http://enzai.9-11.jp
この会ができるきっかけとなった、信じられないような事件に巻き込まれた山﨑サラさんをインタビューしました。
サラさんは、8月31日に行われた『ZERO』の試写会のときに、舞台からご挨拶をしてくれた女性です。私はその頃はまだ成田空港でしたので、彼女の話を聞けなかったのです。それで今日、911映画祭の実行委員会が終わった後、神楽坂まで出てきていただきました。
サラさんがいなかったら、この事件は永久に闇の中だったと思います。
本当に生きて帰ってきてくれて、よかった。
明後日9月3日にはアメリカから、同じように911事件にかかわる冤罪でつかまり、大変な被害にあったスーザン・エンダウアーさんが初来日します。彼女は911事件をきっかけにできた「愛国者法」が適応された冤罪被害者第1号です。スーザンさんの持っている情報は、ブッシュ政権にとって都合の悪いことばかり。よくぞ生きて出てこられたと思います。
サラとスーザンーー2人の女性は過酷なアメリカの刑務所で出会い、そして、生きてこの冤罪を晴らそうと誓い合いました。その道のりは多難でしたが、今、サラさんもスーザンさんも自分の体験を本にまとめており、日米でそれぞれ出版されるところまで、ようやくこぎ着けました。
1年9ヶ月に及ぶ刑務所生活は彼女たちの心と体をめちゃくちゃにしました。それまで彼女たちが人生で築いてきたものすべてーー家族、友人、財産、所有物、信用、仕事などありとあらゆるものーーを奪い、破壊しました。孤立無援で無一文で放り出された彼女たちが、そこから立ちあがるのはどんなに大変だったでしょう。
でも彼女たち個人の尊厳や、戦争で何も知らずに傷つけられる人々を守りたいという強い意志を破壊することはできませんでした。
山﨑さんは第3回911真相究明国際会議(リチャード・ゲイジ氏が来日したとき)に一参加者として参加され、そのときの懇親会で川崎さんという理解者を得ました。そして少しずつ理解してくれる人や共感してくれる人を増やし、「911冤罪被害者支援の会」が結成されたのです。(どうか岩上安身氏によるインタビューを聞いてください)
彼女たちはやっと今、立ち上がったばかりです。これから一歩一歩、歩んでいけるように、どうかあなたのできるサポートをしてください。これだけの被害に遭われても、明るさや優しさやユーモアーを失っていないサラさんの心の美しさに感動しています。
9月11日の『ZERO』劇場公開初日には、サラさんが舞台からご挨拶をしてくださるかもしれません。もし別会場がとれたら9月11日の初上映の前にサラさんとスーザンさんのお話を聞く会を設けたいと思っています(もうぎりぎりで会場が確保しにくいのと、彼女たちもあちこちで講演するため予定がびっしりで、難しいかもしれませんが)。
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2 件のコメント:
「911冤罪被害者 支援の会」を初めて知りました。
応援します。
大阪は 12日 13時からJR玉造から5分 玉津会館で、証言集会あります。
夜は、18時から健康道場サラシャンティ
(阪急六甲)で 各資料代
一般1000円、学生500円です。
どうぞ、お越しください。
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