2010/09/03

日米の911冤罪被害者・サラとスーザン、この件を追うジャーナリスト・岩上安身さんに会う

9月3日、スーザン・リンダウアーさんが来日。歓迎会が赤坂で開かれ、参加してきました(今しがた鴨川の家に戻ったのが午前1時すぎ)。

911事件に関わる冤罪でニューヨークの刑務所で同室になった日米2人の女性。スーザンさんは911直後に成立した「愛国者法」で逮捕された第一号です。サラさんは日本国憲法に守られることなく、米国の要請でいとも簡単に引き渡されました。それもまったくの冤罪で。

愛国者法は、「テロリストの容疑」さえあれば、誰でもいつでも、証拠がなくてもつかまえられ、裁判にかけられることもなく、いつまでも勾留できます。結局、スーザンさんは未決のまま330日、サラさんはも未決+司法取引で判決を受け入れ、652日も勾留されました。

彼女たちの罪はなんでしょう?
戦争を止めようと本気で動いていたことです。

スーザンは人間の盾として、イラクにも行ったことがある女性です。イラクの外交官とも知り合いでした。それに目を付けた米国が、米国の(脅しの)メッセージを直接イラクに伝えるために、CIAのアセット(メッセンジャー)として彼女を使いました。

今日お会いして直接話を聞くと、スーザンはどんな暴力にも反対の絶対平和主義者でした。テロも戦争も許さない、なんとか暴力に頼らない解決をする、という決意で活動をしていたことがわかりました。

それが愛国者法違反になったのです。

サラさんについては、岩上安身さんによる3時間のインタビューを聞いてください。日本で普通に暮らし、まっとうなビジネスをやっていた女性が、簡単にアメリカに連れ去られ、2年近くも勾留+刑務所生活。劣悪な刑務所生活と拷問で、心身の健康はずたずたに。

こんなことが同じ日本人女性の身に起きた、ということが信じられません。
日本の法律、日本の憲法は日本人を守ってくれない。日本はアメリカの属国であることがここでも証明されています。

昨夜の歓迎会ではフリージャーナリストの岩上安身さんもご一緒でした。今後の彼のUSTREAMやTwitter、ブログに注目して下さい。

さて、私のところには、スーザンさんとサラさんの話をぜひ聞きたい、という声がいくつも届いています。それで、東京では予定がなかったお二人のお話を聞く会を急遽持つことが決まりました。

彼女たちの活動を支えるために、多くの方にご参加いただきたく思います。

 <日米の911冤罪被害者 スーザンとサラのお話を聞く会>
日時:2010年9月11日 16:00~18:00
場所:東京都写真美術館 創作室(アトリエ)
参加費:千円(+カンパ歓迎)
参加申し込み:http://enzai.9-11.jp/?page_id=23
のお問い合わせフォームでお申し込みください。
*定員に達し次第、締切ります。

もしあなたがスーザンだったら、サラだったら。
我が身に置き換えて考えると、本当に恐ろしい事件です。

これも911から始まった超法規的な監視社会、ファシズムの到来を意味しています。
暗闇に光をあてれば、闇は消えます。光は必ず闇に勝ちます。一人一人が小さな光を灯していきましょう。

彼女たちの無実を知らしめ、生活再建をサポートしたいですね。

p。s。9月11日は『ZERO』劇場公開の初日。お二人の話を聞いてから、映画鑑賞はいかがでしょう?

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3 件のコメント:

フクヤン さんのコメント...

 「愛国者法」が成立してからのアメリカは、事実上、ジョージ・オーウェルが書いた『1984年』のようなファシズム社会になってしまいました。
 それは、オバマ政権になってからも変わりません。
 それに日本人までもが巻き込まれてしまうとは・・・。
 詳しくは、堤未果さんの『アメリカからが消える』(扶桑社新書)をぜひ読んでみてください。

フクヤン さんのコメント...

 すみません。
 堤未果さんの本のタイトルは、『アメリカから自由が消える』(扶桑社新書)です。
 失礼しました。

匿名 さんのコメント...

911高知検証会議大成功でした。
 高木さんの地球村で触発された山本一級建築士が、真実への青写真をゆっくり資料で説明されました。
 山崎さんの話をさせてもらいました。
 オーと声も上がりました。
 西牟田先生は、この話は開催された場所の名のとおり、自由民権運動なんです。とあいさつされてました。
 
 911検証会議をどんどん全国展開していきたいですね。
 
 なにわのゆみ