2010/09/05

おかあさんが笑った

何度かこのブログに脳梗塞で倒れて、意識がなくなった母のことを書きました(そして、たくさんの方からお見舞いの言葉をいただき、ありがとうございます)。昨日お見舞いにいって、ベッドで目を空いているおかあさんに声をかけたら、にっこり笑ったのです!

まだ話もできないし、もちろんごはんもたべられなければ、自分で排泄もできないし、呼吸もできないし、タンも出せません。それでも、少しずつ快方に向かっていて、母は生きようとしています。

私が当たり前にこうして文章を書いたり、ご飯を食べたり、トイレにいったり、話をしたり、呼吸をしたり、タンを出したり、なんでも苦労なくできていることが、あたりまえじゃないんだ、というのを、今起きていることから学んでいます。

そうして考えると、自分がこうして元気に生きているだけで、なにもかもがありがたいです。

さて、『ZERO』の日本語版について、「翻訳が大丈夫か」との質問が届いていますので、お答えしておきます。この作品の翻訳は、今、私以外に2人のプロの通訳・翻訳者の目を通してもらって、万全を期していますので、翻訳はばっちりです。

映画の字幕は本当に短く、簡潔にしないと読み切れないので、そこが結構大変。そのときに元々の意味がやや損なわれる所が完全にないわけではないです。でも、声優で字幕を読み込んできたフジワラさんに字幕制作をやってもらっているので、最終的な日本語字幕の仕上がりはとても読みやすくて、すばらしいですよ。なので、どうかご心配なく。

もう一つ、サラさんとスーザンさんのイベントにタイトルがつきました。


<獄中、極限で育んだ友情——サラとスーザンが生き抜いた天下の悪法「愛国者法」と「アメリカ共謀罪」>
   日米の911冤罪被害者 スーザンとサラのお話を聞く会

日時:2010年9月11日 16:00~18:00
場所:東京都写真美術館 創作室(アトリエ)
参加費:千円(+カンパ歓迎)
参加申し込み:http://enzai.9-11.jp/?page_id=23
のお問い合わせフォームでお申し込みください。
*定員に達し次第、締切ります。

もしあなたがスーザンだったら、サラだったら。
我が身に置き換えて考えると、本当に恐ろしい事件です。

これも911から始まった超法規的な監視社会、ファシズムの到来を意味しています。
暗闇に光をあてれば、闇は消えます。光は必ず闇に勝ちます。一人一人が小さな光を灯していきましょう。

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2 件のコメント:

Miho.S さんのコメント...

リンクさせていただきました。

Yumi Kikuchi さんのコメント...

ありがとうございます。9月11日はサラさんとスーザンさんを日本の暖かい人たちの輪で囲みたいです。どうぞよろしく。4時から東京都写真美術館の創作室です(私は子どもたちの運動会でぎりぎり参加できないのですが)。