2010/09/26

イラン大統領の国連演説:報道と実際の発言の違い

昨日、イラン大統領が国連総会で演説しました(不快でオバマが退席した)。その中で911事件について触れたのですが、実際の発言と報道には差があります。まずは、イラン大統領が本当は何と言ったのか、読んでください。

Islamic Republic News Agency から発表されたフルテキスト:
http://www.irna.ir/ENNewsShow.aspx?NID=287100&SRCH=1

その911事件に関する部分の日本語訳(童子丸さん):http://www.asyura2.com/10/warb5/msg/733.html

そして日本のマスコミ報道と比べてください。

「同時テロは米国が実行」イラン大統領の国連演説に米代表団退席
朝日新聞
http://www.asahi.com/international/update/0925/TKY201009250247.html
産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100924/erp1009240851003-n1.htm

日経新聞
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C9381959FE0E7E2E0E18DE0E7E2EBE0E2E3E29494EAE2E2E2

これは、911事件の犯人をオサマ・ビンラディンと断定した問題の「犯行声明」ビデオの訳が、「911事件をやったのは自分だ」と言ったことになっている米国訳と、事件について話しているだけのドイツ語訳ではまったく違っているのと似ています。

このあたりは、映画『ZERO:9/11の虚構』の中でも、イタリアのマリア・モンテサーノ教授が主張していました。ドイツ語訳では、決してビンラディンは自分がやったとは言っていないのです。

イランのアーマディネジャッド大統領は、当然のことを言っているように思うのですが、あなたはどう思いましたか?

こんなことを書くと、また「テロリストシンパ」とかいろいろ言われちゃうのかな・・・。

それにしても、イランを含む中東諸国もアジア諸国も化石燃料や原発じゃなく、再生可能な自然エネルギーに向かってほしいです。化石燃料や原子力に頼る間は、枯渇して行く資源の奪い合いで戦争が起きやすいし、決して持続可能な未来をつくれません。

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2 件のコメント:

NY金魚 さんのコメント...

二年まえの九月にリンクさせていただきました「NY金魚」です。ご活躍をいつも声援しています。当方ブログhttp://nyckingyo.exblog.jp/11987052/ に、映画ZOROの予告編とこのブログをリンクさせていただきました。この記事のイラク大統領の演説で、退席した直後のオバマ大統領の行列と遭遇しました。ことしもニューヨークの秋はなにごともなかったようにそよ風が吹いていますが、こころのなかは九月になると、ザワザワと落ちつかない時間がつづきます。そのザワザワを描いてみました。ぜひお訪ねください。 金魚

Yumi Kikuchi さんのコメント...

NY金魚さん、どうもありがとうございます。そうでしたか、オバマ大統領の行列と遭遇しましたか。NYに住んでいると、そんなこともあるのですね。
http://nyckingyo.exblog.jp/11987052/
観てみます。