譲れないことがわかりました。絶対正しい、と思っていたことが、トレーナーの質問によってだいぶ変化しています。

このワークを通して気づいたことは、自分の持つ強い信念の中に「こうすべきだ」が入っているとき、その信念が強ければ強いほど、相手は抵抗する、という当たり前のことです。つまり、私の望んでいる世界は、私が「相手はこうすべきである」と強い信念を持つと、ますます遠のくのです。

私の場合、まずは「〜すべき」「〜しなければならない」を自分の発言からなくすところから始めようと思います。

私は子どもたちが放射能汚染によって傷ついたり、病気になったり、命が短くなったりするのがいやです。放射能物質、使用済み燃料を生み続け、自分の死んだ後も、将来世代に残していくのもいやです。だから原発を止めたい、なるべく早く止めたいのです・・・。

まだまだThe Workは自分のものにできていません。でも、少しだけエッセンスはわかったので、APECの会議までにもう少し練習を積んで、相手に対する「敵のイメージ」をなくして(なくすのが無理なら、せめて減らして)おきたいです。

The Workの日本語のサイトを見つけましたので、興味のある方はご覧下さい。
http://www.thework.com/nihongo/


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2011/10/25

NVC LP(リーダーシップ・プログラム)リトリート3日目:癒しと修復(RC)

今日のカリキュラムはとても「美味しかった」です。一番学びたかったRESTORTIVE CIRCLES(RC:修復のサークル)とSELF HEALING(自己の癒し)とEMPATHC COACHING(共感的コーチング)をやりました。

今もう真夜中近くで明日も早いので、今日はポイントだけ書いて眠ります。RCは私の属するコミュニティでも使いたい、と思いました。もうこじれてしまった関係の修復ができるかどうかわかりませんが(サークルに参加するかどうかは、当人次第なので)、サークルに座るだけでも大きな一歩であり、変容がおこる可能性があります。人間はいつでも変われる(そして、変化は一瞬で起きる)ので諦めないでいようと思います。

RCには3つの段階があります。
相互理解
自己責任
行動計画

まず、相互理解のサークルでは、一番影響を大きく受けた人に共感を与える(良く話を聞く、そしてリフレクトする)ことから始めます。加害者、被害者という概念を使わないところがミソです。

次にやった自己の癒しは、今の自分が過去(子どもの頃、あるいは数年前の)自分に対して共感をあげる、というものでした。過去の傷になっている出来事を、自分自信で癒すことができます。そのとき、観ていてくれる人がいると効果がより高いですが、これは一人でもできます。
 
私と一緒にこのプロセスをやってくれたキャロルさんが「Whatever made you mad is what matters most to you(あなたが腹立つことこそ、あなたにとってもっとも大切なことである)」と話してくれたとき、本当にそのとおり、と腑に落ちました。自分が逆上するときは、なにかとてもとても大切なことが損なわれているのです。

そして、最後にやった共感的コーチング(empathic coaching)では次の5つの質問を共感をあげながら(コーチが)順番に聞いていきます。英語での質問とそれに対する私の英語の答えも参考のために書いておきます。私の例(平和で持続可能な社会)は広すぎる問題で、このコーチングにはあまり向いてないかもしれません。

1、あなたは何が欲しいですか?
What do you want?
More PEACEful and sustainable world
2、それを手に入れたら、あなたはどうなりますか?
What having that do for you
Happiness  satisfaction
3、どのように、それを持てたことがわかりますか?
How will you know when you have it
No war, every child can grow healthily and live happily
4、今はどうですか? How is it now?
Lot of war, a lot of violence and children are not in good health and many are not happy
5、あなたの欲しいものを手に入れるために、あなたにとって価値ある何を失うかもしれないでしょうか
What might you lose that you value if you were to have what you want?
I lose nothing,


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2011/10/24

NVC LP(リーダーシップ・プログラム)リトリート2日目:NVCの意識変革2

昨晩は遅くまでよく語り、短時間ですが深く眠り、今朝はエネルギーに満ちています。空気は澄んでいて、レッドウッドの樹々はどこまでも高く、空は広く青く、自分をとても小さく感じます。でも、森の中で周りの樹々と呼吸を交換しながら太極拳を練習すると、自分がこの大いなる自然の一部であることを体感します。

今日勉強したのはバイロン・ケイティのThe Workです。講師は、私を最初にNVCに引きつけたミキ・カシュタンの姉のアニーナ・カシュタン。今回のリトリートのゲスト講師です(メイン講師は日本でもNVCを教えたことのあるフランソワ・ボーソレイユとロクシー・マニング)。

The Workで必ずする4つの質問は:
1、それは真実ですか?
2、それが真実だとあなたは本当に知ることができますか?
3、その考えに執着したときのあなたの反応は?
4、その考えを手放したら、あなたはどうなりますか?

The Workで面白いのは、あなたとうまくいかないご近所さん(あるいは友人、知人、上司、夫、妻、恋人、同僚など)との間の問題を、ワークシートを使って段階的にクリアにしていくと、怒りや悲しみ、痛みの原因は実際に起きたことではなく、その出来事に対するあなたの考え(解釈)が原因であることがわかります。

英語ですが、ここにワークシートを紹介しておきます。興味のある方はぜひやってみてください。
http://thework.com/thework-jyn.php

THE WORKのプロセスをNVCを使ってやる(観察、気持ち、ニーズ、リクエスト)と、とてもパワフルなシフト(変化)が起きることを目の前で見せてもらっています。

私の苦しみ、悲しみ、怒りは、私の「解釈」「考え」によって引き起こされているにすぎないのです。そして、その考え方や解釈は「真実」ですらない場合があります。この発見は、私を自由にしてくれます。

夜のセッションは、ここで参加しているメンバーの間で実際に起きている争いごとや諍いを、実際にみんなの前でNVCのスキルを使って解決していくのを体験し、学びました。すべて英語ですから、私はまだセッションをリードする自信も勇気もないのですが、ここにいて一部終始を観察し、フィードバックをするだけでも、深い学びがあります。


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2011/10/23

NVC LP(リーダーシップ・プログラム)リトリート1日目:NVCの意識変革

久しぶりのカリフォルニアでのNVC合宿です。ここは深いレッドウッドの森の中で、自分自身が自然の一部であることを感じられる場所です。

311の影響で前回の合宿には参加できなかったので、懐かしいメンバーとの再会を心から喜んでいます。

初日のテーマは、「NVCの意識」。普通の意識からNVCの意識に変革した瞬間を4人組になって分かち合うというワークが面白かったです。私のNVCの先生の一人であるミキ・カシュタンが主宰しているConsciousness Transformation Community(意識変革のコミュニティ)が提唱しているコミットメント(約束事、決意)を確認しました。

そして全部で17のコミットメントについて、自分が実践できているか、それとも困難であるか、どういう場合に困難か、などを分かち合いました。

NVCの意識を持つことはNVCの骨組み(理論:Observation=観察、Feeling=気持ち、Needs=ニーズ、Request=リクエスト)を学ぶことと同じかそれ以上に大切だということでした。

私がNVCの意識を(少し)持てるようになった、と自覚できたのは、あらゆる人の言動(それが私にとってうれしいことでも、悲しいことでも、腹立たしいことでも)はその人のニーズを満たすために行われている、ということが腹の底から理解できたときです。NVCの意識がないときは、その言動によって腹が立ったり、傷ついたりしていたであろうことが、NVCの意識になったときは、その人のニーズに対して好奇心や思いやりが持てるようになっていました。相手の言動は何も変わっていないのに、私の中の受け止め方がNVCの意識になっているときは変化しているのです。

私の場合、いつもNVCの意識になっているわけではないので、まだまだはるかかなたの遠い道のりです。特に、自分の子どもに対しては難しくて、つい親の権力を振りかざして、リクエストのふりをした命令をしていることがあります。

この合宿にくる直前も、ちょっとした言い合いになり、しまいには10歳の息子から「ママはNVCとかいうのを勉強しているけど、ぜんぜん僕の気持ちなんてわかってくれないじゃないか」と言われてしまいました。「そうよ。だからこそ、わかるようになりたいから勉強しているのよ」と答えるのが精一杯でした。

17のコミットメントは、時間があったら翻訳して紹介したいです。


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2011/10/22

業務連絡:しばらくメールがしにくくなります(NVCリトリートのため)

今日(10月21日)から10月30日まで、Bay NVCのリーダーシッププログラムのリトリート(集中合宿)に参加しているため、その間、メールを読む時間が制限されます(現在、一日3〜400通ぐらいのメールを受け取っておりますが、読み切れていません。返事がないときは読めていないので、再送して下さい)。

私から返事が必要な用件はメールのタイトルに「ゆみ(さん)、要返事」「ゆみ(さん)、大至急」などと書いて下さい。1日待って返事がない時は再送して下さい。

また、急用や重要な用件は私にスカイプ・チャット(コールではなく)してください。
kikuchiyumi
がスカイプネームです。

まだ私とスカイプでつながっていない方は、リクエストの中に必ず用件を書いてください(面識がなくても用件が明確ならすぐお返事します。ご面識がなく、用件もわからない場合は承認しません。)。

このブログでもご案内した来月11月23日に東京で行われるのホルヘさんのNVCワークショップは、すでに満席でキャンセル待ち状態です。大人気でとてもうれしい!!!NVC(非暴力コミュニケーション)が日本で広がることは、私の平和と希望のニーズを満たしてくれます。

喜び、悲しみ、怒り、恐れなどわき起こる感情を大切にし、その奥にあるニーズ(必要性、欲求)を見つけることで、自分自身や他人とより深くつながるこのコミュニケーション方法は、これからのあなたの人生をより豊かにすると私は思います。

他人とのつながり、特に身近な家族や夫婦や恋人との間のコミュニケーションは、私たちの人生を左右し、幸せにも不幸にもします。私は離婚もし、最愛の子どもたちとのつらい別れも経験していますが、あのときNVCを知っていれば、こんな経験をする必要もなかったな、と振り返って思います。

一家に一人NVCができる人がいれば、家庭崩壊は防げるでしょう。恋人や夫婦が別れることになっても、互いの幸せを願う別れができるようになり、別れたあとも良き友達でいることさえ可能になるでしょう。クラスに一人NVCができる人がいたら、学級崩壊も防げるでしょう。

それほど、NVCはパワフルです。

NVCの魅力と可能性は、私を米国・カリフォルニアに引きつけてやみません。ここにあるNVCのコミュニティは、あまりに素晴らしいので、そのようなコミュニティがどこにでもできたらいいな、と夢見ています。

これからますます身近なコミュニティで助け合い、交換し合うような暮らしが日本でも世界でも現実化していくと思います。そのときにNVCを知っていると、とても役立つと思います。ぜひどこかで学ぶチャンスを作って下さいね。

最近日本でもNVCを学ぶ仲間がどんどん増えているのは、とてもうれしいことです。現在、日本語で出ている唯一の本は『「なんでわかってくれないの?」と思ったときに読む本』(紀伊国屋書店)ですが、NVC創始者のマーシャル・ローゼンバーグの幾多の本の日本語翻訳・出版が待ちどおしいです。

来年1月に私が帰国したときに、札幌、余市、原村(長野)、豊田(愛知)で、私が講師をする共感のコミュニケーションやローフードのワークショップやリトリートも友人たちにより計画されています。またこのブログでお知らせしますので、興味のある方はぜひご参加下さい。

それでは行ってきます。

<ニュース速報>:来年1月14−15日にパシフィコ横浜で「脱原発世界会議」があります)。その前日の1月13日、広瀬隆さんの講演会を開催します。全国から、世界から横浜に結集すると思うのですが、前日に横浜入りして、広瀬隆さんのお話も聞いてくださるとうれしいです。とりあえず、カレンダーに丸をつけておいてくださいね!1月13日の金曜日夜です。

2012年1月13日(金)午後6時から8時半@神奈川近代文学館ホール(予定)
詳細は決定次第、このブログで発表します。


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2011/10/21

2012年元旦を日本とハワイ島で2回過ごしませんか?

今、東京ーホノルル間の航空券の値段を調べました。最安値だと5万円、JAL羽田便でも5.5万円です。これに燃料代やホノルルーコナの分が加算されますので、倍ぐらいでしょうか。
http://e.his-j.com/shop/air/voyage_list/02A_10/HNL/_20120101__00_01_00,_0%2c1_F%2cO

来年はいよいよ2012年です。心身の準備はできていますか?

この年についてはいろいろなことが言われていますが、私たちがハワイ島にも拠点を持つようになって初めて迎えるお正月です。毎年、クリスマスの頃はハワイへの航空券が高いのですが、元旦からはがくんと下がります。

これを利用すると、1月1日に日本の家族や親戚や友人に新年のご挨拶をして、その日の夜の便でハワイ島に来て、またこちらで1月1日を過ごすことができます。羽田便なら1月1日の予定をゆっくり終わらせてから、余裕の出発ができます(首都圏ならば)。

この日から6泊7日の新春リトリートをやります(1月1〜7日)。参加枠は2名です。ピンと来た方は、どうぞすぐご連絡くださいね。できたらペアで申し込むのがいいと思います。

2012年を迎えるにあたり、美味しいものを食べて(基本ローフード)体調を整え、楽しいことをたくさん体験し、美しい場所をたくさん見ましょう。ザトウクジラが見れる季節でもあります。


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2011/10/20

原発止めても停電しない。日本流脱原発のすすめ

多くの日本人が、日本の電力の3割は原発で賄われている、と信じ込まされてきました。そして原発がなければ、日本はやっていけない、経済は立ち行かない(原発利権で潤ってきた人たちの経済は、確かに立ち行かなくなるわね)、と聞かされ、それを信じてきました。

でも、今、日本の原発の82%(44基)が停止しているのです。なのに電気は足りている(というか、かなり余っている)!

これを見てください。美浜の会のHPより:
http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/genpatsu_jyoukyou_20111004.pdf

今止まっている原発(44基)の再稼働を阻止し、これから止まる10基の再稼働を阻止できたら来年5月に日本の原発は全て止まります。しかも停電しませんよ!だから何としても、私たちは原発の再稼働(運転再開)を許してはいけません。

来年の5月まで再稼働を阻止できたら、今まで私たちは「原発がないと停電するとだまされていた」ことが衆知の事実として、証明されます。

あなたの電気はどこから来ていますか?それぞれのお住まいの地域(沖縄以外)の電気の供給源の一部は、原発です。あなたの担当原発(東電管轄なら今は、新潟の柏崎刈羽原発)の再稼働を創意工夫で阻止しましょう。そして、来年5月にはめでたく静かに脱原発を達成しましょう!

気がついたら自然に脱原発していたって、いかにも日本流だと思いませんか?

そう、もうあんなものとお別れしましょう。
被曝労働者を必要とする原発には愛がありません。
周辺住民に危険と汚染を押し付け、誰かの犠牲の上に生まれる電気はもういりません。

311で目覚めた多くのみなさん、もう地震国の日本には、原発は必要すらないので、止めてしまいましょう。原発利権屋さんは必死で再稼働して、推進しようとするから、それぞれの地域でかなりのがんばりが必要です。

何度でも言います。
原発を止めても電気は足りているのです。
日本は脱原発しても何の問題もありません。それどころか六ヶ所村再処工場関連費用や高速増殖炉もんじゅ関連費用や放射性廃棄物や使用済み燃料処理費用が減るので、電気代は安くなるはずです。

これからは、原発よりずっと安全で効率も良く、大都会にも立地可能な天然ガス火力を日本のベース電力にしましょう。原子力発電所も火力発電所も、お湯を沸かした蒸気でタービンをまわしているので、原発の発電機をそのまま使い、燃料部分を核燃料から天然ガスに変えることは技術的に可能だそうです。それなら、全国の原発をすべて天然ガス火力発電にコンバート(転換)しましょう。




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2011/10/18

TPP(Trans Pacific Partnership)に反対です

平和省プロジェクトでご一緒している美佐子さんから、TPPに関連するサイトを教えてもらいました。TPPについてはまだよく理解されてないまま日本政府は交渉に入ってしまいそうなので、それを阻止するのにどうぞお役立て下さい。

11月のAPECではTPPと原発が推進されそうです。なので、今から野田首相と自分の選挙区の国会議員に声を届ける必要があります。私は世界各地のNGOによる対抗会議に呼ばれているので、そこでできるだけのことをするつもりです。

日本ってどこまでアメリカ政府に迎合すれば気が済むのでしょうね?

TPPは日本を破壊すると私は思うのです。農業だけでなく、医療や保険や法律や裁判や住宅など暮らしに直結することがらで、TPPが憲法より優先されるようなことになりかねないのです。要注意!
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   TPPの交渉内容はとても幅広く、24もの分野に渡っている。

   1 首席交渉官協議
   2 市場アクセス (工業)
   3 市場アクセス(繊 維・衣料品)
   4 市場アクセス (農業)
   5 原産地規則
   6 貿易円滑化
   7 SPS(検疫、及びそれに付随する措置)
   8 TBT(貿易上の技術的障害)
   9 貿易保護
   10 政府調達
   11 知的財産権
   12 競争政策
   13 サービス (クロスボーダー)
   14 サービス(電気通信)
   15 サービス(一時入国)
   16 サービス(金融)
   17 サービス(e-commerce)
   18 投資
   19 環境
   20 労働
   21 制度的事項
   22 紛争解決
   23 協力
   24 横断的事項特別部会(中小企業,競争,開発,規制関連協力)


ただ、ただ、驚くばかりの24分野です。どれも大切な項目なのに。。。。

なにゆえに、ここまですべての分野が、自由貿易と言う名のマジックで
アメリカの属国・植民地にされなければならないのでしょうか・・・。


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2011年10月7日 当ホームページを開設された、優れもの
ホームページです。どこからでも良いので読んで下さい。

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初級篇(一般用)  印刷用です
http://www.think-tpp.jp/print.html

TPPってなに。
TPPさんかで暮らしはどうなる
TPP参加でどうなる日本
◯×TPP

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このサイトも、可愛くてわかりやすい

サルでもわかるTPP
http://luna-organic.org/tpp/tpp-1-1.html

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深堀 オピニオン(専門用)
http://www.think-tpp.jp/opinion/index.html

TPP が農業・人口・環境に与える影響
TPP(環太平洋連携協定)の海洋国家日本へ与える影響
(TPPの南西諸島の与える影響と安全保障の負担)
全国農協中央会委託調査研究
「TPPの影響に関する各種試算の再検討」
TPPと食の安全
社団法人JC総研 TPPコーナー
社団法人 農協共済総合研究所 TPP関連情報
TPP情報サイト
TPP WATCH(英語サイト)
TPPを考える国民会議
サルでもわかるTPP
TPP参加の即時撤回を求める会
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http://www.think-tpp.jp/link.html
関連リンク
官公庁
農林水産省 FPA/FTA関連情報
外務省 FPA/FTA関連情報
経済産業省 FPA/FTA関連情報
経済産業省 試算関連資料
研究機関
農林中金総合研究所ウェブサイト TPP等の関連レポート一覧
----------ここまで転載。


美佐子さん、どうもありがとう。


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2011/10/16

お金について

長年環境や平和の活動にかかわる中で、イベントの企画をしたり、自分が主催して何かをやる経験をたくさん積んてきました。そんな中でいつも悩むのが、お金の扱いです。

赤字になったらどうする?(自分が企画した場合は、たいてい自腹を切ります)
黒字になったらどうする?(どこかに寄付する?寄付先はどう決める?誰にいくら払う?それは誰がどう決める?)

そんなことで悩んでいるときに、今私が2年続けて通っているカリフォルニアのBay NVCリーダーシッププログラムでアシスタントを務める(そもそも、このプログラムに私を推薦してくれたのも彼だ)安納献さんが、以下のマーシャルのお話をシェアしてくれました。

こんな風にお金をやりとりできたらすごく素敵だなあ、と思ったので、共有させてください。
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今日はいい一日で気分がとってもよくて、このいい気分を誰かにおすそ分けしたいので、マーシャルがするお話の中から気に入っているものをシェアしたいとおもいます。

「お金に関して」
マーシャルはMaking life wonderfulのDVDのなかで、お金についてこんなお話をしています。あなたがわたしの本を買うとき、お金を払う(Pay)のではなく、贈ってくれる(Give)といいな。引き換えとして渡すのではなく、わたしがしている活動をサポートしたいから、と。

その部分を見たのは少し前だったのだけど、そう言っていた記憶があります。それが印象に残っているのは、6年前にワークショップを経験した時の体験から。そのワークショップをオーガナイズしていて、ワークショップの値段をつける時に気づいたのが、お金のやり取りが相手の価値の評価になる場合があること。「値する」って言い回しがあるけど、お金のやり取りをする時、お給料をあげたりもらう時、無意識に「あなたの価値はこれだけですよ」ということを伝えてしまったり、その価値評価を受け入れてしまっている可能性があるっていうことについて、自分は悲しみをもっていることに気づいたのです。その悲しみは、きっと一人一人の命を尊重したり、その価値を大事にしたいから。

まだまだ身につける途中だけど、お金を渡す時、自分がどういう動機で渡すのか、そして相手から受け取る時にどういう意図で渡して、自分がどういう意識で受け取るのかを大事にしようと思っています。特に、決まりだからと思ってお金を「払う」のと、誰のなんのニーズに貢献したいから贈るのとでは気分が全然違うから。後者でお金のやりとりができたとき、とてもエンパワーされた気分になります。

このお話が誰かの何かの命に貢献することを期待しつつ、

ケン
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最後の「このお話が誰かの何かの命に貢献することを期待しつつ」というのが、実にケンさんらしいのだけど、確実に私の命に貢献し、私の人生を豊かにしてくれています。こうして、このことをテーマにブログを書きたくなったぐらいだから。

こう書いたからには、私が扱うお金は払うときも、受け取るときも、このような方法に近づけたい、って心から思います。今はまだぜんぜんできてないけれど、これから近づいていきますよ〜。

ケンさん、ケンさんに多大な影響を与えたマーシャル・ローゼンバーグ、NVCのコミュニティーで「ギフト・エコノミー」を実践しているみなさん、どうもありがとう。

*ギフト・エコノミーについて、何か文献がないかと検索していたら、これを見つけました。ご参考までに。まだ日本ではあまり普及していないみたいです。
http://www.mindreading.jp/blog/archives/200802/2008-02-04T0453.html



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2011/10/15

子どもとの会話

今日、久しぶりに一緒にお風呂に入った子どもたちとこんな会話をしました。

私「もし選ばれて宇宙に連れて行く、って言われたら行く?」
娘「え、行かない」
息子「オレも行かない」
「じゃあ、もしこのまま地球にいたら滅んでしまうから、宇宙船に乗って別の星へ連れて行く、と言われたら?」
「うーん、それじゃあ行くかな」「うん、行く」
「行くのは君たちだけだよ。パパとママは行かない」
「えー、やっぱり行かない。私は地球人だから地球と一緒に滅ぶのが自然」
「オレも。やることがあれば生きているし、なければ死ぬだろうし。ここでやることがあるから生まれてきたんだから」

へ〜
結構、わかってるんじゃん。
そう、ここでやることがあるから、生まれてきたんだよ。
キミも私もね。

昨日、「死にたい」って言っていた息子が、今日はこんなことを言ったので、記録しておきたくなりました。

上の会話は、「地球」を「福島(あるいは東北、関東、日本)」に、「宇宙」を「福島(あるいは東北、関東、日本)以外」、とすると、311以降に起きていることにも、当てはまるかもしれません。

元々旅ガラスの私にとっては、どこにいたって地球の上です。

しかし今日本では、福島(あるいは東北、関東、日本)にとどまる、とどまらない、マスクをする、しない、牛乳を飲む、飲まない、福島(あるいは東北、関東、日本)で地産地消する、しない、でそれぞれ悩み、ストレスを抱えています。

何が正しいかはありません。
どの選択でもいいのです。
それが、あなたが本当にしたいことならば。
あなたの人生はあなたのものです。
そして、どの選択でもリスクはあります。

何がキミの幸せ
何をして喜ぶ
わからないまま終わる
そんなのは嫌だ

何のために生まれて
何のために生きるのか
わからないまま終わる
そんなのは嫌だ

アンパンマンの歌が浮かんできました。

今日から1週間、私はたった一人のお客様のために、彼の体と心が喜ぶ美味しいローフードを心を込めて作ります。彼の体から不要なものが取り除かれ、元気になって日本に戻れるように。


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2011/10/14

あなたの優先順位は何?

福島で母子を対象に行われた「タッピングタッチ」の講習会。3分半ぐらいから。友人の中川一郎さんが講師をしています。なかなかいい感じです。
可能なら、小さい子どもたちは放射線量の低いところに避難してほしいですが・・・。
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この世に大事なことって、たくさんありますが、あなたにとって大切なことはなんですか?

私の場合は、ダントツにいのちが大事。自分のいのち、子どものいのち、家族のいのち、友人のいのち、地球の子どもたちのいのち、生きとし生けるもののいのち。いのちさえあれば、健康ならば、なんとかなる、って思います。

今日、息子が「もう死にたい」なんて言っていました。こっちに来てから、よくそう言います。「生きたい」ことの裏返しだと私は思っています。今、放射能に子どもたちが殺されようとしているから。(原発のこと、私たちから聞きすぎているのかもしれません)

「そうなんだ、死にたいんだ。でも大丈夫、自分から死ななくても必ず死ねるから。人間、致死率100%だからね。」と言いました。

鬼母です、私。

私は自分の子どもにあまり優しくないかもしれないです。私の教育方針は「なるべく早く私なしでも生きられるようにする」なので、普通の親ならやってあげるであろういろいろなことを、可能な限り、やってあげません。今は二人とも英語がぜんぜんできないので、宿題をみてあげていますが、これまでの小学校生活では、勉強を見てあげたことは一度もありません。

自分自身が親から見てもらったことはないし、必要なら自分から勉強したからです。人から言われてやってもダメ。自主性がなければダメなのです(あらゆることにおいて)。自分から動かない人間になります(指示されないと動けない、多くの日本人)。

私たちがハワイ島に来たことについて、人からいろいろ言われます。「うらやましい」とか「海外に行ける人はいいよね」とか「行きたくても行けない」とか。

私たちはここに来ることを選ぶために、たくさんのことを捨ててきました。優先順位が他の人たちとは違うので、ここにいるのです。

人生とは選択のこと。一瞬一瞬が選択の連続です。何かを選び、何かを選ばないことで人生が進んで行きます。

私たち夫婦は、春休みにハワイ島に遊びにきたとき(結婚10周年記念で春休みにハワイ島へくることになっていた)、子どもたちを日本に帰さないことを選びました。子どもたちの帰りの航空券は捨てました。子どもたちは信頼できる友人に一人ずつ預けました。本当は二人一緒が良かったけれど、二人も一緒に見てくれるところは、見つけられませんでしたのでね。

私と夫は日本に戻り、日本で必要なことをやり、その後、夫はすぐハワイ島に戻り、子どもたちに合流し、私は日本とハワイを行ったり来たりの生活をしていますが、子どもをハワイに置いて日本へ発つときは勇気がいりました。これが最後の別れになる可能性もあるわけですからね。

何が優先順位が高いかで全てが決まります。

鴨川の田畑と家は12年以上に渡る私たちの労働の賜物で、12年前よりずっと素晴らしい家と田畑になっています。立派な人参が育つほど土が良くなってきたのに、あの場所を離れることは簡単ではありません。地元には同じような自給ライフを目指す素敵な仲間たち(主にアーティスト)がたくさんいますし、鴨川の暮らしは実に楽しいものでした。

それでも私たちはハワイ島を選択しました。子どもたちに英語を話せるようになってほしい、という希望もあります(これは、本人たちがいやがっているので、実現しないかも)。

ただ私たちの住むハワイ島のコナは、実は放射線量は高いです。福島から海に流れた海流がまっすぐハワイに来るからです。でも原発はありません。活火山があり爆発の可能性はあります。米軍の実弾演習場があり、劣化ウラン弾が使われています。この影響で線量が高い可能性もあります。全米はどこにでも核関連施設があります。それでガンが多いのかもしれない、と疑います。

この地球のどこに住むことにしても、何らかのリスクはあります。なので、311を経験してしまった今となっては、残された人生をどこで誰と何をして生きて行きたいか、優先順位は何なのか、ということを一人一人心に聞いて、それを実践するに尽きると思います。

私はこのアメリカの地で、小さな土地で自給自足ができることを実証してみたいのです。それができる土地がハワイ島です。そして、小さな土地で自給できることを身近な人たちからコミュニティーへと広げていきたいという夢があります。もしアメリカ人にもそんな暮らしができるようになれば、アメリカは戦争や原発から卒業できるのです。

それにしても、地震国の原発は一刻も早く止めなくてはいけません。毎日放射性物質(死の灰)がたまって行くし、次の大きい地震がいつまた原発を襲うかわかりません。また20年以上稼働している原発も、老朽化で事故を起こしやすいです。古い原発から順に止めたほうがいいです。世界に441基もあるんです。多すぎます!4基同時破壊の福島原発の大事故を経験しても、原発をまだ増やそうっていうのは、どういう神経なのでしょう。

繰り返し書きますが、地震が頻発する日本で原発を動かし続けるのは、日本が滅びるのを座して待つようなものです。

外国にいると、日本の良さがよくわかります。四季折々の自然は美しく、食べ物はダントツに日本が美味しい。日本製品はきめ細かい対応が隅々まで行き届いていて、素晴らしい。日本人の精神性は本来、自然とともに生きるところから培われていますので、これからの人類にとって大切なのがかつての日本人です。

何としても311の体験を生かして、世界でいち早く脱原発を達成し、持続可能な豊かな社会へと脱皮するさきがけとなってほしい。

「〜ほしい」を実現するために、当面私は日本とハワイを行き来します。次回は1月10日ぐらいから2週間ぐらい帰国しますが、その間、あちこちで活動しています。予定が決まり次第、またブログにアップしますので、どこかでお目にかかりましょう!

どこにいても、地球の上。
だから大丈夫。
元気でね。

p.s.
来月は、APECがハワイ島で行われるのに日本からもたくさんいらっしゃるようですね。私はAPECの対抗会議に参加していますので、そこでもお会いできるのを楽しみにしています。

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2011/10/13

どうすれば原発が止まるのか

「どうすれば原発が止まるのか」と聞くと、「もう一度日本で事故があれば止まるでしょう」という返事が返ってきて、びっくりするやら、がっかりするやら、納得するやら。

311前、確かに私は日本で大きな事故があったら、すぐに原発は止まるだろう、と思っていました。

甘かった!

311があっても、原発推進・利権勢力はやる気満々。放射線管理区域についての法律(0.6μSv/h以上は放射線管理区域として一般人は立ち入り禁止)があっても、どんどん基準値を上げて対処。日本はチェルノブイリ原発事故で大きな被害を受けたベラルーシより何十倍も高い基準の食品が出回っている。

これじゃ日本の子どもたちのいのちは守れません。

ウラジミール・バベンコ著『自分と子どもを放射能から守るには』(日本語版)を読んで下さい。日本との差に愕然とします。映画『チェルノブイリ・ハート』が描いたように、今も子どもたちへの深刻な健康被害が続くベラルーシより、日本の基準は何倍も甘いのです。日本の子どもたちはどうなってしまうのでしょう。日本の未来はどうなってしまうのでしょう。

例えば、ベラルーシでは子どもの摂取食品は37ベクレル(Bq)/Kgなのに、日本では乳製品を除く食品のそれは500ベクレル(Bq)/Kg、ヨウ素で2000ベクレル(Bq)/Kgと、桁違いに高いのです。しかも、子どもに対する特別措置も全く無いのです。お粗末すぎます。

東京の高級住宅街の世田谷区で3マイクロシーベルトを超えても、横浜でストロンチウムが検出されても、まだまだ原発推進だもんね、東電も政府も。

まったく!!

その背景には、沖縄タイムズがこの記事に書いてくれているように、官と産の癒着があることは明白です。経産省の中に原子力保安院があるのも、泥棒が泥棒を取り締まるようなもので、絶対無理無理。まさに「ずぶずぶの利益共同体を解体し、癒着を断ち切ることが重要だ」と私も思うのです。

原発は日本に54基、世界に441基、内アメリカ104基。日本は今44基が停止中で、残る10基が稼働中。これらも順次定期点検に入るので、もしこのまま再稼働を許さなければ来年5月には全ての原発が止まります。
http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/genpatsu_jyoukyou_20111004.pdf

原発利権共同体はこれ(全ての原発が止まること)を絶対に阻止しようとするだろうな。だって、全部原発が止まったら、原発なくても電気が足りていることがばれちゃうもんね!

長年、「原発がないと停電する」「原発に反対するなら原始時代に戻ってもいいのか」と脅してきた彼らには、何の根拠もなかったのです。これがはっきりばれるようなことは、彼らはなんとしても阻止しようとするでしょうが、私たちは、再稼働を許していはいけません。

彼らがなんと言おうと、事実は「電気は足りている」、です。原発止めても電気は余ります。嘘だと思うなら、政府や電力会社の資料を使って計算してみてください。各電力会社別にそれをやってくれたのが広瀬隆さんの『原発破局を阻止せよ』(P。106〜122)です。

例えば自家発電分だけでも、原発と同じ設備容量があるので、これを融通させるだけでも原発はいらなくなる。誰かが被曝しなくちゃ動かせない命がけの原発の電気より、自家発電を融通してもらう方がよっぽどまし。

それに、日本の半分以上の火力、ほとんどの水力は稼働していません。どうしても夏場のピークが心配、というのなら、今から天然ガス火力を作ればいい。原発より全然安く工期も短く、放射能も出ず、コンバインドサイクルなら効率も他の火力(石油、石炭)より断然良い。

この辺りのことは、広瀬隆著『原発破局を阻止せよ!』(朝日新聞出版/1200円)に詳しいので、ぜひ読んで下さいね。ちなみにこの本の編集者の週刊朝日の堀井正明さんは、911事件も追っていて、リチャード・ゲイジ(911の真実を求める建築家とエンジニアたち)を我が家でインタビューしました。私はそのとき通訳をさせていただきました。彼の活躍をとてもうれしく思います。

さて、表題の「どうすれば原発が止まるのか」の回答を。

名案も妙案もありません。
でも次の選挙では全国民で協力して、必ず原発推進議員は落としましょう。

原発を止めるのは、あなたと私です。

私たち一人一人が意思表示をし、自分の選挙区の議員、地元のメディア、友人知人に働きかけ続けて、止めていくしかないでしょう。地震が頻発する日本で原発を動かし続けるのは、日本が滅びるのを座して待つようなものです。

原発を止めることができる可能性が、今よりあったことはかつてありません。私たちが日本の、アジアの、そして世界の原発を止めるのです。アジア諸国への原発輸出をやめさせなければいけません。これにも私たちの税金や郵貯が投入されています。

原発は長期的にみたら、エネルギー的に貢献すらしていないので、私は原子力発電所を「発電所」とすら呼んでほしくありません。だって、100万年も放射性廃棄物の管理をしなくてはならないことを考えたら、エネルギー的にマイナスでしょう?本当の仕事は、その発熱量の2/3で海を暖めているので「原子力海暖め装置」もしくは日々死の灰を広島原爆3〜4発分作っているので「死の灰製造装置」のほうが正しいネーミングだと思うのです。

きっこのブログのきっこが「原発なんて所詮は「問題の先送り」でしかないわけだし、自分が後始末をする気がない人たちだけが推進してるんだから。」と書いていましたが、そのとおり。

原発は止めてもすぐ止まらない。冷やし続けないと暴走することは、311でみなさんわかったでしょう。冷やすには石油(電気)が必要です。だから原発は無用の長物で、「必要悪」ですらありません。必要でないならただの「悪」です。動かせば、放射性物質を生み続け、低レベル放射能汚染で「子どもと赤ちゃんゆっくり病気にしたり殺すこともあるマシン」でもあるのが原発の正体です。

こんなものときっぱり決別しないと、日本に未来はないでしょう。

人間はいまだに殺し合いをやめられません。金儲けのためには戦争すら画策して起こし、金儲けのために原発を許してしまうのが人間です。原発を推進する人たちは、被曝しながら働く人たちのことや周辺住民、子どもや赤ちゃんの健康は二の次です。放射能がこれだけ漏れて、未来の世代に暗い影を落としても、「ただちに健康には影響がありません」と言い続ける人間に、原子力を利用する能力も資格もありません。



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2011/10/12

福島原発事故の影響はハワイにも世界各地にも出ています

業務連絡:バズビー博士支援基金についてのご質問は、森田玄に直接お願いします。
ーーーーーー
再びハワイ島にやってきました。日本滞在中に行った北海道が寒くて、ちょっと風邪気味になり、こちらに来る飛行機の中が寒くて(エアコン、きつかった〜)風邪をこじらせてしまいました。今は咳が止まらない状態です。でも、ハワイ島の暖かい気候ですぐに快方に向かいそうです。

私はやっぱり寒いところより、暖かいところがあっているみたい。

今日はコナで、古い友人と久しぶりに再会し、彼女が主催するNGOの会報のインタビューを受けました。インタビューを受けると、自分がここでこれから何をしたいかが、より明確になります。

私が前からしたかったことは、この世界一の経済大国の、資本主義社会の、使い捨て&大量消費&廃棄社会の、戦争経済の、日本の親分の(日本は属国よね)アメリカで、小さな土地で自給的な暮らしを実践して、(ご近所の)アメリカ人に「なんだ、こんな小さな土地で自給できるんだ!」「あら、これなら私もできるわ、やってみよう」と、まねしてもらうことなんです!つまり、私たちがこの13年間、千葉県の鴨川の山奥でやってきたことを、ここハワイ島の市街地(住宅街)でやろうとしている、というわけです。

このブログを読んでいる方はもうご存知でしょうが、ローフードを実践している私たちにとって、アボカドやパッションフルーツやマンゴーが道ばたで拾えるハワイ島は、お金がなくても決して飢えません。しかも野菜は、何もかもすくすく育ちます。

きれいな芝生だった我が家の庭に、もうすでにバナナ、パイナップル、ニラ、8種類のハーブ、トマト、なす、ズッキーニ、5種類のレタス、ケール、ネギ、ピーマン、唐辛子、スイスチャード、春菊、パセリ、人参、大根、小松菜、ほうれん草、カブ、パパイヤ、マンゴー、コーヒーなど(他にもまだある)を植えました。

もし私たちのハワイ島での取り組みがうまくいったら、このこと(各家庭の庭を自給自足の庭にする)をビジネスにしたいです。Edible Landascapeという会社を作る計画を立てています(ビジネスプランを作成中)。そして、究極の夢はハワイ島の食とエネルギーを自給できるようにし、また、そのムーブメントを全米に、そして世界に広げていくこと、です!何年かかるでしょうか?でもまずは自分自身と自分の周りから小さく始める、です。

食料とエネルギーが自給できれば、もちろん原発なんていりません。戦争もいりません。

それをまず、「我が家から始める」ということに、今着手したところです。
ああ、こう書いているだけで、わくわくしてきた!!

でもね〜

ハワイ島は放射線量がかなり高いです。私の住むコナは特に。田中優さんとも確認したので間違いないと思うのですが、福島原発から海に流れた放射性物質は、まっすぐここハワイに来ています。
http://radiationnetwork.com/AlaskaHawaii.htm
そのせいか、日本の放射線が低い地域より高いぐらいなのです。

なので、これから子どもを産もうという方、赤ちゃんがいる方にはあまりおすすめはできないです。(我が家もこのサイトであまり高い数値が続くようでしたら、低い場所への移住を考えないといけません)。

海外への移住や保養、一時避難を考えている方は、このサイトを良く見て、決めてください。
http://radiationnetwork.com/
リアルタイムで放射線量が表示されています。福島の影響はすでにグローバルです。


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2011/10/09

鴨川はやっぱりいいなあ〜/明日はご近所さん祭@市川市民会館

久しぶりの鴨川(千葉県)。空気も水も食べ物もおいしい、素敵な仲間たちがいる(実に素晴らしいアーティストが多い)、13年かけて自分たちで改装した古民家がある・・・。ここはやっぱり、いいところだなあ、ずっといたいなあ、と思いながら明日の晩、市川の「ご近祭」の終了後に日本を発ちます。

明日の「ご近所さん祭」@市川市民会館での私の講演は午前11時からです。テーマは「原発やめて、地球と一緒に生きる」です。「地球と一緒に生きる」ことは1990年に債券ディーラーを辞めたときから今日までずっと私のテーマであり、最初に書いた本(八月書館)のタイトルでもあります。

人間は地球に生きるたくさんの生きものの中の一つです。その生命の網の目(Web of Life)の中でさまざまないのちは支えあって、助け合って生きています。でも人間だけが自分の都合で空気や水や大地を汚し、たくさんの生物の住処である森や川や海を壊しています。311で痛い目にあった私たちからそろそろ、そういったことを少しずつやめて、へらして、卒業していきたいですね。

「ご近所さん祭」詳細はこちら:http://kokucheese.com/event/index/16705/

ご近所さん祭りin市川
◇日時:2011年10月10日(月・祝日)
午前11時~ (午前10時30分開場)※途中出入り自由です♪

◇会場:市川市市民会館全館貸切!
千葉県市川市八幡4-2-1
 ・JR総武線本八幡駅北口より徒歩7分
 ・京成線八幡駅より徒歩4分
 ・都営新宿線本八幡駅より徒歩6分

◇参加費:1000円(前売及び予約)
     1500円(当日)
学生(中学生・高校生)500円〔前売及び予約〕(当日:800円)
小学生以下無料(託児室あります♪)

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◇タイムスケジュール
*午前11時~午後0時半まで
きくちゆみ さん講演
テーマ:「原発やめて、地球と一緒に生きる」
311原発震災:今が変化の時
原発なくても電気は足りている。まずは省エネ、そして自然エネルギーを選択! 地球の循環の中で生きる。医衣食住を自給してみる。 そんな素敵なお話をしてくれます。

*午後0時半~午後2時まで
休憩(展示室などでおにぎりなどのオーガニックな軽食※を販売し、 屋外では市民農園などで採れた無農薬の野菜などを販売します!)
※市川のネパール・インド料理屋「デュセニ村」 さんがカレーを作ってくれます。

*午後2時~3時
対談:きくちゆみ氏と灰谷泰信(はいたにやすのぶ)氏の初コラボ
どんな話が出てくるか、とても楽しみで~す♪

*午後3時~4時
黙祷(東関東大震災で亡くなった方,被災された方のために,怒れる原発のエネルギーを静めるために)及び講演:灰谷泰信氏

*午後4時半から6時半まで
ご近所さんとつながる世界いどばた会議(ワールドカフェ)

※完全撤収:午後9時

◇お問い合わせ(すべて浅川)
電話で ・090-9828-0156 (softbank)
   ・070-6485-0511 (willcom)
ーーーーーー
明日が、2011年最後の日本での講演となります。興味とお時間のある方は、ぜひお出かけくださいね。

私の当面の課題は、次の事故が起きる前に原発を止めることです。日本の54基(今稼働中は11基)はもちろん、世界各国(合計441基)で止める必要があると思います。なぜなら放射能は国境を簡単に超えてしまうし、幼いものから順番にいのちを蝕んでいくからです。

11月はAPEC対抗会議で話をさせていただきますが、APECがTPPと原発推進を決議しそうなので、市民側からきちんと反対の声を挙げ、対案を示したいと思っています。

あなたの選挙区の議員にTPPや原発の問題点を伝えると効果があります。議員にとって次の当選のために選挙民は大切ですからね。私たちは議員にとってお客様なのですよ。

TPPについて素晴らしい(わかりやすい)サイト「サルでもわかるTPP」ができました。ぜひ広めてご活用ください。議員さんも良く知らない人が多いですよ。
http://luna-organic.org/tpp/tpp.html

より詳しく知りたいときやこの情報を広めたいときに、お役立ちの小冊子や本は:
『TPP 何が問題? 暮らしはどう変わる?』PARC(100円)
『TPPの知られざる真実』安部芳裕著 新日本文芸協会(500円)

それでは明日、あなたにお会いできるのを楽しみにしています。私は最後のワールドカフェにも出ますよ〜。これが一番楽しみかも!


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2011/10/08

『チェルノブイリ・ハート』+田中優講演会報告/10月10日は市川市民会館で会いましょう!

福島の女性たちが経産省前で座り込みますよ。詳細はこちら:
http://onna100nin.seesaa.net/article/228900129.html

私がこの福島の女性たちに送った応援メッセージ:
福島の女100人が経産省前に座り込むと聞いて、小躍りするほどうれしかったです。このアクションが契機となって日本が原発を止める方向に舵を切ることになりますように。広島、長崎、第5福竜丸、福島と続くヒバクの歴史を持つ日本ですが、これ以上のヒバクにノーと言いたい。それには、この狭い地震国に稼働中の原発にはもうお休みしてもらいましょう。そして日々死の灰を広島原爆の3~4発分も生みながら運転されている世界の441基の原発にもお休みしてもらいましょう。その始まりが、この「原発いらない福島の女たち」ですね!本当にありがとうございます。心から応援しています。

きくちゆみ@鴨川&ハワイ島→APECでも原発推進にNOを
ーーーーーーーーー
いや〜、やって良かった。昨日の『チェルノブイリ・ハート』上映会+田中優講演会。

企画がちゃんと決まったのは一ヶ月足らず。チラシも印刷しないでネットのみの呼びかけで集客できるのか、そして日本ではなじみのない「スライディング・スケール」(経済状況に合わせて、参加費を各自が決める)が理解されるか、といくつか懸念事項がありましたが、ふたを開けたら130名が参加し、スタッフを入れて150名でいい感じで会場が埋まりました。多くの方の協力で設営も受付もスムーズで、良いエネルギーにあふれた集いとなりました。スタッフの皆さんおつかれさま、参加してくれたみなさん、ありがとうございました。

チェルノブイリ・ハートのJPG

映画『チェルノブイリ・ハート』は観るのが辛かった。大人たちの失敗で子どもたちが傷つけられ死んで行く悲しく重たすぎる現実。でも、その後で田中優さんの話を聞いたら、できることがたくさんあって、勇気がわいてきました。このテーマの田中優さんの話はもう何度も聞いていますが、彼の話は毎回進化し、磨きがかかっているので、興味が尽きません。私も講演をしていますので、参考になります。

昨日優さんから教えてもらった良い話は、食べ物の放射能汚染に関して、気にしなくては行けないのは肉、魚、牛乳、卵で、野菜や米はほとんどが未検出なので心配しなくていい、とのこと。魚に関しては漁獲地(水揚げ港ではなく)を聞いて(表示させなくては)、福島近辺で獲れたのものは子どもたちには食べさせないか、計って数値がわかっている魚を食べるようにしたほうが賢明です。海洋に大量投機された放射性物質は日本近海を離れて今はハワイに向かっている、とのこと。ハワイのあの美しい海も放射能汚染されてしまうのです。

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それでも、ベジタリアンや野菜と米・雑穀中心の食生活の人には、あまり影響が出ないということがわかったので、これをきっかけに野菜中心の食生活に切り替えてみることをおすすめします。そして野菜も漬け物や梅干しなど発酵した生のものを増やしましょう。酵素(生の果物と野菜に含まれる)も積極的に取りましょう。

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2011/10/07

中洞牧場の牛乳とソフトクリーム、美味しすぎて参りました!

10月6日、私は六本木にある東京ミッドタウンに行ってきました。映画『ZERO:9/11の虚構』のDVDが完成したので、その宣伝会議です。そのあとは久々に公子さんに会い、彼女の友人知人たちに『ZERO』を手渡しました。中にはNHK国際部の人や小錦さんもいらっしゃいました。なんと不思議なうれしい展開。

会議の場にこの場所が選ばれたのは、ミッドタウンのすぐ近くに映画の配給元(株)リンクのかかわる「中洞牧場ミルクカフェ」ができたからです。ミッドタウン西の信号のところにある「ベーグルベーグル」の横を入っていくと、左側にそのこじんまりとしたミルクカフェがあります。

中洞牧場は岩手県岩泉町にあるのですが、ここの牛たちは本当に幸せです。一年中、自然放牧はもちろんなのですが、交配も分娩も子育ても自然のままなのです。赤ちゃん牛はお母さん牛のお乳をたっぷり飲み、その余剰を人間が分けてもらう、という本来あるべき姿です。だから少量しか生産できないし、とても贅沢な牛乳です。本来、牛乳とは嗜好品であり、贅沢品でいいのです。

現在、「中洞牧場ミルクカフェ」はプレオープン中ですが、その間、ソフトクリームはなんと無料です。これまで食べたどのソフトクリームとも違います。ちょっと美味しすぎて危険です(やめられない止まらない状態。311後、乳製品は控えていたのですが・・・)。

牛乳も絶品ですが(久しぶりに飲んだ〜)、ソフトクリームは本当に美味しい。甘みはなんとアガベシロップを使用しているので、体重の気になる方や、ローフーディストにも見過ごせません!

今なら中洞牧場の写真集などプレゼントももらえます。気になる放射性物質は検出されていない、とのことです。ハワイでも検出されているのに、どうしてここは大丈夫なのでしょうね?おそらく、1200〜1900メートル級の山が放射性物質の飛散を防いでいるのではないか、とスタッフは推測しています。

さて、いよいよ今晩7時から映画『チェルノブイリ・ハート』上映会と田中優さん講演会@オリンピックセンター102。今のところ、当日もお席はありますが、定員に達しましたらご入場いただけないことをお断りしておきます。

詳細はこちら:http://www.peacefilm.net/info/20111007.html
予約申し込みをされた方は、郵便局で郵便振替口座に参加費の入金をお願いします。半券(控え)が入場券になります。
振込先:郵便振替 東京平和映画祭 00140-7-648099
*通信欄に「チェルノブイリ・ハート」と記入のこと。


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2011/10/05

いよいよ明後日。10/7『チェルノブイリ・ハート』&田中優さん講演会@オリンピックセンター

すでに「10/7『チェルノブイリ・ハート』&田中優さん講演会」にお申し込みとお振込をいただいたみなさま、ありがとうございます。参加しようと思いながら、まだお申し込みをされていない方は、こちらからどうぞ。明日(10月6日)、夜12時で受付を終了させていただきます。(当日はお席がある限り入場できます)。
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閑話休題。きわめて個人的な話です(ので、興味のない方はこの先は読まないでください)。

私は口を大きく開けようとすると、左側の顎関節が「ガクン」となります。これは顎関節にゆがみがあることの証拠で、これを放置すると、偏頭痛や慢性の肩こりなどさまざまな不快な症状が現れることがあります。

今回北海道の余市にあるゲストハウス「はれるや」でNVCのリトリート(泊まりがけの修養会・合宿のこと)を二日間行ったのですが、「はれるや」の1階には台湾式の足もみ(若石健康法)の治療室が併設されています。ここの宿に泊まった方は、女将の聡子さんが作るおいしくて健康的な手料理を味わいながら、ご主人の由人さんの名人芸とも言える「足もみ」を受けて、心身を共に癒すことができるのが魅力です。まさにここは、「自分の体を自分で治したいと考えるお客様の治癒力を高めるお手伝いをする民宿」で、目の前の海も癒し効果を高めてくれます。

今回、NVCリトリートでこの宿に泊めていただき、由人さんの足もみを受けたのですが、彼は私の慢性肩こりの一つの原因が顎関節のゆがみにあることを見抜きます。自分自身、日々操体法などで体の歪みを調整し、健康を保ってきたつもりでいましたが、慢性の肩こりだけは消えたことがありません。子どものときにむち打ち症をやっているし、一日にパソコンに向かっている時間がとても長いので、これはもう治らないだろうとあきらめていたのです。

「ゆみさんの肩こりの原因の一つは噛み合わせだと思う。僕の友人で噛み合わせを治してくれる歯科医師が札幌にいるから、今回一度診てもらったらどうかな」と、彼は私の足をもみながらいいました。それで彼は早速、歯科医師の尾崎先生に連絡を取ってくれ、私の仕事の合間の空き時間と彼のスケジュールを調整してくれたのです。尾崎先生は噛み合わせや顎関節の調整を得意とする「エンゼル歯科」の院長さんで、由人さんとは互いに信頼を寄せる仲間です。

10月3日、余市から小樽に出て、そこから高速バスに乗り、「札幌ターミナル」で降りると、数ブロックの和興ビル8階に「エンゼル歯科」はありました(札幌の街は碁盤目で東西南北がはっきりしているので、住所さえあればその場所を見つけることができます)。そこは全国から顎関節の調整をしてもらいに患者がやってくる歯科医でした。エンゼル歯科で顎関節の歪みを取り除いたり、あるいは軽減したりするだけで、長年の不定愁訴が消えてしまうことが口コミで広がり、遠方からも患者さんが来るようになったのです。

私は由人さんの紹介で、しかもすぐにハワイに戻ってしまう、ということで、特別に時間を作って顎関節調整(矯正)の処置をしてもらいました。

その結果かどうかわかりませんが、昨日は夜ベッドに横になった瞬間、朝までぐっすり眠りました。子どもの頃はずっとそうでしたが、最近、特に311以降は寝付きも悪く目覚めても疲れが残っている感じになっていたのが、嘘のように朝までぐっすり眠ることができ、目覚めも最高でした(その前の晩、食べ放題の懇親会であんなにたくさん食べたのにもかかわらず、です)。

ローフードを始めたときも、目がすっきり覚める体験をしましたが、それよりさらに深い眠りでした。よく働いて、とても疲れていたせいかもしれないし、顎関節調整の結果かもしれません。この後、私の肩こりがどのように変化していくかが楽しみです。

10月10日の「ご近所さん祭り」を終えたらすぐ私はハワイ島に戻りますが、次は1月に北海道でNVCのワークショップとリトリートの開催が決まり、戻ってくることになりました。そのときまでに今日作っていただいた噛み合わせの矯正器を毎日着けて、肩こりが少しでも減ったら万々歳です。変化がでましたら、またこのブログでお知らせします。

健康に興味のある方のために、エンゼル歯科とはれるやの連絡先を記しておきます。

エンゼル歯科:札幌市中央区南一条東二丁目 和興ビル8階 予約制:011-221-7615 院長:尾崎勇二
はれるや:北海道余市郡余市町浜中町242-1 電話:0135-23-4660 携帯:090-4130-2653


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2011/10/04

Na Wai Iwi Ola東京公演@文京シビックホールの写真

いよいよ3日後の『チェルノブイリ・ハート』上映会&田中優さん講演会:http://www.peacefilm.net/info/20111007.html
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E Ola Ka Hula(フラは生きている)というテーマで9月29日に文京シビックホールで行われたNa Wai Iwi Ola東京公演の写真をご覧下さい。これらの写真は12歳の未知花ちゃんが撮ってくれました。彼女とお母さんの雅美さんはハワイ島で半年間生活し、今は日本に帰国していますが、今回のフラ公演の当日スタッフが足らないと聞くや否や、駆けつけて下さいました。

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彼女と母親の雅美さんとおばあさんの3人(3世代)は、会場のイスを並べ、物販を手伝い、写真を撮り、縁の下の力持ちとして活躍してくれました。私の友人のルミちゃんも受付を切り盛りし、ミエさんと彼女の友人たちはチケットを買っているにもかかわらずスタッフとして働いてくれました。こういうことって、本当にありがたいです。

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どんなイベントでもそうですが、イベントを成功させるには大勢の力が必要です。舞台に出る人だけでなく、舞台裏に、ロビーに、控え室に、受付に、チケット販売に、フライヤーデザインに、Na Wai Iwi Olaを慕い応援する人たちのサポートがあります。その誰一人欠けてもイベントは成功しません。そのことが一つのイベントをオーガナイズすることの醍醐味です。一人一人個性と能力が違う人たちが力を合わせて大きなことを成し遂げるとことは、本当に大きな喜びをもたらしてくれます。

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私はフラとは縁遠い人間ですが、自然とともに生きるハワイ先住民文化を伝え広めるためにNa Wai Iwi Olaのサポートをこれからもできる限り続けていきたいです。

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北海道でNVCの種を蒔く/10・7『チェルノブイリ・ハート』@オリンピックセンターまであと3日!

いよいよ3日後に迫った『チェルノブイリ・ハート』と田中優さん講演会。残席100名ちょっと。事前お申し込みが必要です。詳細はこちら:http://www.peacefilm.net/info/20111007.html

余市と札幌でNVC(非暴力コミュニケーション)を分かち合うチャンスがありました。余市は私を含めて4名で朝から晩までNVCざんまいでした。まさに実践編で、それぞれが抱えていた解決してない人間関係をNVCの手法を使って(自分と相手の「ニーズ」を探ること)かなり解決することができました。NVCは「絶対修復不能!」って思っていた関係さえ、奇跡のように修復する場合があります。パワフル〜

今日の札幌の会は短い時間でしたが、「今後もNVCを学び続けたい」という人が続出し、その方たちにはぜひ11月のホルヘのワークに参加するようお勧めしました。

11月23日に行われるホルヘさんのワークショップは、今私が一番参加したいものの一つ(でも11月は日本にいないので参加できないのです。グスン!)です。

 <非暴力コミュニケーションNVC実践ワークショップ「今を生きる~Vivencia」開催決定!>
http://nvcworkshopsinjapan.blogspot.com/p/blog-page_4432.html

日時:11月23日(水・祝) 10:00~18:00
場所:文京アカデミー茗台(茗荷谷駅徒歩7分)学習室B
参加費:15,000円(10月中の申し込み・入金については早割り→13,000円)
定員:50名
講師:CNVC認定トレーナー、コロンビア人のホルヘ・ルビオ(Jorge Rubio)
言語:英語(英語<-->日本語の通訳がつきます)
テーマ:「今を生きる~Vivencia」

NVCが日本でも広がることは、私の平和と希望のニーズを満たしてくれるので、心がホクホクとうれしいです。あなたも自分の身近な人間関係を深め、改善し、あるいは人生を素晴らしくする「非暴力コミュニケーション」を学んでみませんか?

ホルヘのワークは超おすすめ!です。先着50名なので、お早めにお申し込み下さいね。


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